2007年02月14日 (水)
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
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原題:PIRATES OF THE CARIBBEAN:DEAD MAN'S CHEST
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作総指揮:ブルース・ヘンドリックス、エリック・マクレオド、チャド・オマン、マイク・ステンソン
脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
音楽:ハンス・ジマー
出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ビル・ナイ、ステラン・スカルスガルド、ジャック・ダヴェンポート、ケヴィン・マクナリー、ナオミ・ハリス、ジョナサン・プライス、マッケンジー・クルック、トム・ホランダー、リー・アレンバーグ、ジェフリー・ラッシュ
データ:2006年/アメリカ/151分 [ブエナビスタ]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
ストーリー
ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、海底の支配者として悪名高い、さまよえる幽霊船“フライング・ダッチマン”の船長デービー・ジョーンズ(ビル・ナイ)に多額の借金があった。ジャックは自分自身の保身のため、仲間であるはずのウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)やエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)を裏切ってしまい・・・・・。(シネマトゥデイ)
インプレッション
ディズニーランドの有名アトラクション"カリブの海賊"をハリウッドの資金力と壮大なスケールで映画化したエンターテインメント大作。主演はおなじみジョニー・デップ。楽しそうに演技するなぁと思いながら観てたけど、なかなかどうして。前作の『呪われた海賊達』のときなんかよりも計算されつくした演出、というより動かされた感がたっぷりな演技に。型にはまってるわけじゃないんだけど、どうもキレイすぎるッス。いわゆる随所に仕込まれた"ネタ"の完成度勝負って感じの演出でした。
ストーリーは、表向きエンターテインメント超大作のくせにやけに密度が濃ゆい。前作から3年も経っていると設定なんて良くわからんのですよ。そんな観客は置いてけぼりでストーリーは進行していきます。「予習していると、より楽しめますヨー!」ではなく、「キミたち、もちろん前作は観てくれたよネ!」とも言わんばかりの2時間半です。
子供でも楽しめるはずなんですが、かなり重要な台詞や決め台詞が展開上サラッと言われてしまうので (これはこれでカッコイイ)、大人にとっては"にくい"演出なんですが、子供にとっては"観にくい"(わからない)演出になってしまうような感じが否めません・・・。
しかも何をやっているのかが大事だというのに、展開を説明してくれるキャラクターが皆無というところが痛い。デップが何をしたいのかが分からないまま、画面上に起こった出来事を眺め、次回へ続く!! なんて終わり方だもんで、とってもやきもきします。いくら3部作のつなぎだとしても、しっかり結末をつけてほしかったなぁ、と観た人 (特に映画館へ足を運んだ人)は、まさにスパロウに肩透かしを食らった気分でしょう。
今作『デッドマンズ・チェスト』と同時撮影された次回作、『ワールド・エンド』は3部作の完結を描いているようなので、今年の5月公開に合わせてTVの洋画劇場等でバンバン流されることでしょう。要するに製作側の「一気に観てネー!」という宣伝手法ってことでOK?
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2007年02月10日 (土)
プロデューサーズ
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原題:THE PRODUCERS
監督:スーザン・ストローマン
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
出演:ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート
データ:2005年/アメリカ/134分 [ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント]
鑑賞方法:セルDVD (借りました)
評価:★★★☆☆
ストーリー
最低のミュージカルをプロデュースせよ!? 1959年のニューヨーク。落ちぶれた大物演劇プロデューサー、マックスの事務所に会計士のレオが訪れた。帳簿を調べたレオが、ショウがこけたほうがお金が儲かるという摩訶不思議な事実に気づいたことで、マックスのやる気が充満。レオを巻き込み、大金をせしめようと、初日=楽日を目指す史上最低のミュージカルのプロデュースが始まった! そしてまたとない史上最低の脚本「春の日のヒトラー」が見つかる。
インプレッション
トニー賞史上最多12部門受賞のブロードウェイミュージカルを映画化した作品。
ミュージカルの映画化といえば『シカゴ』や『オペラ座の怪人』が有名だが、どれも毛色の違うもので、今回も全く表現手法の違う作品となった。どちらかといえば『シカゴ』寄り。まぁ、内容がショービジネスに焦点を当てた作品だからかな。
しかしプロヂューサーという製作サイドからの視点で舞台が作られていく様は新鮮で、突拍子もないキャラクターがいきなり大真面目なことや、思わず納得させられてしまう一言を発するときには妙に説得力があり、またいい。
内容は、ストーリーにあわせてミュージカルナンバーが流れていくという、ミュージカルの映像化としてはもっとも正統派なやり方でした。『シカゴ』のように空想の世界というような境もなく、もう道端でも歌いだします。
一人一人のキャラクターがしっかりと立っていて、見ていてとても華やか。もっとたくさんの人が出てくるのかと思ったが、そうでもなく、わりと簡潔にストーリーが進んでいきます。まぁこれが王道のミュージカルなんでしょうね。
純粋に観ていて楽しめるものですけれど、全く同じものならば実際に舞台で観たほうが、迫力も華やかさも臨場感も断然良いものなのでしょう。
ファンの多い有名な作品だけに挑戦しにくいというのもボトルネックなのか。欲を言えば舞台を映像化することによる差別化が見たかった。スパイス足らずもうちょっと。しかしその代償は、安定して楽しめるエンターテインメント作品といったところか。
