世界観は、設定を一つ決めただけでは生まれない

キャラや世界観に奥行きを持たせることを、単に突飛な発想や単一な設定で終わらせてしまうのがもったいない。
本当の世界観というのは、あらゆる立ち位置や角度から見た状態でも破綻なく存在している状態であって、「この世界です」と決めるのではなく、それぞれで感じ得る集合体が世界の外郭になる。

平面でものを考えるとステレオタイプになりがちで、それは生き物ではなくなる。
人間は2面性どころかあらゆる感情で動くわけで。例えば「温和な人物」でも怒ることはあるし、むしろそういう人の"感情のゆらぎ"がドラマや見せ所になり得るし、ディティールの粒度に繋がる。

単に物語上のキャラクターを自己没入や投影で済ませてしまっているとこうなりがち。
その人物の評価は「他人から見た自分」が形作るものである、ということを忘れないようにしたい。

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昔の文章から、今日の一篇。

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