トランスフォーマー

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邦題:トランスフォーマー
原題:TRANSFORMERS
監督:マイケル・ベイ
脚本:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、マイケル・ベイ、ブライアン・ゴールドナー、マーク・ヴァーラディアン
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:シャイア・ラブーフ、タイリース・ギブソン、ジョシュ・デュアメル、アンソニー・アンダーソン、ミーガン・フォックス、レイチェル・テイラー
データ:2007年/アメリカ/144分 [UIP映画]
記録:これまで『スパイダーマン2』が保持していた、オープニング成績の全米映画史上歴代新記録を樹立 (2007.07)
鑑賞方法:
評価:★★★★☆

ストーリー
2003年、火星にビークル2号探知機を打ち上げるが、火星に到着後NASAとの交信が途絶えてしまう。その後、アメリカ、パリ、東京、さらにはアメリカ大統領の乗るエアフォース・ワンの機内など、世界中の至るところで同時期に奇妙な現象が起きる。人間たちは、それが地球上のあらゆるテクノロジーをスキャンする知能を持つ“金属生命体”のしわざだとは知らず……。
(シネマトゥデイ)

インプレッション
スティーヴン・スピルバーグが子供のおもちゃを見て「コレ、いいんじゃない? でもボク忙しいからマイケルたんに頼もー」とばかりに制作が決定した紛れも無い超大作。主演のシャイア・ラブーフは「『スパイダーマン』の3部作のアクションシーンを全部足したよりもすごい映像」と言い放つくらいVFXバリバリのロボット戦闘アクションを見せてくれます。ちなみに、この主演のシャイア・ラブーフ君はスピルバーグ期待のの『インディ・ジョーンズ』シリーズ4作目でも、考古学者インディ・ジョーンズの息子役を演じるかもしれないという出世街道爆進中の注目株。
ロボットが重要な役割を果たす今作ですが・・・CGで表現されたロボット達は非常に表情豊かに演技をします。戦闘でもその変形のこだわりようはすさまじく、ちゃんと機械ののパーツ1つ1つを分解してきちんと組み合わせてそのカタチ (ロボット)になるように構成されているみたいです。その映像はもう、コマ送りで延々と見ていたいくらいですよ。

戦闘はものすごい。見たことの無いCGロボットの戦闘が見れます。しかし、ロボットにマトリックスをやらせてもインパクトはないんですよねー。実際ものすごい映像ではあるんですが、実写である以上あんまりに常識範囲外の動きは出来ないので (人間も一緒に映ってるしね)、それだったらアニメでいいんじゃないか、と。

さらに最終的に見せたい部分が曖昧になってしまったかなーという感じも。見せたいのは主人公の男の子の清秋ストーリーなのか、それにしては事が大きくなりすぎていて(国家、世界を巻き込んでいる)収集が付かないし、正義のロボットの奮闘を見せたいにしても、悪のロボットが見せ切れていないので個人的にはいまいち危機感を感じられなかった。コレは致命的。肝心な人間ドラマはどこにあったのか、結構おざなりな感は否めずストーリーが進んでいきます。

超大作の映像を楽しみたければ十分に期待に応えてくれる映画でしょうが、マイケル・ベイのストーリーまで期待して観に行ってしまうとちょっと残念な感想になってしまうかもしれません。合間合間にちょこちょこ入るギャグのようなものは超大作らしからぬ感じで逆に好感が持てました。日本製、日本製
・・・。

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