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神の風にふれた子供達 アーカイブ

2006年7月16日 (日)

山中初太郎

実質4週間の稽古期間だったんですが、その間にも台本が大きく変わったりして役作りには苦労しました。実は以前の台本だと山中は事故で足が使えなくなり特攻に行けない兵隊だったんです。その後、足の悪い設定はなくなり病弱な兵隊へと変更されました(やはり特攻へは行かせてもらえない)。"足が悪い"という設定はもっと掘り下げたかったんですが、話全体で内容が分散してしまうという配慮でなくなりました。個人的には正直がっかりしましたが、仕方ない。ただ"足が悪い"という設定が魅力的だったというのが強いんですが。
役作りの上では他のキャストとの兼ね合いで決まっていきました。こういう戦争物の場合キャラクターがしっかりしてないとしょうがない。服装が皆同じですから。よっぽどのシーンがない限りは印象付けられないんですね。そこで勝手にできたきたのが山中初太郎の気弱な性格です。寺西に散々いじめられる山中は分ければ弱いほど寺西が立つと思うんですね。実際寺西役の多田さんにはその部分を強調してほしいと言ってました。
髪型に関しては本当はもっと短くしたかったです。坊主は事務所からNGが出ていたんので、せめてスポーツ刈りくらいにしたかったんですが、これまたNGに。結局少し短めにしてオールバックで出ました。オールバックは実は久しぶりだったり。

いわゆるメインどころの役ではないのでもっと遊べたかとも思うんですが、そこまで及ばなかったかなと。もっと幅つけて演りたかったというのが今回の反省点です。
ちなみにその後の山中初太郎さんは梢さんといい仲になるとかならないとか、演出家やほたる食堂の人が申しておりました。

【まとめ】
神の風にふれた子供達 〜tears of Kibinago〜 - 2006年06月14日(水)
仕込み - 2006年07月06日(木)
初日 - 2006年07月07日(金)
中日 - 2006年07月08日(土)
楽日 - 2006年07月10日(日)

【おまけ】

画像
山中 (右)と木村 (左)の楽屋での2ショット。後ろに寺西軍曹殿が見えます。クリックすると拡大します。

2006年7月 9日 (日)

[神の風にふれた] 楽日

千秋楽、いつもと変わらぬようにやろうとしつつもやはり特別な日。最後の最後まで役と向き合う。

マチネ (13:00〜) [名]
ここまでで絶対に慣れてるはずなのに、どきどきしながらやってました。自分を含め周りの動きがちょいと違う"楽日"独特の雰囲気。開演前の出ハケ口でのやりとりはなんともいえない緊張感が漂ってました。別のことを考える隙が生まれてるのも事実、しかし終わってみれば何事もなくてよかったです。ちゃんと感情はつながったし、舞台に出てみれば気持ちが入っていったのできちんと演じる事は出来ました。でも、何だか流されてる気がしないでもない。

ソワレ (17:00〜) [名]
大楽。何もかもが最後です。これから言う言葉(台詞)すべてが最後になると思うと感慨深くなりますが、そんな事考えてると芝居が変わってしまうのでどうにかこうにか相手を見ながら役を演じて舞台に立つ。安定した芝居って一番難しいな。
そんな最後の公演で今まで無かった事故が発生。みんなが出ているシーンであるはずの小道具が無かったので、そのままなしでやり通しました。そのほかにも大事な部分で台詞を噛んでしまったりと本人が悔やむようなミスが連発。役者としては大楽なのでもう挽回できないから余計に悔やまれる。幸い僕はそういうことは無かったけども、簡単に起こりえるものだから怖い。だけど、小道具などは絶対にやってはいけないミス。たまたま僕じゃなかっただけで、いつでも隣りあわせだ。ただ一回のミスで舞台全体が壊れてしまう事もありえるから本当に怖い。いつもそんな気持ちを抱えながら本番を迎えるのです。演出家曰く、珍しく空回りした大楽でした。

不完全燃焼
楽日がこんなカタチで終わってしまった事もあるが、みんなも不完全燃焼のままこの公演は幕を下ろしたといえる。それでもお客さんの反応はとてもよく、アンケートや感想では絶賛の声を数多くもらえた。
すべてが終わった今、個人的に思う事は、"うらやましい"という気持ち。自分は舞台に出てるのに、こんな気持ちを抱くのは極めて珍しい。稽古期間が4週間という事やみんな問う違う時間軸で芝居を作っていたり完全に山中初太郎問ういう人物とは一致できなかったような気がしてしょうがない。悔しい。もっと立ちたかった。もっとやれた。韓国料理屋の打ち上げ会場でひとり、こっそりとそう考えてる。

2006年7月 8日 (土)

