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風-ふう-2 アーカイブ

2007年11月23日 (金)

三木三郎

『風-ふう-2』から早くも1ヶ月が経ちまして、まとめ記事も書かないうちに次の舞台が決まって忘れそうになりました。この半年は4月の『風-ふう-』のときからずっと劇団ZAPPA漬けのような感じだったので、すこし感慨深いものがあります。

三木三郎

悪役でした。ワルモノ。伊藤甲子太郎の実弟で新撰組を内側から食い破ってやろうとする役どころで、以前からやりがっていた"めちゃくちゃ嫌な奴"をできるとあって、とても楽しかったのです。

性格はとっても生意気なやつで高飛車。そして剣の腕はだれにも負けない自信を持っている。何より無邪気なワルモノ。台本上で書かれた三木三郎は好戦的でやや冷酷なイメージでした。稽古中にも何度も修正して、この性格になったんですが、自分的には藤堂との絡み、関係性が肝だと思って作った結果自然とこういう風になってました。

"役作り"ってやつは、もともと自分の中に持ち合わせてる性格を継ぎはぎして新たな人物を形成していく方法もありますが、今回の場合、自由に泳がせてみようと。
台本が遅かったせいもあり、迷う期間はたっぷり合ったので、本当にしっくり来るまで今回は特に時間をかけて作っていったと思いました。

須磨との"姉ちゃんと弟"という関係は当初からあまりぶれずにできて、今思うとやりやすかったんだろうなとても。うん。
もともと須磨役の人と仲が良かったというのもあるんでしょうが、それ以前に芝居に対する姿勢がおのずと伝わってくる方だったので本当に悩みという悩みは無かったかも。もちろん須磨本人の中での役作りは二転三転したけど、そちらに影響されずにできたのは土台がしっかりできていたからに他ならないでしょう。

それに、自分自身本当に役作りができたポイントというのが"殺陣"がつけられてからでした。


2刀流
今回の役柄はなんと"天才剣士"!! 去年劇団ZAPPAで客演をさせてもらって初めて経験した殺陣なのに、今回ほぼ殺陣がメインという大変な役に。しかも2刀流ということで、不安がないわけはないのです。

だけど、正直なことを言うと嬉しかったです。殺陣によって確立されたキャラだったので自分の殺陣のシーンが付くと、自然と言動や動きが安定していくのが分かったし、それがものすごく気持ちいい。これだけ一体感を感じるのも珍しいくらいに自分の中で「三木三郎」のキャラクターが一人歩きを始めたのをよく覚えてます。

考えてみると、この三木三郎という奴は動きによってできている所がある。普段の挙動がすべて三木の性格につながっていれば、この芝居の中で確立した存在になれるんではないかと思っていて、実際本番中でもどんどん三木の刀のさばき方や動きは変化していきました (もちろん芝居が変わらない程度にね)。

こういう性格なのだから、剣をくるくる回してみるのはどうかとか、刀を担ぎながら挑発してみたり、一人ニヤニヤしながら状況を見守ったりと本当に自由に動けるキャラクターだったので、初めはその自由度に戸惑っていたに過ぎないということがわかってきました。新八と最初に戦うときの挑発のジャンプなんて、勝手に飛んでたしね。


「2本持てば強くなるわけじゃねぇんだよ」
藤堂平助との関係は自分のなかでとても考え、悩んだポイントだった。なんせ裏切るカタチになるわけだし、藤堂が自害するきっかけにもなるわけだ。ただ、幼馴染の平助は利用するだけの存在だけにはしたくなかったので、本当に親しい平助のままでした。

そうすると、平助の刀を持つ2刀流になった新八との最後の戦いも「あんたも平助と同じだな! 2本持っても強くなるわけじゃねぇんだよ!」の台詞が生きるし、そのことで新八と戦うことができました。それまで「沖田沖田」言ってたのでね・・・。
とにかく三木三郎のここんところの気持ちはいろいろ作れるのです。

お客さんからの殺陣の評価が良くて少し恥ずかしく、公演期間中は調子に乗らないように必死の毎日でした。殺陣は怪我をする場合もあるので、特に。それでも観てくれた方に少しでも三木三郎という存在を残せたのならば幸いです。

最後に、とても楽しかったです。ありがとう三木!!!


【まとめ】
風-ふう-2 - 2007年09月12日(水)

小屋入り - 2007年10月10日(水)
仕込み2日目 - 2007年10月11日(木)

初日 - 2007年10月12日(金)
2日目 (颪組初日) - 2007年10月13日(土)
3日目 - 2007年10月14日(日)
4日目 - 2007年10月15日(月)
5日目 - 2007年10月16日(火)
6日目 - 2007年10月17日(水)
7日目 - 2007年10月18日(木)
8日目 - 2007年10月19日(金)
9日目 - 2007年10月20日(土)
千秋楽 - 2007年10月21日(日)

千秋楽カーテンコールのキャスト紹介 (おまけ) - 2007年10月28日(日)


【おまけ】

チラシ写真
チラシ写真 (カラー)
今回のチラシ用の初心です。このときはまだ役がわからなかったので、チラシに載ってみて、やたら爽やかだと言われました。確かに役のイメージとは少し違う。


2本写すのが難しい何気に鉢がねが違います
大体戦ってるやつなんでこういう生意気そうなほうがイメージ的には合ってたかも知れませんね。こんなかっこいいアングルで撮っていただいたんですが・・・

休憩中・・・なんか見つけた?
基本的に無邪気な奴なので、こんな表情も舞台上では良くやってました。感想で「かわいい」と言われたなぁそういえば。
なんでこんな顔撮られてんだかよく覚えてません。完全に無防備です。