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2007年01月28日 (日)
スウィングボーイズ
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『スウィングボーイズ』
平成18年度文化庁芸術創造活動重点支援事業
第8回東京芸術劇場ミュージカル月間優秀賞[作品]受賞
[Staff]
原作・監修:瀬川昌久
脚本・作詞・演出:ハマナカトオル
作曲・編曲・音楽監督:山口也
振付:桑原麻希
タップ振付:藤井真梨子
[Time table] 青字=観にいった回
01月25日(木) 18:00[月]
01月26日(金) 18:00[星]
01月27日(土) 13:00[星]/18:00[月]
01月28日(日) 13:00[月]/18:00[星]
01月29日(月) 18:00[月]
01月30日(火) 13:00[星]
■ 上映時間 - 約180分 (休憩20分)
[Ticket]
S席7,500円
A席5,500円
(全席指定)
■ 観劇 - S席 (6,000円にて)
[Place]
東京芸術劇場 中ホール
(池袋駅、徒歩5分)
[ミュージカル座 公式サイト]
http://www.musical-za.com/
インプレッション
レッスンでいつもお世話になっている竹本先生の舞台。同じ事務所の講師、国友先生も出演しています。このミュージカル座『スウィングボーイズ』は初演が昨年の2月で今回は再演という、バリバリのミュージカルです。
ストーリーは、昭和時代ジャズが好きで、ジャズに情熱をかけた男たちのお話し。戦争 (第二次世界大戦)が始まり弾圧されていくアメリカの音楽であるジャズ。レコードを聴くことすらできず活動すら間々ならない状況でメンバーに次々と赤紙が届く。"戦争"という当時の日本のなかで音楽を愛する者たちの自由への渇望を歌とダンスで魅せるミュージカル作品。
何よりもまず、声がいい!! 芸術劇場の中ホールなので役者さんは台詞もみんなマイクなんですが、マイクを通した時の声がばっちりはまっているというか、いわゆる穴がない。感情が切れずに見ることができるので、3時間はまったく長く感じませんでした。ミュージカルというと歌やダンスばかりで芝居は二の次のようなイメージがありますが、皆さんうまく表現できているなぁと芝居ばかり見てました。
ダンスは圧巻ですね。王道のミュージカルといった感じで、よく耳にするジャズナンバーがバンバン流れます。しかも生演奏で。それは見ているだけでも楽しいし、何も考えずに"人のパワー"にただただ圧倒されてました。
さらに芸術劇場中ホールの広さ、そして豪華セットも相まって本番中はため息が出るくらいきれいな空間。ほんとに凄い。だって場面転換で、鳥居が空に上がっていって電柱とか上から降ってくるんだよ。いきなり木が出現するんだよ。ビックリだよマジックだよ。いったいどこのセロだよ!! あたり前のことだけど、今までの踏んできた舞台とはぜんぜん規模が違うのです。そうやって見てしまうあたり、役者の血が騒ぎます。
最初は少しテンポがつかみにくかったけど、スウィングボーイズそれぞれのキャラクターが分かってきてからは見やすかったです。内容は一部ノンフィクションの話なので、実在した人物の描き方としてはそういうことだろうなぁと。最後はそれぞれのフラッシュバックのようなシーン、そして戦争の終了を告げる大きな光。
しかし、淡々と書くわけでもなく戦争という悲しい現実を前にしてその状況を受け入れていく者たちの心境の変化にグッときました。悲しい状況下で「また会いましょう」と、あえて笑いながら歌うなんて・・・。ボクはこういうのに一番弱い。決して押し付けがましくなく、テーマだけはきちんと伝わってくる極上のエンターテインメントでした。
ちなみにYahoo! で"スウィングボーイズ"と検索すると、「スウィングガールズ ではありませんか?」と出てきます。東北の片田舎を舞台にジャズの魅力に惹かれた女子高生がバンドを結成し、紆余曲折を経て一直線に突き進む、爽やかな青春"ジャズ"物語とは一切関係ありません。
評価:★★★★☆
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2006年11月25日 (土)
カーズ
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原題:Cars
監督:ジョン・ラセター
脚本:ジョン・ラセター、ドン・レイク
音楽 ランディ・ニューマン
出演:オーウェン・ウィルソン、ポール・ニューマン、ボニー・ハント、ラリー・ザ・ケイブル・ガイ、チーチ・マリン、トニー・シャルーブ、グイド・クアローニ、ジョージ・カーリン、ボブ・コスタス、ダレル・ウォルトリップ
データ:2006年/アメリカ/122分 [ブエナビスタエンターテインメント (ジャパン)]
鑑賞方法:セルDVD (借りました) [日本語吹き替え版鑑賞]
評価:★★★★☆
ストーリー
真っ赤でピカピカなボディがトレードマークのレース・カー"ライトニング・マックィーン"は、レースでチャンピオンを目指す人気者。ある日ルート66号線沿いにある田舎町"ラジエイター・スプリングス"に立ち寄り、住民たちと触れ合ったことで、自分の人生には何かが失われていたことに気が付く。 (シネマトゥデイ)
インプレッション
ディズニーとピクサーがタッグを組む最後の作品とされていたのに、ディズニーのピクサー買収により最後どころかこれからずっとピクサー作品はディズニーブランドでの発表になります。そんないわくつきの今作でも、クオリティには一切妥協はありません。『ファインディング・ニモ』や『Mr.インクレディブル』を手がけたジョン・ラセターが6年ぶりに監督を務め、オーウェン・ウィルソンや、大御所のポール・ニューマンらが声を担当するという、なんとも豪華な顔ぶれです。日本語吹き替えで見たけど。
ストーリーはいたってシンプルで、王道ともいえる「主人公の転落から、ふと立ち止まり人生に必要な物を見つけていく」といったものですが、それだけにどの年齢層でも幅広く共感できる作品になっている。主人公の感情の変化がとても丁寧に描写されていて、決して子供向けではない質の高さには頭が下がります。
途中、少々中ダレする部分はあったが、最後に向かってきちんと盛り上げてくれて非常に見やすかったです。
CGの美しさにはもはや何も言うまい。ピクサーはあえて人ではなく、さらに"リアル"からは少しはずした路線で作品を作ります。しゃべる動物はおろか、しゃべる車まできちんと感情移入させてくれるなんてこともやってのけました。
乗り物がしゃべる作品はもっと前からありましたね。その調子で是非『トーマス』もフルCGアニメで。自由に動く部分は顔だけですが。
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2006年11月23日 (木)
メイカ
