KiZuNa

レビュー
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オモテ
活劇集団東京幕府 スクラッチ 合同企画公演
『KiZuNa』
[Cast]
幸村宏行、夕貴麻緒、松村春美、遊 達人、大原瑞紀、大次郎、影山尚美、勝又悠里、玉井亜希子、青井大祐、里見 卓、小太郎、入倉ゆみ、SAAYA、美木煮イトウ、丹内英暢、道畑勇介、細川裕城、野村卍郎、日微貴
[Staff]
原作:幸村宏行
脚色・演出:見神一
音響:建部雅代
照明:村上隆次
舞台監督:青木かづき
殺陣:幸村宏行
衣裳:大原里加
宣伝美術:田村デザイン事務所
[Time table] 青字=観にいった回
2008年11月公演
11月30日(日) 18:30
12月01日(月) 18:30
2009年01月公演
01月15日(木) 18:30
01月16日(金) 18:30
01月17日(土) 14:00/18:30
01月18日(日) 13:00/17:30
 [上映時間:約180分 (休憩15分)]
[Ticket]
前売/当日:3,000
(全席自由)
[Place]
武蔵野芸術劇場
(→JR三鷹駅 徒歩3分)
[ストーリー]
時は戦国時代をすぎ徳川三代家光の治世。
未だ戦国の残り火が残る中、二人の男が旅をしていた。
村上佐之介と冬馬蘭吉と名乗る二人はある山中に入ると1人の女性と出会う。
一之瀬伊織と名乗るその女性は伊賀の忍びと反幕思想の時雨の一党ににそのみを狙われていた。
伊織は佐之介を目にした瞬間涙する。かつての恋人であると佐之介に告げるのだった。
しかし・・・その佐之介は過去の記憶がなかった。
絡まった糸が徐々にに解けていく数奇な運命の物語。
その結末とは・・・。

(チラシから引用)
[インプレッション]
非常にしっかりした時代劇。とはいってもまったく堅苦しくは無く、殺陣などのアクションの見所が多い飽きさせないエンターテインメントにも仕上がっていて完成度が高いと思える作品でした。
基本的に素舞台なんですが、小道具や衣装がとてもしっかりしているので非常に説得力があります。役者の所作も気になる人があまりいない (荒が少ない)ので集中力が切れることも無く3時間 (途中休憩15分)見続けることができます。
気になったことといえば、多少会話がのんびり感じて間延びしそうかなぁと思うシーンがいくつかあった程度。まぁでも役者のおかげで全体的にシーンが締まっていたのでそこまでダレなかったかな。
殺陣は竹光なのがどうしても軽めに見えてしまう部分があったけども、基本的にはとても完成度が高くてよかったと思います。アクロバティックな手が控えめで、嘘に見えなかったのも好感。女性もしっかりしていてすごかったです。
全体的にとてもソツなくまとまっている印象で、物語がとても観やすかったです。もっと盛り上がりがあるかとも思ったけど、あえてそういう演じ方にしたんだと思うし、それでも納得できるラストでしたし。
演じるキャラクターもみんな個性が出ていて、人数の多いカンパニーでもきっちり演じ分けができている。そして、どの役にもおいしい部分があるのに、そこまでうるさくないのがいい。
終始、”説得力”は大事だなぁと思った舞台でした。
評価:★★★★☆

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