舞台出来立てホヤホヤ障子が・・・
東京芸術劇場小ホール1 舞台
今回の舞台ッセットです。いつもどおり障子をパネル代わりに使うシンプルなもの。しかし役者が縦横無尽に動き回り照明等で場面を作っていくとしっかりお客さんに見せることができます。
今回はいつもよりも階段が大きく、芝居中にもかなりダイナミックに使用しました。

右の写真の赤丸の部分は障子が破けてしまっている箇所。スタッフのすーびょんさんを筆頭に直しにかかります。ボク、今回の舞台で「障子貼り」のスキルが上がるとは思ってもみなかったです・・・。


他にも何人か・・・
客席
今回の客席です。1年ぶりの芸術劇場はどこか懐かしくて、感慨深いものがありました。正面に移ってるのは沖田総司役のあやいちさん。ちょいと芝居の稽古中だったので手をぶらぶらさせてる所が沖田の無邪気さを醸し出してるなぁなんて思いながら見るといい感じのブレです。


関係者席
一番前列には"関係者席"なるものが4席設けられ、開演時はお客さんが座ることのできない席がありました。実はコレ、今回のオープニングの演出上この席に座って「友禅を持つ係」のキャスト用の席だったのです!!
観に来てくれた方はわかるでしょうが、そのまま立ち上がり殺陣に参加してしまうという斬新な(?) 演出。ボクがその係りの一人だったんですけどね・・・。暗転明け、お客さんの視線が突き刺さりましたとさ。


私服ですが
オープニング (場当たり中)
今回のオープニングの場当たり中の様子をカメラに収めたので。舞台セットが組み終わり、迫ってきた退館時間ギリギリまで場当たりをするためみんな私服なのです。友禅の洗い娘の微笑ましい会話が・・・

早ッ!!
突如現れた浪士達によって友禅は踏み荒らされ、洗い娘は逃げ惑います。そのときの様子なんでガ、みんな初めての劇場での場当たりということでテンション上がりまくり、ものっそい早いです。残像が残ってます。


ふんどしも直筆なぜか明暗が
小道具など
今回使った小道具の灯篭 (とうろう)と字が書けるようになった総司が落書きした襖です。劇団ZAPPA公式サイトでもふれてますが、この襖は総司役の赤座さんとあやいちさんの直筆。うまい・・・といっていいのか分かりませんが (下手に書くのがうまい??) 雰囲気が良く出ていてキャストの間でもとても好評でした。

ちなみに赤座さんとあやいちさんは小道具の担当もしており、他の小道具管理もしてました。
その中に一つである"灯篭"は、中にろうそく型のライトが仕込んでありちょんと押し込むとこのように光るんですが・・・、今回いろいろ大変でした。電池の接触が悪くて明かりが付きにくかったり、なかなか悩まされた灯篭。


楽屋 (男)わりと整理されてます
オトコ楽屋
今回の男子楽屋です。芸術劇場の楽屋は広いので男子はこの広い部屋にまとめて入れられます。
うわーなんだかカオスですが、実はけっこう快適。自分の鏡前はきれいにしてたんですが、いつもお菓子を置いてくれる人のおかげで、ボクの鏡前はお菓子置き場と化してましたが。それはそれで嬉しかったんですけど。他の人の鏡前はかなりすごいです。その様子をレポートしてきましたのでどうぞ。

※ 楽屋です
えー。・・・おもちゃ (主に食玩)だらけです。誰のとは言いませんがドラゴンボールや、ガンダム、漫画のキャラクターの食玩を毎朝近くのコンビニで買っては並べていくので日に日に増えていきます。

中にはもっとすごいつわものもいて、颪組の河合喜三郎役のJolly (ジョリー)こと岡田さんはバリスタを持参して「ジョリーズ Cafe」をオープンしちゃいました。
ちゃんと豆を買ってきておいしいコーヒーを飲ませてくれます。毎日、遠方の女子楽屋のほうからもお客さんが着てました。

「ジョリーズ Cafe」総支配人
最後に「ジョリーズ Cafe」オーナー、Jollyの写真で終わります。
なんでこんな顔撮られてんだ。実際WEB上のキャスト紹介で使われてた画像。

2007年10月28日 (日)

[風-ふう-2] 千秋楽カーテンコールのキャスト紹介 (おまけ)

毎回、劇団ZAPPAでは千秋楽の公演のみ、カーテンコール後にキャスト紹介をしますが、今回は趣向を凝らして毎度おなじみの"瓦版"こと矢ヶ崎さんがそれぞれの役を語っていただきました。
驚くべきことに役柄紹介の口上は、すべて矢ヶ崎さんオリジナル (瓦版でやるということは聞いてましたが)。マチネでは我々キャストも初めて聞きいた紹介文だったので驚きながらも、非常に楽しませてもらいました。

とにかく紹介が秀逸で、女性はすべて花に例えていたり三木三郎の2刀流を1等賞と音でかけていたりと、ほとんどのお客様のみならず役者まで巻き込んでのキャスト紹介は圧巻でした。アンケートや感想でも大変ご好評で、これは千秋楽だけではもったいないということで、打ち上げにて矢ヶ崎さん直々に口上のオリジナル原稿をいただきまして、ここで公開させてもらうことになりました。

とてもよく組み立てられた口上のリズムを崩したくは無いので、できるだけ原文まま、掲載させてもらいます。おまけに、チラシのキャスト写真付き。

さあどうぞ!!