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『メイカ』
[Cast]
中野裕理、佐藤修幸、福地慎太郎、今日平、大橋麻美、中村麗香、生井景子、大熊真由子、狩谷孔聖、中村直、浜門敏、金子展尚、望月祐治、本山裕記 (T.P.O)、岸本尚子 (Captain Chimpanzee)、小澤源 (まめチャンネル)、笠原あきら (元氣プロジェクト)、蜂須賀智隆
【G-Style Action Communion】
NAO-G、拾己、鋼 (仲村水希)、YOUFAST、与忍、布紗、笠原久未 (KNOCKS)
[Staff]
作・演出:宮城陽亮
舞台監督:西廣奏
照明:柳田充 (LEPUS)
音響:石井ゆうた(Sound Cube)
振付:福地慎太郎、kyowhey
アクションコーディネーター:NAO-G
衣装:Lin
衣装サポート:栗原沙織
ヘアメイク:清水舞、kyowhey
小道具・ヘアメイク助手:keiko
写真撮影:佐藤拓央
演出助手:林田沙希絵
制作:大橋麻美、大熊真由子、清水健志
営業企画:堀江輝輔
フライヤー作製:Viewlogic
Web製作:布紗、四方堂綾瀬
企画制作:DMF
[Time table] ★=観にいった回
11/22日(水) 19:00
11/23日(祝) 14:00★/19:00
11/24日(金) 19:00
11/25日(土) 14:00/19:00
11/26日(日) 12:00/16:00
(上映時間:約150分)
[Ticket]
前売:2800円
当日:3000円
[Place]
中野ザ・ポケット
東京都中野区中野3-22-8
(JR中央・総武線、地下鉄東西線中野駅南口より徒歩10分)
[劇団 HP]
DMF公式サイト
http://www.dmf-web.com/
インプレッション
今年の8月、ZAPPAの『空』で共演した方が数多く出演している劇団の舞台です。内容も幕末モノということですが、ZAPPAで見た共演者達は前とはまったく違う人物像で、楽しめました。
歴史上では語られなかった魔法使いの少女との出会い等を織り交ぜながら、高杉晋作を中心に描く物語だ。
とまぁ、フィクションなんですが、何より勢いがあります。バランスも最高で、笑いどころもしっかり押さえているので飽きることなく2時間半、最後まで観ることができました。ややアクションが多めなな感じはしましたがそれがこの劇団の売りのひとつなので十分に楽しめるものだし、クオリティも非常に高いです。魔法使いが呪文を唱えて人型の人形を操りながら戦ったりするあたり、殺陣というよりもやっぱりアクションって言う部類なのかなぁと。呪文を唱えるときはエコーがかかったりとかなり凝っていて、あっという間に世界観に入っていけました。
キャラクターもしっかり立っていて、お手本のような構成力だったと思います。エンターテイメントとしては非常に楽しめるものです。ミュージカルではないストレートな舞台で20人以上が舞台に出ていると、その迫力には圧巻されます。やっぱりヒトの力はすごい。見終わると自分も芝居がしたくなりました。
アクションは本当に秀逸で、とにかく良く動きます。登場とかもいちいち無駄にジャンプしながら出てきたり(笑)。見せかたはとしてはぜんぜんアリ。
しいて言えば、時々台詞が聞き取りにくかったりした部分があったこと。やはり幕末という時代の用語や起こっている事象を、お客さんに分かりやすく伝えるまでにはちょっと軽く、流れていたような台詞がいくつか感じられた点が残念かなぁと。
評価:★★★★☆
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2006年11月18日 (土)
ぐうたら五段
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アガトリイ vol.8
『ぐうたら五段』
[Cast]
今谷フトシ、岩田ひろゆき、水島義人 (やまのみず)、西川大輔、山本聖、多田耕士、吉田美佐夫、津川友美 (ヤザ・パパ)、住田圭子、田島あこ、日下守喜
[Staff]
脚本/演出:今谷フトシ
舞台監督:金安凌平
照明:上川真由美
音響:梨市
[Time table] ★=観にいった回
11/14日(火) 19:30
11/15日(水) 19:30
11/16日(木) 19:30
11/17日(金) 19:30
11/18日(土) 14:00/19:30★
11/19日(日) 15:00
(上映時間:約95分)
[Ticket]
前売:2500円
当日:3000円
[Place]
新宿シアターブラッツ
(新宿駅から徒歩15分)
[劇団 HP]
アガトリイのホームページ
http://www.agatry.com/
インプレッション
心半ばにして死んだ若者の幽霊が住み着くとある稽古場での話。ある映画監督の作品に出るため、オーディションをかねたワークショップに集まってくるさまざまな目的を持った人物たち。ふつうのワークショップかと思ったいたら物語りは意外な方向に進展していく・・・。
ワークショップという特定の空間でおりなすシチュエーションコメディ。テンポや台詞の掛け合いは絶妙で、見ていてとても安心感が漂う。そこに幽霊という異質な存在をあえて入れる意味をボクは見出せなかったが、作品としての完成度は高かったと思う。何気ない動作や人物たちで作る空気感で少しずつ笑わせていくタイプの芝居で、アドリブのような自然な台詞回しによって最初から引き込まれていける。
役者の方々がみんな巧くて、一定以上のレベルを保った芝居はこうも安心できるものなのかと感じた芝居でした。はっきり言って"穴"がいないので、見ていてとても心地よい。ストーリーもオチではしっかりどんでん返しがあって見ごたえはバッチリ。でも、納め方はもう少しひねって欲しかったところが残念。
評価:★★★★☆
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2006年10月21日 (土)
ロボ・ロボ
劇団 新・蒼・快・天 第2回目公演
『ロボ・ロボ』
[Cast]
市瀬脩、栗山ゆき、小島希、西川祥恵、たくろー、秋山由奈、潮田塁、福田大空
[Staff]
脚本:西田シャトナー
演出:市瀬脩
音響:福井水穂子
照明:近藤加奈子
[Time table] ★=観にいった回
10/20日(金) 19:00
10/21日(土) 14:00★/19:00
10/22日(日) 13:00/18:00
(上映時間:約60分)
[Ticket]
前売:1200円
当日:1500円
高校生以下:1000円
[Place]
アール・コリン
(JR荻窪駅徒歩10分)
[劇団 HP]
劇団 新・蒼・快・天のウェブサイト
http://gekidansinsoukaiten.fc2web.com/
インプレッション
