カムイノミ

レビュー
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オモテ
unit tokyo style vol.10
『カムイノミ』
[Cast]
TEKU (SUN段銃三世)、坂井虎徹 (蓮エンターテイメント)、川守田政人 (東京ギヤマン堂)、太田なおんど、堀口大介、高柳有希、多賀啓史 (ジャンクション)、倭文俊、加茂洋充、橋場由喜、かじこ、柳沢正子、松菜美樹、斎藤圭祐 (KENプロデュース)、青木悠 (KENプロデュース)、桃 (劇団ZAPPA)、白鳥恵三郎、濱田秀 (テアトルアカデミー)、李水嘴、明石錬、小林裕 (KENプロデュース)、瀧田蘭丸 (KENプロデュース)、吉本猛士、yukino、沖田峯子 (unit tokyo style)
世弥喜久代 (代読屋)、永倉秀恵
佐藤勇輝 (テアトルアカデミー)、山内翔平 (テアトルアカデミー)、浦野光生 (テアトルアカデミー)
Yumiko (ATT)、田代惇人 (ATT)、皆葉裕之 (ATT)
[Staff]
脚本・演出:井藤葉菜
作曲・音楽監督:山下透
音響:志水れいこ
照明:建部雅代
和太鼓:和楽会
舞台美術:片桐章雄
幻想効果:ANXRA
殺陣:根本太樹 (ATT)
踊り振付:r-ent
演出助手:加納健詞 (KENプロデュース)
舞台監督:佐藤兼一
衣装:上平穂高
造形小道具:彩sai
小道具:高津映画装飾
ヘアメイク:土田彩加
チラシイラスト:伊吹アスカ
チラシデザイン:西村正明
[Time table] 青字=観にいった回
6月19日(木) 19:00
6月20日(金) 19:00
6月21日(土) 14:00/19:00
6月22日(日) 12:30/17:00
 [上映時間:約160分]
[Ticket]
前売/当日:3,300円
(全席自由)
[Place]
東京芸術劇場 小ホール1
(→池袋駅 徒歩5分)
[劇団 公式サイト]
芝居苑
http://shibaien.sakura.ne.jp/
[ストーリー]
古の書を紐解けば、そこに暴び強し蝦夷あり。
暴び強し蝦夷よ
いま 1200年の呪縛から
新たな足跡をのこすときが来た
言葉と名をはぎとられ
愛しき故郷を奪われた蝦夷
人として生きることすら
許されなかった蝦夷
苦境の時代は終わり
ようやく
祭りのかがり火が灯る
北大の誇りと証を掲げ
親愛なる友を連れ
亜弖流為よ
大地を駆け巡れ

(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
規模の大きい舞台でしっかりとしたストーリーがあり、それを魅せられるだけのキャスト。
ただし、役者の芝居を見ると言うよりも、しっかりと物語を見せるような作りで、2時間半ものストーリー構成は見応え十分な内容でした。
起承転結がとてもしっかりとしているので、変に奇をてらうよりも内容に説得力がある。だからこそキャラクターの個性がしっかりと残るんだと思う。
さらに、どうしても台詞や状況説明の多くなってしまう芝居のなかで、アクションや動きのある部分が演出上のいいアクセントとなっている。
今回の舞台の出演者には知り合いが多くいたのだが、やぱっり楽しそうである。役に対しての作り方や取り組み方のようなバックボーンも想像できるので観終わったもまた別な楽しみ方がある。
他で演じていたそれぞれの芝居を知っている分、尊敬する役者の考え方を何を言われるわけでもなく、芝居でもって体感出来るのは非常にいい機会でもある。
そんな見方は役者独特のものだが、やっぱりパワーのある舞台を観ていると、そこに立っているときのことを無意識に想像している自分がいます。
ただ、お客さんとしてはただ黙っていても楽しめるものであることは絶対条件。”表現”をするということは、そこに受取手がいて初めて成立するものだから。送り手側の考え方だけではどうしても偏った見方になってしまうのは気をつけなくてはいけないなぁ。
いつでもニュートラルに観られるポジションを取っていたい。特にこの「独断と偏見で」と前置きしているレビューにおいては。
評価:★★★★☆

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