颶・颪
【瓦版】
<矢ヶ崎昌也>


【裏役のキャスト紹介】

さあて まずはこちらをご覧あれ!
色に例えりゃ いぶし銀!
脇を固める 実力派!

 <裏キャストの名前>


颶・颪
【おいと】

川辺でさざめく 野菊にすみれ
恋を語れど 恋まだ知らず
まだまだこれから 三分咲き
洗い娘 "おいと"

演ずるは
 <岡本あやか (颶・颪)>


颶組颪組
【お絹】

歌って笑って 友禅洗い
夢を語って 斬られて散った
花の命は 儚く散った
洗い娘 "お絹"

演ずるは
 <らむ (颶)/中西和子 (颪)>


颶組颪組
【お袖】

三条河原の 歌姫長女
色恋知らずに 刃を持って
想うも憎むも 一途に不器用
洗い娘 "お袖"

演ずるは
 <荒井麻理 (颶)/沖田峯子 (颪)>


颶組颪組
【おゆう】

温室育ちと 言う無かれ
試練に会っても 汚れを知らぬ
くるわに芽吹く 雪割り桜
染匠の娘 "おゆう"

演ずるは
 <三島冨美子 (颶)/松菜美樹 (颪)>


颶組颪組
【毛内監物】

嘘と好色 身に纏い
剣も性根も 一癖有りよ
伊藤一派の 遊撃手
"毛内監物"

演ずるは
 <神山克己 (颶)/小菅達也 (颪)>


颶組颪組
【服部武雄】

浮世の日々など ぬるくてならぬ
真の武人の 輝く場所は
戦の中と 心得よ
寡黙な達人 "服部武雄"

演ずるは
 <山本常文 (颶)/倭文 俊 (颪)>


颶組颪組
【三木三郎】

かわしてののしり 斬り捨て歪む
斬り足りないから 二刀持つ
一等賞で 当たり前
笑う人斬り "三木三郎"

演ずるは
 <斧口智彦 (颶)/都筑大輔 (颪)>


颶組颪組
【伊藤須磨】

戦場 (いくさば)に
咲いた黒百合 火薬の香り
下手に触れれば 火を噴く爆 (は)ぜる
硝煙美人 "伊藤須磨"

演ずるは
 <桃 (颶)/根本のりか (颪)>


颶組颪組
【河合耆三郎】

おっとり刀と 算盤 (そろばん)抱え
東奔西走 悪戦苦闘
坊っちゃん間者の 綱渡り
新撰組勘定方 "河合耆三郎"

演ずるは
 <木皿雄千 (颶)/岡田昌也 (颪)>


颶組颪組
【吉村貫一郎】
死地に飛び込み 捨てゴロ勝負
当たると痛えぞ この男
鋼の闘牛 新撰組死番
"吉村貫一郎"

演ずるは
 <倭文 俊 (颶)/山本常文 (颪)>


颶組颪組
【永倉新八】

躍る袴に あざける刃
敵が見ゆるは 下手の舞か
跳躍侍 血煙舞踏
新撰組二番隊組長 "永倉新八"

演ずるは
 <草野元紀 (颶)/殺陣ひろし (颪)>


颶組颪組
【原田左之助】

肩に背負った 長物は
「貫く」生き様 語らず魅せる
新撰組三番隊組長 "原田左之助"

演ずるは
 <北崎秀和 (颶)/堂前俊匡 (颪)>


颶組颪組
【藤堂平助】

真綿の心で 二刀を振るう
荒くれ共の お守り役
新撰組四番隊組長 "藤堂平助"

演ずるは
 <片柳克敏 (颶)/堀口大介 (颪)>


颶組颪組
【山南敬助】

文武両道 温厚美形
女も男も 敵すらも
惚れずにゃおられぬ いい男
新撰組参謀 "山南敬助"

演ずるは
 <藤井としもり (颶)/寺岡 哲 (颪)>


颶組颪組
【土方歳三】

打って叩いて 殴って砕く
さあ来いてめえら 木っ端ども
今日もコイツは 負ける気しねえ
新撰組鬼の副長 "土方歳三"

演ずるは
 <南 利寛 (颶)/坂井虎徹 (颪)>


颶組颪組
【近藤勇】

態度 太刀筋 力こぶ
声に度量に 肝っ玉
狼共の大将は
何に限らず 様々でかい
新撰組局長 "近藤勇"

演ずるは
 <TEKU (颶)/川守田 政人 (颪)>


颶組颪組
【沖田総司】

幕末に 回る血車 風車
生きる為にと 教えられ
魔剣を振るうは 切り裂き王子
新撰組一番隊組長 "沖田総司"

演ずるは
 <あやいち (颶)/赤座直樹 (颪)>


颶・颪
【伊藤甲子太郎】

剣を取っては 疾風迅雷
策を巡らし 神算鬼謀
斬るも謀るも 思いのままに
黒の頭目 "伊藤甲子太郎"

演ずるは 劇団ZAPPAの大座長
 <澤田正俊 (颶・颪)>


【スタッフの方々】

この方たちの お力なしに
ZAPPAの舞台は 有り得ない!
上を見上げりゃ いつもある
頭の上の 力持ち!