ロボットが人間の生活と身近になっている世界。新製品の家庭用ロボット7台が展示会に向かう途中何らかの事故である島に不時着してしまう。島で目覚めたロボットたちは自分たちのプログラムを実行しようとするが残されたバッテリーは残り10時間。それまでに何とかして帰る手段を見つけないと永遠に見つけられることなく機能が停止してしまう・・・というようなお話です。こういったSFな展開は個人的には好きなので複線をもっと大事に扱って欲しかった。
島に残されたロボットたちという状況はSFとしてはわりとありきたりな展開で、まるでどこかの生存ドラマみたい。10時間という時間も実感がわかなかったし、それぞれのロボット達の機能を見せる為の展開も無理やり感は否めず。
上演時間が1時間なんですよね。1時間で見せるには短いかなぁと。しかし、展開が早いわりにはシーンのテンポが遅いのであのまま1時間以上だと逆に長く感じる危険性大。あのくらいでちょうど良かったのかな・・・。最初のシーンの"展示会"のような世界観の見せ方はとても好きだったんですけど。「惜しい」と思ってしまう。もう少し何かをひねりがあればなぁ。
評価:★★☆☆☆
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2006年10月09日 (月)
ポセイドン
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原題:POSEIDON
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
原作:ポール・ギャリコ
脚本:マーク・プロトセヴィッチ
出演:カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、ジャシンダ・バレット、リチャード・ドレイファス、ジミー・ベネット、エミー・ロッサム、マイク・ヴォーゲル、ミア・マエストロ、アンドレ・ブラウアー、ケヴィン・ディロン、フレディ・ロドリゲス、カーク・B・R・ウォーラー、ステイシー・ファーガソン、ケリー・マクネア
データ:2006年/アメリカ/98分 [ワーナー・ホーム・ビデオ]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
ストーリー
北大西洋の真ん中で大勢の乗客を乗せた豪華客船が、異常ともいえる大波を受けて転覆する。客船がしだいに沈んでいく中で、人々は生き延びるために懸命に手を取り合い、力を振り絞って脱出を図ろうとする。しかし、想像を絶する危機が疲労した乗客たちに次々と襲い掛かり、やがて苦渋の選択を迫られることに・・・・・。
インプレッション
超豪華なパニック映画。豪華客船の転覆する様なんてもうすごいのなんのって。映像も非常にクオリティが高く、ものすごい迫力に圧倒されます。海のパニックものに良くあるカメラワークの悪さは無く、状況がわかりやすいので感情移入がしやすかった。しかし、かなりきつい描写もあるので、一緒に観てた相方は終始怖がってました。
人がとにかくポンポンと死んでいきます。しかも結構あっさりと。主要キャラでさえ、あえて盛り上げずに死なせている気すらします。しかし、そこがリアルに感じる部分でもあり、現実の災害ではそんなにドラマチックに人は死なないんだよという、ウォルフガング・ペーターゼン監督のエンターテインメントへのアンチテーゼにも思えました。その分、緊迫感と臨場感は高まってるので、観ていてそんなに気持ち悪くもないし。
しかし、いくらなんでもその他大勢が死んでいく様はないだろうと。あれだけの豪華客船のなかにいた人のそれぞれのドラマはばっさりで、主要キャラにのみ焦点を当てた感じです。その方が時間的にもいい感じに収まるんでしょうが。
総合的にはテンポも悪くないし良作だと思います。期待以上でした。
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2006年08月31日 (木)
今月のレビュー [2006年10月]
今月は月初からかなりいっぱい観ました。ちょうど舞台の稽古期間だったので、今まで観れなかった分を一気にという感じでした。良作ぞろい。気になる方はタイトルをクリック。
【映画】
■ 『ゲド戦記』 - 2006年08月01日 (火)
データ:2006年/日本/115分 (東宝)
鑑賞方法:まちえい (映画の日 ¥1,000にて鑑賞)
評価:★★☆☆☆
がんばったが、消化不良。まぁこんなもんかと。
■ 『サウンド・オブ・サンダー』 - 2006年08月06日 (日)
データ:2004年/アメリカ・ドイツ/102分 (松竹)
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★☆☆☆
予告がうまい。見事な肩透かし。
■ 『アイランド』 - 2006年08月14日 (月)
データ:2005年/アメリカ/136分 [ワーナーブラザーズ]
鑑賞方法:レンタルビデオ (VHS)
評価:★★★★★
面白い。自分の中では歴代に残る作品にランクしそうです。
■ 『マダガスカル』 - 2006年08月14日 (月)
データ:2006年/アメリカ/86分 [アスミック・エース]
鑑賞方法:レンタルビデオ (VHS) [日本語吹替版]
評価:★★★☆☆
ニヒルな笑いがウリ。愉快でシリアス。
■ 『THE 有頂天ホテル』 - 2006年08月16日 (水)
データ:2006年/日本/136分 [東宝]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
役者にやりたい放題やらせているようで全ては三谷監督の手のうち。
■ 『男たちの大和/YAMATO』 - 2006年08月17日 (木)
データ:2005年/日本/145分 [東映]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
当時と現在の戦争感の違いをまざまざと見せ付ける。
■ 『チキン・リトル』 - 2006年08月18日 (金)
データ:2005年/アメリカ/81分 [ブエナ・ビスタ・インターナショナル]
鑑賞方法:レンタルDVD [日本語吹替版]
評価:★★★☆☆
自信の無いディズニーが作った良作。
【舞台】
■ 『Match Maker』 - 2006年08月04日 (金)
劇団海臨丸 Vol.20
[08/04日(金)〜08/06日(日)]
恵比寿・エコー劇場
上演時間:約115分
チケット:¥3,000
評価:★★★☆☆
レストランでのシチュエーションコメディ。細かいところにこだわっている台詞回し。
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2006年08月18日 (金)
チキン・リトル
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原題:CHICKEN LITTLE
監督:マーク・ディンダル
