日別 アーカイブ: 2009年3月19日(木)

おくりびと

ポスター
邦題:おくりびと
監督: 滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
音楽:久石譲
撮影:浜田毅
照明:高屋斎
録音:尾崎聡
美術:小川富美夫
編集:川島章正
出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努、峰岸徹、余貴美子、吉行和子、笹野高史、他
データ:2008年/日本/130分 [配給]
受賞:第32回日本アカデミー賞 (作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞)、第81回アカデミー賞 (外国語映画賞)
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
アカデミー賞の外国語映画賞を見事受賞した作品で、注目度もかなり高かった本作ですが、アカデミー賞以前から前評判の高さには気になってました。
“死”というテーマを決して重くせず、時にはポップに描き、さらにはそこに関係する人たちの描写をうまく見せている映画。
こうしたテーマではつきものの宗教観については、あまり深く掘り下げられてないのがよかったと思う。もっと根本的な死というものを、身近な存在で描くことに意味があるので、そういった描写がとてもキレイに表現されているのが印象的だった。
役者陣も実力派ばかりで、作品の一貫性を保っているキャラクターや芝居にはじっくりと見入っていた。
ただ、夫想いの妻役に広末というキャスティングはもっと想像を超える人がいたと思う。いや、非常にうまいのだが。
良くも悪くも全体的にうまーく伏線が張られていて、脚本的にはお手本のような作りなのだが、感情が十分に伝わってくる作品になっている。しかし、決して号泣するような映画ではなく、最期まで安定したテンポで展開されているので荘厳な音楽もあいまってとても芸術的なタッチに仕上がっている。
賞レース向きというか、とてもキレイな映画です。

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