照明 <古島広明>
音響 <志水れいこ>
サンプリング <酒井陽子>


裏話
この口上を初めてやった颶組の千秋楽 (21日昼)の回では矢ヶ崎さんは自ら (瓦版)の紹介をしていなかったんですが、アンケートにも「是非瓦版の紹介を!」との要望もあり、2回目、夜の公演では簡単な挨拶と一緒に交えてました。
そのため、"瓦版"の紹介文がないのが非常に残念なのですが、ここで今回『風-ふう-2』本チラシの紹介文を掲載させていただきます。

どこからともなくやって来る劇団ZAPPAお馴染みの瓦版や。
今回はどんなふうに登場することやら・・・。

ちなみに、キャスト紹介では客席後ろの花道からの登場でした。

2007年10月24日 (水)

書き始めは「遅くなりまして・・・」

無事、劇団ZAPPA『風-ふう-2』の公演が終わり早くも4日。だんだんと日常の生活に戻ってきました。
そこで、最近のことを少し。

mixiにて、今回の舞台を観た方からのメッセージが結構届くようになりました。そりゃもう結構な数でして、足跡もベタベタとすごいわけでして、ありがたいことです。もうどんどん踏み荒らしていってください。
実名でやってるからかな、このホームページでもリンク乗っけてますしね。ボクが颶組の三木三郎役だと勝手に見つけてきてくれて、このサイトの更新を楽しんでくれている方もいるようで、こんな独断と偏見の垂れ流しのような文章を読んでくれているのかと恐縮してしまう次第でアリマス。ごめんなさい。とりあえず先に謝っておきます。
あ、あと誤字脱字は勘弁してください。

完全な他人からの、こういった個人的な評価をいただけるのは非常に嬉しくて、メッセージ等を見ては勝手にテンションを上げている単純な毎日です。
そして、返信遅れていて大変申し訳ありません。この嬉しさ伝えたい、と随時送ってますので忘れた頃には届くかと。


さて、ボクの次回の活動予定ですが、多方面から続々と面白い話をいただいております。いやぁ、本当に"面白い"。どれもとても魅力的で何も問題なければどれも2つ返事でOKしてしまいたいものばかりなんだもの。
恐らく全てにお応えすることはできませんが (スケジュール的に)、こうしてボクの舞台を観てオファーをいただけること、役者としては一つの結果であり非常に励みになります。

どうなることやら。まだ何にも決まってないんですが、正式な結果が出次第ここで発表していきますね。今のところ、早くても来年2月なんですが、そこまでの期間が大変そう。
腹を決めていかなくては。

2007年10月21日 (日)

[風-ふう-2] 千秋楽

Wキャストでの公演なので本日は両組とも千秋楽を迎えます。そういった意味でも昼夜の回はどちらにおいてもとてもいい緊張感。役者はどちらの回にもありったけのモノをつぎ込めます。
「泣いても笑っても最後」とはよく言いますが、どうせ終わるなら笑って終わりたい!! しかし、お客さんは泣かせたい!!!

これでもか!!! と、言うほどにっ。

[颶組] マチネ 12:30 [183名]
どうしても最期は特別な感情になりがちです。正真正銘三木三郎を演じるのはこれが最後ですもの。一言一言を大切に・・・とはよく言ったものだが今回の三木三郎については、特に"一挙手一投足"を舞台に置いてきました。現在ボクのできうる最高のモノというのが理想。

しかし、どんな形でもそこで生まれたのがボクの三木であって、それを判断するのは観に来てくれたお客様です。どう見えたのかはボクが2ヶ月付き合ってきた三木とはまったく違うかもしれません。だけどそれが劇団ZAPPA『風-ふう-2 (颶組)』の三木三郎として生き残るわけです。

カーテンコール後、キャスト紹介の口上にびびる。

[颪組] ソワレ 17:00 [164名]
最後の『風-ふう-2』。
テンションもテンポも非常に良かったかと。最後の桜のシーンでは裏でぐっと来るものを必死で堪えてたり、チョット大変でした。舞台終盤の殺陣で、総司に叫びながらかかっていく重要な役があるんですが、とても気持ちが入りました。

特別カーテンコールの瓦版は相変わらず圧巻でした。

最上段だけがちょっと高い
千秋楽の公演が終わるとすぐにバラシです。今まで駆け回った出ハケや舞台セット、大仕掛けが次々と分解され・・・というかぶっ壊されていきます。
その豪快なバラシっぷりには、やはりなんとも言えないモノを感じます。が、それでも22時までには劇場を完全撤収して打ち上げにいかなくてはいけないのですよ。

ボクはいつもそうなんですが、バラシは徹底的に動き回ってなにかを吹っ切るようにバラシます。
けれどもこの体は本当に正直で、10日間以上も毎日二刀流を振り回しつつ、ものすごい殺陣をこなしていた負担が一気にのしかかってきて、バラシ中何度もよく分からないテンションになってました。

舞台がキレイさっぱり片付くと、やっぱり変な感じ。どっかでホッとしてるんだけど、何かが抜けてしまったような感覚に陥ります。
多少そんな気持ちを引きずったまま、ボクは舞台に深く一礼して打ち上げに向かいました。

「ああ、打ち上げは楽しいなぁ〜。馬鹿だなーオレ」と思いながら、さっきまで本気で大声出して刀振り回してたんだとふと思い出し、アンケートを眺めたりや氷で薄くなったウーロンハイを口に含みながらボーっと意識が飛ばないように打ちあがる。

いつも見づらい蓄光も、微妙に狭くて出ずらい出ハケ口も、高さが足らなくてかがまないと頭をぶつける舞台後ろの階段も、もうここにはない。

こんなときのビールはいつもよりもよりやけにおいしく感じる。

2007年10月20日 (土)