脚本:スティーヴ・ベンチック、ダン・ガーソン、ロバート・L・ベアード
制作:ランディ・フルマー
音楽:ジョン・デブニー
出演:ザック・ブラフ、ゲイリー・マーシャル、ドン・ノッツ、パトリック・スチュワート、エイミー・セダリス
<日本語吹替版>山本圭子、中村雅俊、小島幸子、朝倉栄介、深見梨加、野沢那智、大塚芳忠、石塚運昇、稲葉実
データ:2005年/アメリカ/81分 [ブエナ・ビスタ・インターナショナル]
鑑賞方法:レンタルDVD [日本語吹替版]
評価:★★★☆☆
ストーリー
いつも失敗ばかりしてしまい、町の笑い者扱いされているチキン・リトル。なんとか名誉挽回しようとするが、さらに失敗を繰り返してしまう。そんなある日空から正体不明の物体が落ちてきて・・・・・。
インプレッション
最近めっきりアニメが振るわないディズニーがピクサーに見放されかけた頃に作った完全自社制作のフルCGアニメ。この原作の話、子供の頃どっかで見た気がするぞと思いながら観てました。確かビデオでディズニーアニメだったはず。しかしながら、CGのモデリングが見事で主人公チキン・リトルのフワフワした体毛の表現などはものすごくリアルだった。ピクサーなしでもここまでできるんだ、と見せ付けるかのよう。背景や町並みも明るい光の表現がよく出ていて、他の大作CGアニメと比べても全く見劣りしなかった。
ストーリーも、劇中にながれる歌でテンポよく見せたり、ノリのいいキャラクターたちと絡むチキン・リトルの動きはよく考えられていると思う。宇宙人の話だとは知らなかったので展開に興味しんしんになりながら観てました。多少子供向けな感じは否めないストーリーだけど、親子で見るにはぴったりな映画で非常にディズニーらしい丁寧なつくりです。誰が見ても楽しめる良作。
初のCGアニメーションでこれからのディズニーアニメの新たな道を見せてくれた背景には、最近のディズニーアニメの不調があげられる。大ヒットを記録した『ファインディング・ニモ』後にピクサーが独立を宣言し、ディズニーとの提携が解消されてしまい相当あせったであろう。しかし、結局はその年の夏にディズニーがピクサーを買収し事なきを得た形になり、これからのディズニーのCGアニメはピクサーが制作していくことになった。これでディズニーが権利を持っていた『トイ・ストーリー3』の制作も白紙に戻され、本家ピクサーが作り直す事になったわけだ(実際、ディズニー独自で『トイ・ストーリー3』の制作は進んでいて脚本もすでに完成していたという)。
『チキン・リトル』での一応の成功を収めてもあえて買収に踏み切ったわけです。自由に作品を作りたいピクサーに対してディズニーはよっぽどピクサーを手放したくなかったんでしょう。この時の買収総額は74億ドル、日本円にして約8740億円。
この大型買収は、これからのCGアニメーション業界を大きく動かす事件だったのは間違いないく、個人的にはディズニーのピクサー買収という戦略は大正解だったと思っていたりします。余談でした。
投稿者 axe : 23:58 (open) | コメント (0) | トラックバック (0) [ エンターテイメント, 映画 ]
2006年08月17日 (木)
男たちの大和/YAMATO
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監督/脚本:佐藤純彌
製作総指揮:高岩淡、広瀬道貞
原作:辺見じゅん
音楽:久石譲
出演:反町隆史、中村獅童、鈴木京香、松山ケンイチ、渡辺大
データ:2005年/日本/145分 [東映]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
ストーリー
2005年4月、真貴子 (鈴木京香)は鹿児島県枕崎の漁師・神尾 (仲代達矢)に60年前、戦艦大和が沈んだ場所まで舟を出してほしいと懇願した。真貴子を乗せた小型漁船を走らせているうちに神尾の脳裏にも60年前の出来ごとがよみがえってきた。
インプレッション
とってもリアルな描写の戦争映画です。というか、ついこの前に観た『ローレライ』でがっかりした分を取り返してくれたような感じ。戦争の生々しさと兵士たちの感情、個人か国かの選択は今でもなんとも言い切れない問題ですが、この映画でははっきりとその答えを提示してくれます。その時代ではそれが答えであり、自分たちのおかれた境遇や環境を納得させ、命をかけられる唯一の感情だったと思います。
僕も今年の7月に戦争物の舞台で特攻兵を演じていたので考えさせられるものがありました。先に観ておけばよかったと。
迫力ある戦闘シーンは顔をゆがめてしまうくらい凄惨だが、見ごたえたっぷり。
投稿者 axe : 23:57 (open) | コメント (0) | トラックバック (0) [ エンターテイメント, 映画 ]
2006年08月16日 (水)
THE 有頂天ホテル
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監督/脚本:三谷幸喜
音楽:本間勇輔
出演:役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子、戸田恵子、生瀬勝久、麻生久美子、YOU、オダギリジョー
データ:2006年/日本/136分 [東宝]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
ストーリー
大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。そんな中でも副支配人の新堂平吉 (役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが・・・・・。
インプレッション
日本映画を代表する23人の豪華キャストが、迷路のようなホテルの中で働く従業員や訳ありの宿泊客を演じていく三谷幸喜の秀逸なシチュエーションコメディ。それぞれの役割を同時進行で絡ませながら、伏線を縦横無尽に張りめぐらす三谷脚本の緻密な構成力は、見事としか言いようがない完成度だ。
ホテル内で、あと2時間で新年という限定された空間内で折り広げられるストーリーは、まるで舞台のような感覚にさえ陥る。独特な台詞回しや、役者の演技、伏線の張り方などニヤリとする部分がいっぱい。誰が活躍するわけでもなく、出ている役者も、観客さえも三谷演出によって操られているかのような独特の三田にワールドが展開される。
多少難ありな設定をも"あり"にしてしまう強引な展開は一貫した時間軸がずれる事が無いからだ。だから、観ている人は誰にフォーカスを合わせていても楽しめる。場面が変わって人物が写って初めて「ああ、そういえばこんな事やってたんだ」と思い出す。その波が折り重なっていくので舞台のようなリアルタイム感と、カメラのワンシーン長回し撮影による緊張感が常に保ったまま観れるのだろう。まさに総合エンターテインメントにふさわしい作品だ。というか豪華すぎる。
