傀儡くぐつ ~純愛の章~

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チラシ-表
チラシ-裏
劇団花鳥風月 第15回公演
『傀儡くぐつ ~純愛の章~』
[Cast]
比良文彦、田村貴浩、今井六也、小目淳一郎、西地修哉、市川典子、佐藤 匡、皆木俊彦、山口文康
■ 客演
植松りか、奥嶋広太 (OFFICE FORCE)、植田理恵子、小松豊 (S・Rプロモーション)、渡辺さやか、門田かおり (東京ドラマハウス)、山穂満弓 (東京ドラマハウス)、神田智里 (東京ドラマハウス)、出来元泰史
■ ダンスパフォーマンスグループJUGON
岡本はる香、石橋忠志、下平京子
■ 邦楽アカデミー大元組
清水直人、永田温子、三井ゆき
[Staff]
作/演出/舞台監督:山内大典
照明:橋本 剛 (colore)
音響:恩田哲寛
音楽:森本真理
ビデオ:久保幹夫 (New Field)
写真撮影:小出紋子
宣伝美術:すてふぁに&とりぽーへいち
振付:岡本はる香
剣舞協力:坂井虎徹
ヘアメイク:増田由実、竹田博美
制作:激化美人、岡野貴子、高野友里
[Time table] 青字=観にいった回
10月31日(水) 19:00
10月01日(木) 14:00、19:00
10月02日(金) 14:00、19:00
10月03日(土) 14:00、19:00
10月04日(日) 15:00
 [上映時間:約140分]
[Ticket]
前売:3,000円
当日:3,500円
ペア:5,000円
 (全席自由)
[Place]
東京芸術劇場 小ホール2
(→ 池袋駅 徒歩5分)
[劇団 公式サイト]
劇団花鳥風月
http://www1.odn.ne.jp/kachofugetsu/
[ストーリー]
今を遡る事300年余り。
日本各地を移動する、旅芸人の一座があった。
花の御江戸に入った一座の芸に
人々は魅了されて行く。夢か現か幻か!
劇団花鳥風月が初めて行う本格時代劇!
ダンスパフォーマンスグループJUGONと
邦楽アカデミー大元組を交えての
エンターテインメント! 乞う御期待!

(チラシから引用)
[インプレッション]
時代劇です。が、まったく殺陣のない時代劇です。ダンスと和太鼓とのコラボということでオープニングから迫力のパフォーマンス。その見事な叩きっぷりと迫力には目を奪われます。そしてそのまま一座の芸が始まるという導入なんですが、芸が始まってからがなんとも不安定な気がしてしまいました。ジャグリングが落ちたりとか、演出とは思えない部分でのミスが目立って少し残念。
タイトル通り天才的な傀儡師に焦点をあてていくのかと思いきや、実は大奥での嫉妬が原因で憎悪が渦巻いていく人間関係が見ものでした。特に大奥での女同士の会話は圧巻。完全にメインを食いかけてました。そういう意味では非常に芝居が立ってたんだろうなぁ。
傀儡師が操る傀儡は完全に一人の役者が演じていて、その挙動やダンスを踊る動きは独特の”違和感”がありとても良かったです。照明と音響に影響されている部分も多々ありますが、観ていて十分良かったと思える説得力でした。
ストーリーは分かりやすかった分、少し展開が遅く感じてしまったかも。テンポは良かったんですが、場面転換に毎回幕を降ろしていたのでパターンが似通ってしまったのかな。実際はもっと流れるような展開だっただろう。
最後に、”コラボ”と称していた太鼓とダンスはもっと使われるかと思ってたので、ちょっと肩透かしでした。でもその分きちんとドラマ部分が見れたので、それはそれでいいか、とも個人的に納得してしまいました。
評価:★★★★☆

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