[風-ふう-2] 9日目

千秋楽の前日。土曜日ということで残りの4公演はどれもチケット完売というものすごい状況に。だってさ、お客さんが「来たい!」って言っても、「ごめんなさい」しなきゃならないんだよ。「来てください!」って言ってたのに「もう席ありません!」って状況。
おー、ありがたいおー。だけど、呼びたくてももう呼べない・・・。

[颪組] マチネ 14:00 [171名]
前日のテンションを引っ張ったまま迎えた颪マチネでした。大きなミス、事故も無く、無事終えることができました。何回も言ってますがこれはてっとも大事なこと。
殺陣をやっている以上"事故"はつきもの。余裕が出てきた今が一番危ない。ただ、余裕を保ったまま集中していれば大丈夫。9日目にして、毎公演ごとにつく腕の生傷が少しずつ減ってきたのでした。

[颶組] ソワレ 19:00 [184名]
できたできた。楽しみながらもどんどん挑戦しているけど、今回は気持ちよくつながったと思う。
全体のテンションもいい意味で飛ばしまくっていて、演じていてかなり楽しかったのを覚えている。それぞれが自分のシーンに行く前に背負っていくものが見えてきて、それが自分の演技にも影響するなんて。
もっと、もっと飛べるぞ三木三郎は。

三木三郎に立たされる
満員の客席に向けて芝居をする楽しさというか、独特の高揚感は、おそらくそこに立っている役者しか分からないだろう。
楽しい! 三木三郎を演じるのが楽しくてたまらなくなってきたよもう。この時期にそう感じてしまうと、残りの公演数の少なさに身悶えしてしまう。ああもっと演りたい。

今まで何をしてきただろうか?
もっとできるんじゃないだろうか?
答えも出ないような問答を自分の中でひたすら繰り返す。

この舞台で、生きていたいのだ。

2007年10月19日 (金)

[風-ふう-2] 8日目

最後の平日。実はこの日の昼公演が一番怖かったりして。
この日を終えるとあと2日。もうチケットはほぼ完売状態、これからの予約はすべてキャンセル待ち扱いというありがたい状況です (現時点までに予約している方は大丈夫です!!)。

[颶組] マチネ 14:00 [99名→100名]
おしい!! 初の100名行かずでした。しかしながら平日昼にしてはすごい数なわけで。
役者のテンションもかなり上がっていたと思える。ここまで来るとみんなが楽しめる余裕がそこかしこで垣間見れる。いい意味でね。
もちろん自分も。めちゃくちゃ楽しい。楽しくって仕方が無い。まだまだここからでした。

[颪組] ソワレ 19:00 [189名]
"平日招待券"を使う機会が最後ということもあってか、満員御礼でした (予約をしていない場合、残念ながら入れないお客様もいたとか)。モチベーションが非常にいい状態で流れていく感じで、大きなトラブルやミスも無くそれぞれがそれぞれのできることを存分に発揮しているような・・・なんていうかカタルシス的なうまく言葉では言えない感情が終始。

両プロでは、やっていることや解釈が違うシーンがいくつもあるんですが、これはこれで成立しているなぁと感心しながら、これもありなんじゃないかとモニターを眺める。やっと他の演技まで気が行くようになってきたこの頃。

足らないから増やすんじゃない、これ以上増やすためへの足る理由
今日、本役の三木三郎をやっていていくつも気づく点があって、演じている自分自身のなかでようやく"三木三郎"というキャラクターが歩き出した。勝手に感情が出てくるようになったという意味で。

今までの公演でも、手を抜くでもなくもちろん完成形をお見せしていたわけですが、納得いかないまま「そう見えるように」やっていた部分は多々あって、霧の中をもくもくと前進しているような無くなりかけのシャーペンの芯をカチカチノックしているような気持ちでした。怖くて変えられなかったから。
はっきり言って、手ごたえというかどう見えているのかがつかめていない状態。

しかし、ここ最近やっとこさ最低ラインの余裕ができてきて、同じキャラクターとして成立するためにもっとできること、やれることに貪欲になってきた。
役作りでの一種の楽しみでもあるんですが、ここのラインを超えるとどんどん楽しくなってくる。芝居やってて最高だと思える瞬間に出会える。前にも書いたが、めちゃくちゃ楽しいんですよこの役演じるのって。ただ、これからオレすごいことになるって思ったら・・・あと2回しかないんだもんなぁぁっ!!!
ああ、この時点のレベルまで稽古でもっていけてたらどんなに最高だっただろうと、言っても始まらない理由をいつも書きます。もはや自己満のレベルです。自慰行為です。

観に来てくれるお客様、そしてなにより共演者に感謝。

2007年10月18日 (木)

[風-ふう-2] 7日目

前日とは逆の颪→颶の順。
僕的には裏役→本役なので、モチベーションの作り方がちょいちょい違ってきます。どちらが楽とかはありませんし、どちらでもメリット・デメリットはあるんですけどね、望み方の違いは多少なりともあります。
本番前、楽屋でのキャスト同士の会話が裏役組と表役組で逆転するのが面白い。

[颪組] ソワレ 14:00 [132名]
少しテンポが悪いと感じる (←とメインキャストが言っていた)。うまく回らなかったわけでもミスがあったわけでもないが、少しパッとしなかったのは否定できない。

個人的にはまったく問題なくこなせたはず。"はず"というのは裏役であるから。最低限の役割は果たせたという意味で。そう思いながら演じるのもどうかと思うが。

[颶組] ソワレ 19:00 [172名]
またもや個人的な話になってしまうのだが、この役ではかなりチャレンジが多かった回でした。もちろんまわりの芝居や演技、演出にはまったく影響しない程度でのチャレンジですが、演じていて気持ちよかったのは間違いない。
今回、大きくはブレないままできているが、不確定要素が多い殺陣だけが唯一の問題でもある。しかし、見事にこっちのほうが調子がいい。

