サマーウォーズ

レビュー
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邦題:サマーウォーズ
監督:細田 守
製作総指揮:奥田誠治
製作:高橋望、伊藤卓哉、渡辺隆史、齋藤優一郎
脚本:奥寺佐渡子
出演者:神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、富司純子、永井一郎、他
音楽:松本晃彦
主題歌:山下達郎 『僕らの夏の夢』
データ:2009年/日本/115分 [ワーナー・ブラザーズ]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
[ストーリー]
 世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界、OZ(オズ)。そのメンテナンスのアルバイトをしている高校生の健二は、憧れの夏希先輩から田舎に行くというアルバイトを頼まれる。気楽に応じた健二だったが、実は夏希の本家とは武家の血筋を受け継ぐ旧家、陣内家であり、曾祖母である烈女・栄のために夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトだったのだ。
さいわい栄は健二を認め、芝居は平穏のうちに終わるかに見えたが、その夜健二はケータイに届いた謎の数式を、数学の問題と考えて解いてしまう。しかしそれは、OZ世界を崩壊させ、現実世界をも混乱させる大事件の幕開けだった。
(Wikipedia)
[インプレッション]
映画館で上映中から観たいと思っていて、ようやく観れた映画です。
本作は『時をかける少女』で監督を務めた細田守の初長編オリジナルアニメ作品。スタッフもキャラクターデザインを含め『時をかける少女』と同じ人員が集められました。
まず映像の表現というか描写が非常に僕好み。世界中の人々が集うネット上の仮想世界「OZ (オズ)」を完全CGというカタチで見せている。そのモデリングや見せ方はとても素晴らしいのだが、本題の話は田舎で展開されるというミスマッチ感。そこをもっと見せてくれれば面白かったのに、と少々過大な期待を寄せすぎた弊害が。
要は「ネットにすべてを委ねた生活は楽で便利だけど、家族の大切さとか絆の大切さを忘れちゃいけないよね、最終的に動かすのは僕ら人間同士の繋がりだよね」ってことを言いたいんであろう。というかそれしかないので、あそこまで事を大きくしたり、おばあちゃんの扱いや各キャラクターの演出的な見せ方はどうだったんだろうとストレートに思ってしまう。
やりたい事をふくらませすぎて全部入れたくなっちゃって、できあがったら細切れの展開をつないでいくだけの見せ方になちゃいました的な。実際登場人物みんなが超人的だったり、けっこうご都合的な役割を持っているので何でもありで展開していくのでどこに感情を移入していいのかもわからずに物語が進んでいきます。
いっそのことケンジとナツキの恋愛だけに焦点を絞りまくってて良かったんじゃないだろうか。オマケ的な要素になってしまって、ぶっちゃけそんな感情どうでも良くなってしまっているのがとても勿体無い。
世界観は非常にいいんですが、内容的には片手間でも大まかなこと理解できてしまう映画でした。期待をしすぎないように。

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俳優活動をしています。
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