[神の風にふれた] 中日

2日目ということはもう中日です。折り返し地点は過ぎましたが、やることは一つなので特に意識せずに演じました。

マチネ (14:00〜) [名]
初日の慌ただしさが抜け、ほかのところに意識を持っていけるぶん、いつもと同じことを同じようにやる難しさを感じた。全体的に芝居が変わってました。本当に微妙な部分何だけどね。寺西含め泣きすぎとのご指摘が・・・。お客さんがついてこれるギリギリだったかなと言われて、確かにあれ以上やるとおいてけぼりだな。公演時間がまた少し延びました。ちょっと巻いてると思ったんだけどなぁ。

ソワレ (19:00〜) [名]
俗に一番気が抜けやすい回です。今までやってきたことによる余裕と確認とで何かをやらかしてしまうわけです。実は公演前に、そんな予備群に加わりそうなほど落ち着いてしまっている自分にびっくりしてたり。昨日も書いたように役が受動的だからかな、感情は"動かされる"方が多い。なにはともあれ大きな事故もなく良かったとほっと安心して楽日を迎えられます。
この芝居は公演時間110分だったんだ、ということで落ち着いたらしいです。

アンケート読み流し
みなさんのアンケートを読ませてもらいました。劇団によってはアンケートは楽日終わって打ち上げまでキャストには一切見せてくれません。意識して芝居が変わってしまうことがあるから。演出家の意図と違うものになりかねないからです。だから初日や今日の昼の回のアンケートをバーっと読みながら、自分の中の軸はずれないように流読みします。だったら読まなきゃいいんですけどね。

アンケート欄の気になる役者で僕のことがいくつか書かれてました。中には面識の全くない方から「出会えて良かった」とまで書かれていて、嬉しいっていうか舞台の感想じゃないんですかそれはみたいな。でもダントツで多いのが「声がいい」という意見。声がいいはもとより持っている特徴のようなものなので、さらに"山中"を魅せたいなぁと思います。

2006年7月 7日 (金)

[神の風にふれた] 初日

7月7日の七夕。しかし今日は平日の金曜日なので朝のラッシュに巻き込まれないようにちょっと時間をずらして劇場に。初日です。

ゲネ (14:30〜)
昨日の続きから場当たりをして、少し休憩を挟んでからゲネプロ。本番同様といいながら客席はできてなかったり舞台の目の前に大きな脚立が立ってたりとなんだかんだでいつもと違う通しだったり。芝居は至って順調で問題なく終わりました。

ソワレ (19:00〜) [88名]
初日の勢いでできた感じ。それはいつもと違うってこと何だけど悪い意味じゃなくテンションがあがってたりちょっとした動きが変わったり、それはもう芝居は生き物なので当たり前。いつも簡単に出てきた小道具がポケットに引っかかって出てこなかったり、少し変な感じになってたところはありましたが何はともあれ無事に終了してよかったです。打ち上げです。

変な余裕が隙を生む
今回余裕がない。でも本番始まると変な余裕があります。身を任せていける役だからかな。受動的なんだよねキャラクター付けが。でもそんな変な余裕が自分でも制御でいない"隙"を生んだりあっさり出とちったりしてしまったり・・・しそうな気がして、ハケたあとの楽屋でゾッとしたりしてました。

2006年7月 6日 (木)

[神の風にふれた] 仕込み

去年もお世話になりました"笹塚ファクトリー"。中は広くて完全に小劇場とはちがう空間です。天井も高い。「こうなってたっけ」とか「あ、席がひな壇になったんだ」、「楽屋がきれいになってる」とか言いながら去年の感覚を思い出していきます。今回もよろしくお願いします。
SSDは毎回ものすごいリアルな舞台を作ります。自分達の立つ場所をどこかもわからずに言われたままに組んでいくと豪華なセットができていて、いつも圧倒されてしまう。すごいのできました。
特に押すこともなく、いつもよりも余裕を持って場当たりへ行けました。明日は残りの場当たりとゲネ→本番です。明日本番かー!!

気づくと朝になっていて

今日は仕込みです。意識がおいてかれないように必死になってる自分がいて、それを客観的に見てる僕がいて、遅刻しないように電車に乗って笹塚に着くまでの時間を稼ぐ。シャワーを浴びた体は満員電車でまた少し汗ばんできた。
早朝のW杯の結果とミサイルの弾数を携帯で確認しつつ、家に置いてきてる物はないか行きの電車の中で確認する。
始まらないと意識が追いついてこない。置き忘れてきたわけじゃ、ないんだ。

2006年6月26日 (月)

押しボタン式

僕は君のことをどれだけ知ってるんだろう。まだ外壁を固めたばかりで活字を追ってイントネーションを確かめる日々。真っ平らな人間関係が目線を交わすたびに脳裏をかすめる、「立ち位置ここで大丈夫か?」。恐ろしく広くて、まるで先が見えてないので、どこで線を引けばいいのか確信できない。ぽっかり空いた隙間に君が入ってこない。
赤外線通信。
ワイヤレスマウス。
単3アルカリ電池。
飲みかけのボルヴィック。
AI。
保存した未送信メール。
「こんな体じゃなきゃ・・・」お前は本当に悔しいのか。
始まる前のワクワク感が先行してる。横断歩道で信号が変わるのを待ってる気分。会いたい。