心ここに在らず
今回の役は、登場から、その後に出てくるシーンを見ても、話の流れのままお客さんの前に現れる印象が強い役です。だから特に気負うことなくできるんわけだが、逆に流れてしまわないかとても恐かったりもする。
だから、流されないように必死に意識しながら1シーンごとに台詞や心を置いて行くように心がけてます。
意識はお客さん。心は共演者に。

2007年10月17日 (水)

[風-ふう-2] 6日目

本日から楽日までずっと、昼夜の2回公演となります。
10:30までには小屋に入っていつも買っている楽屋口のカップ自販機でココアを飲む。チョット肌寒いので今日はホット。それを持って楽屋まで行くのだ。
人にぶつかると非常に危険なのでちょっとした集中力を要する。リラックスすするために買ってるのにね。

[颶組] ソワレ 14:00 [114名]
一番恐い昼公演。14:00からですもの。エンジンをかけていかないとと思うとついつい力みすぎてしまうものだが、いい意味で力が抜けていたかな。こなれてきた感じです。
役的にも昼夜関係なくテンションが維持できるのは気持ちのいいもので、恐いのはダメ出しが出ないことくらいだったりする。

[颪組] ソワレ 19:00 [163名]
ようやく変な圧迫感から抜け出せてきたと思う回でした。本役のキャストもいいテンポだったし、平日にしてはめちゃくちゃお客さんが入っていたのが印象的。

精度
ようやく、表・裏ともに本番中の立ち方を把握してきた。というより足運びか。
殺陣もかかりのメンバーが整理されてきてどんどんやりやすくなってきたと感じる。実寸でのポジションニングに自信が垣間見れるようになってきたからだろう。
ただ、この時期は怪我だけは十分に注意して望みたい。気合だけじゃダメ。

2007年10月16日 (火)

[風-ふう-2] 5日目

最後の1回公演の日。前日と同じく14:30入りです。
今日の池袋は小雨がちらつくやや肌寒い空気。そんな中、ボクは終日身体の芯から燃えたぎってまして、何かがみなぎってまして。ちょw なにこれ? ちょっといろんな意味で怖かったです。

[颶組] ソワレ 19:00 [126名]
個人的な芝居では最初、様子見のような滑り出し。やや硬いかなと思いつつも修正はせずにそのままできていくキャラクターを演じることの気持ちよさったらもう。どんどん楽しくなっていきました。
いや、もともとそういう役なんだけど、コレが理想。どういう風に見えているのか不安だなんて、ボクの芝居はいまだに舞台での立ち位置や存在感とかあんまり意識しないで、自分の中で高めたものを発する程度のレベルでしかないんだなぁとつくづく思考を巡らせてしまう。

単なる言葉遊びだ、気にするな。まだ見ていないアンケートや各方面からのボクへの評価を耳に挟みつつ、調子に乗らないように自分を見失わないように必死だったりします。ブレているわけじゃないんだよ決して。いや、むしろ演りやすい。

貪欲に、自分で作っていくわけだ
本番前に殺陣を総ざらい。全体の返しでは時間を作ってくれない1対1の勝負の部分をできうる限り空いている相手役を捕まえては稽古を挑んでました。動いてないといけなかったのか、コンディションを上げるために動いてたのか。

ボクは、みんなと同じじゃダメなんだ。

2007年10月15日 (月)

[風-ふう-2] 4日目

14:30小屋入り。役者のみんなにようやく余裕ができました。
本日は颪の1回公演のみ。平日の月曜日だしね、ジャンプの発売日だしね。

[颪組] ソワレ 19:00 [171名]
全体的に、へんな余裕が漂ってました。そして、個人的な部分なんですが、出とちりをやってしまいました。最悪だ。ああ、後半芝居を落とさないように保つのが精一杯だった。

役者を殺す方法
役者は舞台で死にますし、死ねます。役柄でも、実際に命削ってる人間もいます。だけど、現実的に殺す方法はとても簡単。芝居をさせないこと。
その役者の大事な部分でのキッカケ、芝居での絡み、タイミング、小道具。このうちどれか一つでも欠ければ簡単にその役者を舞台上から殺すことができる。役者自信以外での外的要因だからね。もちろんだが、絶対にやってはいけないこと。そう認識して望んでたつもりだった。

何より恐ろしかったのが、そのときの自分には何の理由も無かったこと。"ただ"失敗した事による激しい後悔。
ボクが乗っかってるのは、なんて危うい橋だったんだろう。自分の余裕を履き違えて同じ舞台に乗っかっていたなんて、共演者に合わせる顔が無い。けれど、この失敗を引きずって芝居を落とす事のほうがどれだけ重罪かは理解しているつもりです。失敗を芝居で返すことは難しい場所だけど、反対に思いっきり調子に乗って、このことを棚に上げていかないと。いや、いくつもりです。思いっきり。

そのかわり、忘れることのできない傷がまたひとつ。

2007年10月14日 (日)

[風-ふう-2] 3日目

本日も9時入り。おそらく今日が執念場。

[颪組] マチネ 14:00 [162名]
全体的に浮き足立ってるのが伝わってくる。お客さんに伝わらないレベルで歯車がかみ合っていない嫌ぁーな空気をひしひしと感じました。まあ、案の定いろいろとあったんですが・・・、"お客さんに伝わらないレベル"←ココが重要なわけで。
メインがしっかりとしていれば筋は通るんだな、と。
カーテンコールはそこそこ成功。理想はクスクスでしょうに。

