プロデューサーズ

レビュー
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プロデューサーズ
邦題:プロデューサーズ
原題:THE PRODUCERS
監督:スーザン・ストローマン
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
出演:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート
データ:2005年/アメリカ/134分 [ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント]
鑑賞方法:セルDVD (借りました)
評価:★★★☆☆
ストーリー
 最低のミュージカルをプロデュースせよ!? 1959年のニューヨーク。落ちぶれた大物演劇プロデューサー、マックスの事務所に会計士のレオが訪れた。帳簿を調べたレオが、ショウがこけたほうがお金が儲かるという摩訶不思議な事実に気づいたことで、マックスのやる気が充満。レオを巻き込み、大金をせしめようと、初日=楽日を目指す史上最低のミュージカルのプロデュースが始まった! そしてまたとない史上最低の脚本「春の日のヒトラー」が見つかる。
インプレッション
トニー賞史上最多12部門受賞のブロードウェイミュージカルを映画化した作品。
ミュージカルの映画化といえば『シカゴ』や『オペラ座の怪人』が有名だが、どれも毛色の違うもので、今回も全く表現手法の違う作品となった。どちらかといえば『シカゴ』寄り。まぁ、内容がショービジネスに焦点を当てた作品だからかな。
しかしプロヂューサーという製作サイドからの視点で舞台が作られていく様は新鮮で、突拍子もないキャラクターがいきなり大真面目なことや、思わず納得させられてしまう一言を発するときには妙に説得力があり、またいい。
内容は、ストーリーにあわせてミュージカルナンバーが流れていくという、ミュージカルの映像化としてはもっとも正統派なやり方でした。『シカゴ』のように空想の世界というような境もなく、もう道端でも歌いだします。
一人一人のキャラクターがしっかりと立っていて、見ていてとても華やか。もっとたくさんの人が出てくるのかと思ったが、そうでもなく、わりと簡潔にストーリーが進んでいきます。まぁこれが王道のミュージカルなんでしょうね。
純粋に観ていて楽しめるものですけれど、全く同じものならば実際に舞台で観たほうが、迫力も華やかさも臨場感も断然良いものなのでしょう。
ファンの多い有名な作品だけに挑戦しにくいというのもボトルネックなのか。欲を言えば舞台を映像化することによる差別化が見たかった。スパイス足らずもうちょっと。しかしその代償は、安定して楽しめるエンターテインメント作品といったところか。

レビュー映画
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俳優活動をしています。
主に日記が中心のブログサイト。日々思ったことを、思ったままに書いております。ゲームやデジタルガジェット、映画などのレビューも。
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コメント

  1. カトー より:

    2年前厚生年金に来たとき、舞台を観てあまりにも面白かったので楽日にもう一度観ようと劇場まで行ったよ。結局2回は観られなかったけど。
    キャストは映画と同じ。あ、ユマ・サーマンだけ違う。演出も監督と同じ。ダンスも同じ振り。
    なのでどうしても舞台を観ていると、迫力がない気がする。
    映画は歌舞伎町でひとりで観たんだけど、拍手したい気持ちはあるけどできない感じかな。
    カミさんがその後、ジャニーズが演った「プロデューサーズ」を観て面白かったと言っていた。
    まあメルブルックスの本がいいんでしょう。
    もともと映画を舞台にしてまた映画になっているのだから。
    私事ですが、人生を変えたギャグのひとつがメル・ブルックスの映画にあります。

  2. axe より:

    >>1 カトー さん
    コメントありがとうございます!
    画面から伝わってくるものが、きれい過ぎるというか、おさまりがいいというか・・・、最近直にミュージカル(『スウィングボーイズ』)を観てたので余計にそう感じたのかもしれません。
    ちなみにDVDはアッコちゃんから借りたものです (『カーズ』も一緒にw)。
    >私事ですが、人生を変えたギャグのひとつがメル・ブルックスの映画にあります。
    非常に気になります・・・。

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