ゆっくりとボタンを押すまっすぐ伸びた僕の指。カチ。発信します。
「しばらくおまちください」

2006年6月25日 (日)

now on

稽古に参加して2週間、初めてちゃんとした通しをしてみて、自分の役の台詞が完璧に入ったみたい。
本番まで2週間を切ってるこの時期で覚えたてはちょっとヤバイけど、稽古開始から10日で覚えたのは自分的には早い方だとも思う。

とは言え今回本番4週間前から台本が大変更を繰り返してるので2ヶ月前から稽古をしているキャストの方が大変そうである。実際自分の役も設定とか変わりまくって、台詞が増えたり減ったり・・・まぁどちらかといえば増えた。今やってる本も第何項だかわからない。SSDはもともとこういう作り方は珍しくないが、今回はさすがに難産のようだ。脚本家が作ってきた本を演出家が「ごめんな」と言いながら稽古中バッサバサとカットしていく。もちろん書いてくる脚本家も、その大変さを知りつつ手を加えていく演出家も、すべては完成度を高めるため。僕達役者は、そうやってできたものを最終的にお客さんに届け、表現し、発信するための役割を担ってるわけだから。

これからだ。

2006年6月16日 (金)

最近コンビニで箸をもらえない

昨日の夜からの雨がどんどん激しくなっていって、外が明るくなってきて、おなかが空いてきたので夜食のような朝食のような時間帯に食べ物を口に入れる。気づくとみのもんたがブラウン管の向こうで元気にしゃべってる。

『神の風にふれた子供達』のチラシ、出社1時間前に完成しました。6月14日に書いた舞台詳細のページに載せておいたので興味のある方はご覧ください。
これでひと段落、役者に専念できる。でもその前に仕事の時間だ。

2006年6月14日 (水)

神の風にふれた子供達 〜tears of Kibinago〜

『神の風にふれた子供達』-表
『神の風にふれた子供達』-裏(カラーverr.)
劇遊舍 SO-TO 最高 DELUXE (S,S,D) vol.12
『神の風にふれた子供達 〜tears of Kibinago〜』

[Time table]
7月07日(金) 19:00
7月08日(土) 14:00/19:00
7月09日(日) 13:00/17:00
 (※ 開場は開演の30分前)

[Cast]
荻野季美子、小島千春、斧口智彦 (ニチエンプロダクション)、瀧田剛、多田耕士 (ニチエンプロダクション)、丹内英暢 (ニチエンプロダクション)、仲澤剛志、中村夏生、萩台直美、松本けんじ、宮坂薫、山田華子、鈴木道弘

[Staff]
脚本:藤原正和 (ニチエンプロダクション)
脚色・演出:鈴木道弘
照明:兼子慎平 (La Sens)
音響:井出"PON"三知夫 (La Sens)
舞台監督:吉田慎一 (Y's factory)
楽曲提供:イエダタカユキ
宣伝美術:先斗ポン太
企画・制作:劇遊舍 SO-TO 最高 DELUXE

[Ticket]
前売:¥3,000
当日:¥3,300
 (※ 全席自由)

[Place]
笹塚ファクトリー

笹塚ファクトリー-地図

東京都渋谷区笹塚1丁目56-7 京王笹塚ビル地下2階
TEL:03-5371-4655
→ 京王線笹塚駅より徒歩0分。

[Story]
 現在では"特攻の地"で知られる鹿児島県知覧。第二次大戦中その地にあった食堂を舞台に、人々の生活を綴った、人間愛をテーマにした作品です。

[劇団公式ホームページ]
SSD HomePage
http://www3.to/ssd/
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2006年5月21日 (日)

次々回出演舞台、正式に決定!!

僕の6月の『(ココロのカタチ)』後の出演作が正式に決定しました。
SO-TO 最高 DELUXE(S,S,D)の7月公演で、正式タイトルももう決まったようです。
実際、事務所の許可が降りるかが微妙だったようで、演るか演らないかは未定だったのだが、今日団長(事務所の先生でもある)が事務所に正式に認めてもらい公表できるようになりました。

「劇遊舎 SO-TO 最高 DELUXE」(S,S,D)
第12回公演 [7月07日(金)〜09日(日)]
『神の風にふれた子供達』

前回同様、戦争のお話になります。『(ココロのカタチ)』本番終了後からきっかり1ヶ月というすばらしいスケジュールに感謝・・・。
詳細は追って説明します。今回チラシはちょっとだけ関わります。

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