観ていて思ったのが、役者がみんな楽しそうなところ。登場人物にはそれぞれ人生やのっぴきならない事情があり、そんな人物がリアルにありえない状況に陥ったときの表情を見事に表現しているのだから楽しくないわけがない。役者としてそこが演じどころだからだ。それにしても役所広司は本当にうまいなぁと改めて感心して見てました。
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2006年08月14日 (月)
マダガスカル
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原題:Madagascar
監督:エリック・ダーネル、トム・マクグラス
脚本:マーク・バートン、ビリー・フロリック、エリック・ダーネル、トム・マクグラス
出演:ベン・スティラー、クリス・ロック、デヴィッド・シュワイマー、ジェイダ・ピンケット・スミス、サシャ・バロン・コーエン
<日本語吹替版>玉木宏、柳沢慎吾、岡田義徳、高島礼子、小木博明、矢作兼、山崎弘也、柴田英嗣
データ:2006年/アメリカ/86分 [アスミック・エース]
鑑賞方法:レンタルビデオ (VHS) [日本語吹替版]
評価:★★★☆☆
ストーリー
NY、セントラルパーク動物園。ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、そしてカバのグロリアは動物園のスターだった。ある日、動物園から姿を消した仲間を探して動物園を抜け出したところ、4頭は捕らえれアフリカへ向かう船へ乗せられてしまう。
インプレッション
ご存知『シュレック』シリーズで有名な"ドリームワークス"の動物アニメです。もちろん今回もフルCGでコミカルなキャラクターが織り成す物語が展開されます。
CGアニメ界の2大勢力といえば『トイ・ストーリー』の"ピクサー"と"ドリームワークス"ですが、この2つの作品は互いに全く異なる色を出してきます。『ファインディング・ニモ』のように誰もが見て楽しめる心温まるピクサーに対し、ドリームワークスは少々大人向けというか、何かととんがっている印象を受けます。あくまでCGアニメなんですが大人しか分からないような思わずニヤリとしてしまうブラックなジョークが満載で、キャラクターにも"肉が食えないサメ"や"都会暮らしにどっぷり浸かっていた動物"、"とてつもなく醜く、言動もほめられない主人公"というひと癖もふた癖もある連中ばかりです。
とりわけ今回は見た目の印象は、動物たちがほのぼのしていてちょっと丸くなったかと思ったら、全くそうではなくいつもどおりのノリでした。完全にアメリカンコメディのノリと大事なところはちゃんとしめられる本筋のストーリー。CGの技術が凄いとかでなく、計算されつくされた脚本が良いからこうちゃんとしたものになるんだな、と。しっかり本筋を展開していくところと飽きさせない演出やシーンも用意されていて、もちろん子供や、大人にしか分からないギャグまでちりばめてあります。もはやおなじみとなった有名映画のパロディも満載で本当に観ていて飽きません。
日本語吹替えで観たっていうのもあるんでしょうが、非常にテンポが良くて楽しい。このテンポは計算されたCG演出がなせるものだなと思ったり。なんとなく聞いていて分かっていたんですが、クレジットで確認して柳沢慎吾という名前に改めてびっくり。シマウマの声なんですが、いやはや結構な熱演です。
「王道のピクサー」と「一癖あるドリームワークス」の関係はもう確立しているので、それぞれこのまま良い作品を出していってほしいものです。
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アイランド
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原題:ISLAND
監督:マイケル・ベイ
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
出演:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン
データ:2005年/アメリカ/136分 [ワーナーブラザーズ]
鑑賞方法:レンタルビデオ (VHS)
評価:★★★★★
ストーリー
2019年、リンカーン(ユアン・マクレガー)は大気汚染から救いだされ、完璧に管理された味気ない都市空間のコミュニティで暮らしている。安全で快適だけれど、退屈な日々。唯一楽しみは女性の居住棟で暮らすジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)との心はずむ会話だけ・・・。ここで暮らす人々の夢は、地上最高の楽園「アイランド」へ行くこと、ときどき行われる抽選会が彼らの最大の関心事だ。しかしリンカーンはある日ふとしたことから、この都市空間の恐るべき真実を知ってしまう。逃げることだけか生き延びる手段と知った彼はジョーダンとともに決死の脱出に挑む! 二人を捕獲するために組織された大規模なセキュリティーチームの容赦ない追跡、陸・空を駆け巡る息詰まる攻防! 果たして彼らは、生き残るために、そして仲間を救うために逃げ延びることができるのか・・・。
インプレッション
「自分たちが信じていたこの世界そのものが虚構だったとしたら?」
SFとしてはありがちで王道だが、食いつかずにはいられないこの設定。SFは"ありえない"というような設定をどこまで見せられるかがその醍醐味だといえるが、本作はこのありえない設定を限りなく"ありえそう"に描いている。世界設定がこれでもかというほど細かく、リアルなので現実味あふれる近未来の世界がそこに誕生する。しかし登場人物はなぜか異質。限られた食事、遊び、性やそのほかの欲求を遮断するという不思議な規律の中で生活をしている。
個人的にはこの世界観がたまらなくしびれます。キューブリックを彷彿とさせるような世界の構築、独特の空気を見事に表現していてぐいぐい物語りに引き込まれていきます。謎の"都市空間"の生活場面では気になるくらい既存のメーカーのロゴマークが見受けられる。確認しただけで"NIKE"、"PUMA"、"XBOX"などなど・・・。最初はスポンサー広告程度に思っていたんだけど、劇中の娯楽時間に未来の"XBOX"がバリバリ出てくるのだから演出としか思えない。異質な近未来といわれている世界で身近なブランドマークが出てくることによりぐっと現実味あふれる世界になる。
全体のバランスも、ただのSFスリラーかと思っていたらアクションシーンが秀逸で、見ていて全く飽きない。途中、主人公だから大丈夫なんだろうというような場面もあるが、それをつつくのは野暮ってもんだ。だから映画なんだし、それによってドラマチックな物語が展開されていくのだから。出てくる人物が要所要所でほんとにいい役者使ってます。よりいっそうリアリティを高めていると思います。