[颶組] ソワレ 19:00 [137名]
落ち気味な空気を背負わないように考えていたんですが、全く心配する必要はありませんでした。今までの中で一番気持ちよく役の感情がつながった回だと思う(まだゲネあわせて3回しかやってないけどw)。
実は裏ではいろいろいろいろあったんですが、お客さんにではいいテンションが伝わったんじゃないかと。

今回少ない時間ながら客出しができたので、今回初めてお客さんの反応をうかがうことができました。思ったよりずっと好評で、本番3日目にしてようやく手ごたえを感じはじめました。
見知らぬお客さんに声をかけてもらい、話を聞くと劇団ZAPPAをいつも見に来てくれているようで、去年の『空-SORA-2006』の"又一"役からずっと注目してくれているということ。嬉しいやら恥ずかしいやらでテンションが上がるわけですよボクは単純なのでスイマセン。ただただ、ありがたい。

山場
皆さん仕込みを入れて5日連続の9時入りで、そうとう身体に疲れがたまっているようです。自分でも気づかないうちに変調をきたしているようで、緊張感が少し緩和された今日は、今までに無いミスが多発したように思えます。気づけばあっという間に3日目。ここからの持ち直しが重要。

ボク的にはどんどん体の調子がよくなってきている感じ。稽古のときは約2時間くらいかけて稽古場に行き、終電で帰る毎日でしたので、今の規則正しい生活は逆に身体のペースが戻ってきている状態なのだろう。


カーテンコール後、グッズの宣伝寸劇が今日から始まりました。内容は前回と同様で、役が台詞をもじってグッズ告知をするもの。当面は客出しの時間がある昼の公演のみになるので、今日はマチネの"颪組"でやりました。颪と颶はそれぞれ別のグッズ宣伝を用意するようです。

2007年10月13日 (土)

[風-ふう-2] 2日目

颪組の初日になります。なんか颪やるのはめちゃくち久しぶりな感じ。

[颪組] ゲネプロ 14:00
お、大丈夫大丈夫。なかなかいいペースでいけるし、キッカケもだいぶスムーズに入ってるな・・・ってそんなこと確認しながらのゲネでした。それは違う意味で"大丈夫か?"とも思う。

[颪組] ソワレ 19:00 [136名]
ゲネのテンションをひっぱってかなりいいテンポだったと思う。そのおかげで客出しの時間が与えられました。今回初めてのお客様との対面。裏役だけど反応が気になって客出しの様子を最後まで見てました。
大切なのは一回一回にかける集中。しかし、まだまだ先は長い。

裏役のほうが大変だったり
裏役での初日になるんですが、意外と本役とはかぶらないところで多く登場してました。主に殺陣のかかりや、町人といったアンサンブル的な役割ですが、実は今回かなり重要な部分も担当してまして、以前気が抜けません。いや、抜く気は毛頭ございませんが。

2007年10月12日 (金)

[風-ふう-2] 初日

言い知れない不安感の中での初日。

[颶組] ゲネプロ 14:15
すっと1本筋が通った気がしました。コレのおかげで吹っ切れました。気持ちがいい、というか楽しめる芝居ができた気がする。もともとこういうキャラクターなんだなと改めて認識。
思っていたよりもよっぽどミスがなかったのは内緒。

[颶組] ソワレ 19:00 [113名]
問題なく、悪くないテンションでできました。やっぱりこの役気持ちいい。お客さんが入った劇術劇場最高。・・・が、劇場の退館時間が迫っていて客出しができず、手ごたえが全くつかめず。自分のお客さんも来ていたのに、まるで公開ゲネをしていたような気分に。

(緊張+集中力)-不安=0以上=自信
日常とは明らかに違う、ものすごい精神状態にさらされて芝居をしていると、必ず付いて回るのが"不安"。緊張とは少し違うものです。
表に出さない部分での、言い知れない恐怖にも似た不安感は今回特にしつこく付きまとってきた気がする。この初日でそれが無事に吹き飛ばせたんなら、"自信"になるまでそう時間はかからないんだろうね。ただ、余裕が"油断"にならないように常に緊張と集中力は張り詰めていよう、この夢のような時間が過ぎる去るまでに。

2007年10月11日 (木)

[風-ふう-2] 仕込み2日目

セットの立て込みは先日大体終わったので、今日は9時入りで場当たり→実寸での殺陣稽古だったんですが。1日中場当たりのみでした。なんせキッカケが多すぎるんですよ、この芝居、というかこの劇団。まぁそれがテンポのいい効果やいわゆる"ZAPPAらしさ"でもあるんですが。
もともと通しの回数が多くない上にかなり現場処理 (実寸での動きとか)の多い芝居ですから、それに付け加え両プロ分確認していくと膨大な時間がかかります。ご飯を買いに行く暇も無いくらい。
ばたばたしながら覚えることが増えていく本番前日。しかし、役者は光の位置はしっかり覚えてしまうんですよね。自分が照らされる光ですもの。

集客状況が良いようで、14日の昼 (14:00-颪組)につづいて早くも20日の昼 (14:00-颪組)も満員御礼。これからの予約はすべてキャンセル待ち扱いとなりました。
ボクの本役は颶組なので、直接影響が出ないかと思いきや「両組観たい」と言ってくれるお客様のなんと多いこと。颪組のチケットもバンバン売れていきます。

2007年10月10日 (水)

[風-ふう-2] 小屋入り、仕込み

平日朝の通勤ラッシュにまぎれてただならぬテンションで自分の抱える荷物をさばき、女子高生達の「お誕生日メールがー、0:00ぴったりにきてぇちょー感動ぉしたっ!!」話を目の前で延々と聞かされながら池袋へ。

仕込みでバリバリ出来ていく舞台は、本当にわくわくします。今までの準備してきたものを全て吐き出す場所。
とりあえずセットを組んで場当たりを始めたんだけど、時間がないので1時間しか出来ずに撤収。

明日は場当たり祭りだ!!


