Dog World ~泣き虫少年ユウの大冒険~

レビュー
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YANKEE STADIUM20XX
Dog World ~泣き虫少年ユウの大冒険~

[Cast]
夢麻呂、MIKO、中西修司、石渡直人、田島実奈子、宮園佳加、NAMIKO、五月女亜紀、田島太一朗、住 知三郎、雪里夕希、庭野章子、小堀理恵子、竹内サオリ、宮崎麻由子、時任しおり、鎌田華織、中村嘉夫、山崎タカヤス、吉野記代子、銀 志郎、高山健吾、遊佐沙緒里、宮塚栄子、丹羽 礼、武藤千亜紀、佐藤菜見子、横田真吾 (Super-B)、奥村大輔 (Super-B)

[Staff]
脚本・演出:片岡佳樹
振付:YANKEE STADIUM20XX Turbo type D/吉野記代子
アクション指導:中村嘉夫/山崎タカヤス
舞台監督:河内一治 ((株)つむら工芸)
照明:伊藤一明 (P・A・C)
音響:前野公英 ((有)SONICA)
編集:MATCHA
音楽:村田光陽
音楽製作:鈴木剛司/仲村沙織
衣裳:a|m|a|r|a|n|t|h
舞台美術:A プロジェクト
宣伝美術:Jumbo design office,inc.
スチール:中村年孝
撮影:(有)ビーパーク

[Time table] 青字=観にいった回
06月22日(金) 19:00 (プレビュー公演)
06月23日(土) 13:00/18:00
06月24日(日) 14:00
06月25日(月) 19:00
06月26日(火) 19:00
06月27日(水) 休演
06月28日(木) 19:00
06月29日(金) 19:00
06月30日(土) 13:00/18:00
07月01日(日) 14:00
[上映時間:約180分+アドリブ]

[Ticket]
前売:¥4000
当日:¥4500
(全席指定)
プレビュー公演
前売:¥3500
当日:¥4000
(全席指定)

[Place]
新宿シアターサンモール
(→新宿御苑前駅 徒歩3分)

[劇団 公式サイト]
http://yankee.oc.to/

ストーリー
小学4年生のユウは、泣き虫のいじめられっこ。
しかし、彼には動物と話ができるという特殊な能力があったのです。
夏休みのある日、ユウは保健所から逃げ出した一匹の柴犬と出会いました。
柴犬に連れられ、ユウは深夜の教会へ行きました。
すると、そこでは町中の犬達が集まり、夜な夜な集会を開いていました。
毎夜の様に、教会へと足を運ぶユウは、犬たちを次第に仲良くなりました。
ところがある日、目覚めると、ユウは「犬」になっていたのです。
(公式サイト)

インプレッション
ヤンキースタジアムの記念すべき第20回目の本公演を観てきました。いつもお世話になっているダンサーのMIKOさんは今回主役ということで、なんと小学4年生の少年の役。とても輝いてましたよ、いやマジで。
ギャグあり、ダンスあり、歌あり、アクションあり、アドリブ、アドリブ、アドリブという、超ハイテンションで繰り広げられる3時間以上の上質なショー・パフォーマンスでした。

公演時間は3時間くらいの予定なんですが、場内アナウンスで「あのヒトの暴走により3時間以上になる可能性・・・大です!」と、すでに告知している点が潔い。予告どおりあのヒト (夢麻呂さん)のやりたい放題の3時間半でした。
ここはもう、”何でもあり”という言葉がふさわしいくらいに何でもやります。劇中の主人公の犬の名前をその場で選んだお客さんに決めてもらうというくらい破天荒 (ボクのときは「トマト」)。なんと、そのままの名前でストーリーが進んでしまいます。

随所に出てくるアドリブが秀逸で (どこまで計算か分からないという点で)、客の掴みを含めても「やられた~」と感じてしまうことがしばしば。それほど純粋に楽しめました。しかしそれでいて、ただ単に騒いでいるだけのノリのいいコントパフォーマンスとは違い、締めるところはしっかりと締める演技、ストーリーラインを外さない演出でしっかりと組み立てられたエンターテインメントは非常にクオリティが高く圧倒されてしまいます。そしてポイントポイントにちりばめられるダンスがスパイスになって全く飽きることなく観続けることができます。テンポがいいので、休憩無くてもいいくらい。まぁ、それだと役者のほうが大変なんでしょうが。

緊張感をぐっと緩和させるギャグとそのバランスがよく、言ってみれば”高級レストランの食事を自宅で食べている”ような贅沢な舞台です。公演時間は観にいった回によって違いますが、どんどん長くなっている模様ですw

ちなみに、僕らが観にいった7月29日(金)は夢麻呂さんの誕生日だったようで、ソワレでは公演後に本人に内緒で「シークレット誕生会」なるサプライズ企画が行われました。
とにかくお客さんのノリがよかったので、演っている役者がとても満足そうなのが印象的でした。もちろん、観ている方も全く飽きることなく濃密な時間を過ごせましたが。

評価:★★★★★

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