[映画]『ディスクロージャー・デイ』:設定の面白さを、映画を観る面白さにする

映画「ディスクロージャー・デイ」公式ポスタービジュアル
公式ポスタービジュアル

作品概要

原題:Disclosure Day
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:デヴィッド・コープ
原案:スティーヴン・スピルバーグ
出演:エミリー・ブラント、ジョシュ・オコナー、コリン・ファース、イヴ・ヒューソン、コールマン・ドミンゴ
製作年:2026年
製作国:アメリカ
上映時間:145分(2時間25分)

評価:★★★★☆ 78点

ストーリー

気象キャスターとサイバーセキュリティの専門家が、重大な機密情報を知ってしまう。その開示を阻もうとする組織の存在が、二人の日常を変えていく。

インプレッション

『ディスクロージャー・デイ』観た!想像よりも良かったぶん、満足度が高かったかもしれない。観終わってまず感じたのは、やっぱりスピルバーグ、映画を見せるのが巧いなぁということ。

作劇もそうだけど、特に撮り方。上手いというか、巧い。
もっとセンセーショナルなSFにできる題材なのに、目の前の人間が何に巻き込まれて、どう逃げるのかでちゃんと引っ張ってくる。宇宙や未知の存在を扱う映画を観に来て、カーチェイスでこんなにハラハラするとは思わんやん。大きな話の中でも、こちらが追いかけるものを見失わせない。そのあたりの見せ方がいい。

未知のものは、何が出てくるかだけでも興味を引ける。でも、それを見た人間の反応や、日常が少しずつ違うものになっていく感覚まで含めて見せてくれると、こちらもその世界に入っていける。設定の面白さを、ちゃんと映画を観る面白さにしている感じ。

フレアを多用した、少しオールドな画づくりも良かった。光のにじみまで含めて画面に表情があって、こういう映像を大きなスクリーンで観るのはやっぱり楽しい。懐かしさはあるけど、今この映画を観ていてもちゃんと効く。それって凄いことだと思う。

あと、SNS全盛の時代に、メディアを通して何かが伝わることの重さを忘れていない描写も好きだった。情報が広がることと、人がそれを受け止めること。その間にあるものまで見せようとしているのが印象に残る。

題材の派手さに加えて、一場面ずつの見せ方で満足させてくれる作品だった。映画を撮る技術が、そのまま観客の楽しさにつながっている。こういう巧さは、観ていて気持ちがいい。

コメント

ちょっと、寄り道。

昔の文章から、今日の一篇。

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