評価は個人的なものなので、満点どうかは皆さんの目で確かめてもらうとして、僕の中では歴代に入るくらいの名作にランクしました。このジャンルの設定にやられた分を差し引いても星4つは固いです。
しかし、正直言ってこの作品、興業的にはあまりパッとしなかったので、どうしてもっと売れなかったんだろうと疑問でなりません。広告宣伝が悪かったか。
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2006年08月06日 (日)
サウンド・オブ・サンダー
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原題:A SOUND OF THUNDER
監督:ピーター・ハイアムズ
原作:レイ・ブラッドベリ『いかずちの音』
脚本:トーマス・ディーン・ドネリー、ジョシュア・オッペンハイマー、グレッグ・ポイリアー
出演:エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック、ベン・キングズレー、ジェミマ・ルーパー、デヴィッド・オイェロウォ
データ:2004年/アメリカ・ドイツ/102分 (松竹)
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★☆☆☆
ストーリー
西暦2055年。人類の長年の夢、タイムトラベルが可能になった時代。6500万年前にタイムトラベルし、恐竜狩りを楽しむというツアーがおこなわれていた。しかし、トラブルによって1.3グラムの何かを過去から持ち帰ってしまった事により、生態系に異常を起こしてしまったのだった。押し寄せる進化の波"タイム・ウェイブ"。1.3グラムの謎を解き、人類は生き延びる事ができるのか・・・。
インプレッション
アクション超大作なんですが、なぜか劇場公開ではパッとせずレンタルで順位を上げているというB級的な扱いを受けている印象の本作。実際に『サウンド・オブ・サンダー』といっても知り合いにはほとんど通じません。キャストも渋い。
内容はタイムとラベルが可能になった西暦2055年という近未来SF設定。僕は男の子なんで、こういう設定は無条件で好きなのでとても気になっていました。
いざ観ていると、予告では町並みのシーンが挿入されるたびに2055年の世界観がどんどんぶっ壊れていきます。なんだこのハメコミ合成は、とあきれてしまうほど。まるで一昔前の特撮映画を見ているようだ。しかし、その割には小道具やギミックは凝っていてしっかりとしているのにCG合成でガクンと安っぽさが出てしまう(主に町並み)。しかし設定は個人的に好きで、世界観を作る"物"回りは非常によくできているので、こういうところで萎えてしまうのは残念だ。
しかし問題はそれだけに収まらない。合成だけならまだ許せるのに、脚本が。ストーリー展開の進め具合が、お決まりの段取りに見えてしまいどうしょうもないハメコミ演出が続く。ここで犠牲になるのがさも当たり前のように死んでいく登場人物たち。いきなり思い出を語りだされても感情移入もなんにもないのでより安っぽいドラマを見させられている感覚になってしまう。
まったく別の進化を遂げた生き物たちや、体は恐竜でゴリラのような顔をしたクリーチャーはよくできていると思うし見ていて楽しい(SF設定が好きなので)。しかし、ゴリラは哺乳類なので、恐竜との賭けあわせの進化はどう考えてもありえないなと邪推してしまったり。最後の人類の最終形態とも言うべき姿はなかなか良かったです。
まとめると、説得力を持たせるための画面効果や演出は中途半端にやると良くないよという結論。しかしながら、SF好きならもう少し評価が高くてもいいかと思います。
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2006年08月04日 (金)
Match Maker
劇団海臨丸 Vol.20
『Match Maker』
[Cast]
坂本直柔、蓮田純江、藤野浩章、神子珠美、道祖尾正栄、今川視加 (プロ・フィット)、くまイサム、うさみかおり (東京P.R.O)、山口勇二、江原隆朗、坂下しのぶ、酒井秀人、伊関由維
[Staff]
作・演出:坂本直柔
照明:藤本正明
音響:TAISHI
舞台監督:池田徳太郎
イラスト:佐藤孝司
宣伝美術:伊庭薫
印刷:フロド・ブレーン
制作:office海臨丸
[Time table] ★=観にいった回
08/04日(金) 19:00★
08/05日(土) 14:00/19:00
08/06日(日) 13:00/18:00
(上映時間:約115分)
[Ticket]
前売:¥3,000
当日:¥3,200
[Place]
恵比寿・エコー劇場
(東京都渋谷区東3-18-3)
→JR恵比寿駅西口から徒歩5分。
インプレッション
あるレストランを舞台にしたシチュエーションコメディ。とあることからたまたま居合わせた登場人物が人生や恋、結婚について、本来の目的そっちのけであーでもないこーでもないと語り合う。
あちこちで台詞が飛び交う、とてもよくできた脚本だなーと思って観てました。物語の入りもいいし、展開も無駄なくというか突拍子もない事件も、レストランという普通の空間をありえないような設定で話を広げるいいスパイスになっていると思います。僕が去年の10月に演った、劇団アナログの『日向食堂』のレストランバージョンのような感じでした。
お店のような"席"という固定された芝居は、動きが付けにくく難しいと思っていたら、これだけの人数が舞台に上がると座る位置が決まっているというのは逆に整理されていて見やすい。動線の確保もしやすいだろうし、段取りっぽくは見えないのでうまく使ってる印象を受けました。
若干冒頭のシーンがみんな浮き足立っているような感じをうけてしまいましたが、最後に進むにつれてそれは初日の芝居なんだと理解できました。
そんなところに余裕があれば、面白いところはもう少しお客さんの声が聞けたかなとは思います。まぁでもこういう芝居は笑いを取るというよりもお客さんに覗き見感覚で芝居を見せるものだろうから別にいいんじゃないかと。
最後まで飽きずに見れたかというと少しダレてしまった感がもったいなかったです。このまま登場人物みんなの設定が一つ一つ明かされていくのかと思うと少し気が遠くなってしまいましたが、幸いそうではなかったようです。しかし、そんな雰囲気が会場に漂った瞬間にこそ、会場は座っているポジションを変える頻度が高くなります。開演からの約2時間は、そこまで長くは感じなかったけども、短くも感じられなかったというところ。
評価:★★★☆☆
【気になった役者さん】
・ 舘 マリコ (うさみかおり)
初めて芝居を観たよ。あれが自分の中で得意な演技なのかまだ癖がつかめないのが、もっといろんな役を見てみたいと思わせます。
・ 佐藤 一郎 (山口勇二)
なんだか何をやっても、ぐっさんの独特の味があるんだよな〜。ちょっとすごいと思う。どうにかしてその芝居を盗めないものか・・・。