チケットもかなり売れているらしく、特に颪(おろし)の土日がヤバイとか。もうまもなく完売の日も出てくるようです。

絶対に良いものができるはず。かなり自信を持って言える今回の舞台。"お誕生日メール"よりもちょー感動ぉさせてやるYO!!

2007年10月 8日 (月)

みね打ち

殺陣の怪我は、やられるよりもやった側の方が痛い。だから絶対に怪我はしちゃだめだ。

チマチマした生傷は絶えなかったんですが、今日は頭をゾリッとやってしまった。頭はよくでるんだよね、血が。
普通なら生暖かい感触で気づくんだろうけど、身体が暖まってて顔の横に流れてくるものを全く感知できませんでした。

先に相手が気づいて軽くパニック。それを見てなんとなく小学1年のころに隣の席の女子にちょっかい出して机の角に頭ぶつけた時のこと思い出した。あー頭はよくでるんだなぁ、とそこで妙に関心していたのは今となってはいい思い出だ。

相手がどうこうじゃなくて、自分の不注意さが恨めしい。あれほど自分から出る血を止めたいと思うこともないし、あんなに狭い空間でジュラミン製の刀振り回してるんだから。もっとしかるべき集中をしておくべきだったと激しく後悔。
自分の怪我よりも、それを心配してくれるみんなに申し訳ない。

ただ、傷が浅かったのは幸いで、当面は殺陣と全く関係ないところでできた指の血マメの方が遥かに厄介だ。

本番が洒落にならないくらい近づいてきて疲れてくる時期だけど、なおさら気を引き締めていかないと。
「モノはいくらでも壊していい、人は直せねぇんだ」前回の共演者が言っていた言葉。

極論だが極めて正論である。
舞台に立つのは僕たちなんだから。

2007年10月 7日 (日)

あや取り

ほどいては結んで、また絡まらせ・・・。
1本の線を通すために何度もこの工程を繰り返す。だけども、ここにある1本の線は、端と端が繋がっているあや取りのように決して自分の域を出ない。

ここまできたら一旦全て解いてみて、自分の輪っかの大きさを確認しよう。

2007年10月 4日 (木)

香水やらシーブリーズがやたらしみる

今日一日でほとんどの殺陣のシーンが付きました。一昨日もらった台本の分あわせせてかなりの分量でして、ボクの役的も、この舞台での半分以上の動きが本番一週間前の今日に決まったことになりました。

さて、素材はそろった。残るは時間と完成度との戦い。予想している"モノ"はいいという確信だけはあるが、今はボーダーラインは決めずにとことん昇っていくのみ。決まってるのは1週間後の明日、幕が開くということだけ。時間という制限があるからこそできること、やらなきゃいけないことは、まだまだたくさんあってそこからできうる限り高いラインで初日を迎えたい。

本、殺陣、舞台、音響、照明、そして共演者は最高の中、10日間の祭りに酔いしれる。役者としてこれほど幸せな状況はあるだろうか。

2007年10月 2日 (火)

どっかで聞いたこのフレーズ

台本が全部来ました。
明日は通し。
眠い。

思考回路はショート寸前。

2007年10月 1日 (月)

目に映るものだけが"すべて"ではない

明日の稽古で台本が来るらしい。
これでいろいろなことが解決するはず。

この雨も止むかな?

2007年9月29日 (土)

変わる変わらないじゃなくて、11月になれば全て終わってるから

毎日同じ場所に通って同じ台詞を何度も発して同じタイミングで同じ動きが出来るように繰り返し練習をする。新宿から電車で30分の船堀駅から稽古場までの風景を見ながら、行きつけのコンビニで少しは違うものをと思っていらないものまで買ってみたりの繰り返し、繰り返し。

少し肌寒くなってきて、季節の変わり目をじかに感じて初めて気づいた。
世間じゃ政権が交代したり知り合いが結婚したり、話題の映画やゲームが発表されたり、相撲部屋とか各国の紛争に巻き込まれた邦人の事件で持ちきりだけど、ニュースにもならない僕らの大事件は今ここで、起きたりしてます。
他人からしてみればどーでもいいことに命がけで取り組んで、一喜一憂しています。
だって、ノイローゼの横綱が復帰したり、ジャニーズが女優と結婚することよりも、明日の稽古着が乾いてないことのほうがよっぽど大問題なんだもの。

たとえ何が起ころうとも本番舞台に立つのはボクら役者。
そして、何が起ころうとも変わらないのは、お客様に良いものを見せるということだけ。
ボクはみんなが思っているほど器用じゃないし、いやむしろ不器用なんですが、これだけは変わりませんし変えません。

2007年9月26日 (水)

1時間20分のパラノイア

思ったより感情がハネなかったな。身体に気持ちが付いていってない感じ、非常に気持ち悪い。自分でも見えてこないのに伝わるわけがないし、感覚自体は全力投球している投げっぱなしのエアキャッチボールに近い。

全部が見せ所だからいけないんだな。

あくまでそういう風に力んでいる自分自身に対しての感想。意見は受け付けません、今とっても大事なところだから。