みね打ち

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殺陣の怪我は、やられるよりもやった側の方が痛い。だから絶対に怪我はしちゃだめだ。
チマチマした生傷は絶えなかったんですが、今日は頭をゾリッとやってしまった。頭はよくでるんだよね、血が。
普通なら生暖かい感触で気づくんだろうけど、身体が暖まってて顔の横に流れてくるものを全く感知できませんでした。
先に相手が気づいて軽くパニック。それを見てなんとなく小学1年のころに隣の席の女子にちょっかい出して机の角に頭ぶつけた時のこと思い出した。あー頭はよくでるんだなぁ、とそこで妙に関心していたのは今となってはいい思い出だ。
相手がどうこうじゃなくて、自分の不注意さが恨めしい。あれほど自分から出る血を止めたいと思うこともないし、あんなに狭い空間でジュラミン製の刀振り回してるんだから。もっとしかるべき集中をしておくべきだったと激しく後悔。
自分の怪我よりも、それを心配してくれるみんなに申し訳ない。
ただ、傷が浅かったのは幸いで、当面は殺陣と全く関係ないところでできた指の血マメの方が遥かに厄介だ。
本番が洒落にならないくらい近づいてきて疲れてくる時期だけど、なおさら気を引き締めていかないと。
「モノはいくらでも壊していい、人は直せねぇんだ」前回の共演者が言っていた言葉。
極論だが極めて正論である。
舞台に立つのは僕たちなんだから。

コメント

  1. 藤宮 りん より:

    こんばんは、axeさん。
    頭部にお怪我をされたとの事ですが大丈夫ですか?出血もされたようなのでとても心配です。
    『風2』の本番が近づいているので、お稽古にも熱が入るとは思いますが、くれぐれもお気を付けて下さいね。
    先日、劇団ZAPPA様より『風2』(颶組)のチケットが届きました。
    舞台上を疾風の如くしなやかに、力強く駆け抜けるaxeさんにお会いできる日を心から楽しみにしています!!

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