・ 尾田 周治 (藤野浩章)
雰囲気といい声といい、バランスの取れた演技でした。ああいう風格っていうのかな、うまく自分の得意なペースに持っていけるのは強いと思う。
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2006年08月01日 (火)
ゲド戦記
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原題:ゲド戦記 -TALES from EARTHSEA-
監督:宮崎吾朗
原作:アーシュラ・K.ル=グウィン『ゲド戦記』シリーズ
脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子
プロデューサー:鈴木敏夫
制作:スタジオジブリ
出演:岡田准一、手嶌葵、田中裕子、小林薫、夏川結衣
データ:2006年/日本/115分 (東宝)
鑑賞方法:まちえい (映画の日 ¥1,000にて鑑賞)
評価:★★☆☆☆
ストーリー
多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出会う。
インプレッション
映画の日だったんで、ある程度覚悟して観にいきました。覚悟していたというのはあんまり期待しないで見ようという意味で、ジブリの宣伝には踊らされないぞ、とまだ周りで評価されてない状態で観たくて劇場に足を運びました。
あ、最初に言っておきますが僕は原作の『ゲド戦記』は読んでません。その状態で本作を観ると・・・なんとも言い知れない違和感に包まれます。世界観はいいし、絵はきれいだし、ジブリ独特のキャラクター、豪華声優人、そして壮大な物語と文句のつけようもないくらいのオプションに固められた自称"感動巨編"は観ているうちにどんどんそのイメージを感じられなくなってくる。しかし、大作感が全く無いのはなぜだろう。
絵はどう見てもジブリ。もはや真似でもいいと思えるくらい(というか同じ)の人物タッチは宣伝やポスター、パンフレットでは大いに期待を膨らませてくれます。がしかし、動いてみると明らかに違う。パパとは大きく異なる作品だという違和感が劇場を漂うのがよく分かります。人物一人一人のしぐさや、ちょっとした動作が余りにもおざなりに感じられ、全体的にのっぺりとした印象を与えます。表情豊かなキャラクターのはずが、なぜか表情があまり生きていないように感じるのです。
その理由として、物語り全体を覆っているネガティブな空気。暗い、みんな基本的に暗すぎます。主人公のゲドやアレンですらアレですから、いかに周りが盛り上げるかがポイントなのに、何も配慮を感じない演出はただたださびしい間だけが残ります。台詞一つ一つにもなにか哲学的なことがちりばめられていて、終始同じことを言っているので繰り返す事に意味を感じません。画で見せないでほとんどを台詞回しで説明している。原作に忠実に作られた為に、ジブリのワクワク感はすっかり相殺されてしまい、小学校の授業の教育ビデオを見ているようだ。
テンポも悪く、とにかく情景を見せたいであろうと思える間を取りすぎて何を見せたいのかがいまいちよく分からないので、なんとなくの雰囲気で語られていくストーリー。演出に筋が通っていない盛り上がらない見せ場。最後まで処理されない複線の数々。原作を読んでいないと楽しめるのかが疑問。
「ジブリ」ブランドの名を背負わなければそれなりの名作として語られていたでしょうに。
【※】 以下、ネタバレ注意!!
"影"や"真の名"についてもっと詳しく描いてほしかった。特に"影"の話は、ゲドも以前"影"を作ってしまった過去があるからアレンとの関係性が成り立つのに、これではアレンと出会い、物語が始まったのは全くの偶然という事になってしまう。
テルーの唄。あの挿入歌はめちゃくちゃ良かった。良かったけど・・・・・、・・・・・、・・・・・長いよっ!!! あそこは1フレーズくらいかせいぜい歌いだしでよかったんじゃなかろうか。劇中で話をぶったぎって、あんなにしっかり挿入されるとただのプロモーションビデオのように見えてしまう。それならまだ『黄泉がえり』の流し方のほうが良かった。それよりもラストの戦っているシーンなどで、あえてバックグラウンドで流してほしかった(これは演出になってしまうが)。
結局ただの内輪もめの話で、国がどうとか全く関係ない展開に終始唖然。最初のドラゴンのシーンの必要性が謎のまま話が終わってしまう。おそらくドラゴン同士の戦いで、世界観を見せたかったんだろうが、あまりにもインパクトが強すぎて(というか後のシーンが弱すぎて)、「あのシーンは何だったの?」という疑問がずっと残ってしまった。
スタッフロールにも堂々と"(新人)"と書かれていた「手嶌葵」さん。歌も声もとても魅力的ですばらしいと思いますが、いかんせんアフレコはやはり新人のにおいがプンプン。狙いなのか分からない気の抜けた台詞が全編を通して展開されます。でも"台詞回しが棒読み"なのはみな共通、プロの声優さん以外はどのキャラクターもそんな感じです。しかし、これは最近のジブリの特徴だと思ってますので、もはや許容範囲。
宮崎吾朗の監督初挑戦に、ジブリの中では唯一猛反対だったという父の宮崎駿さん。心情はよく分かりませんが、そんないわくつきの作品で主人公アレンの"父殺し"って・・・。あれも理由付けがあいまいで唐突だったし、初登場シーンでいきなりあんなことされちゃあ感情移入もできませんって。
最後に。タイトルの意味が全く分からない。本人は「ハイタカ」って名乗ってるし、劇中に「ゲド」って言葉は2、3回くらいしか出てこないのは・・・。結局この作品のテーマとしては、約2時間かけて「死と生、命の大切さ」を説かれたようです。何回も、何回も。
「命を大切にしない奴なんて大っ嫌いだ!!」
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2006年07月30日 (日)
フライトプラン
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原題:FLIGHTPLAN
監督:ロベルト・シュヴェンケ
製作総指揮:ロバート・ディノッツィ、チャールズ・J・D・シュリッセル
脚本:ピーター・A・ダウリング、ビリー・レイ
出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、マーリーン・ローストン、エリカ・クリステンセン
データ:2005年/アメリカ/98分 (ブエナ・ビスタ・インターナショナル)
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
ストーリー
事故死した夫の亡骸を乗せた飛行機に、娘のジュリアとともに乗り込んだカイル(ジョディ・フォスター)。その機内で、突如として娘の姿が見えなくなる。必死で探すカイルだが、誰一人として娘の行方を知る者はいなかった。
インプレッション
ジョディ・フォスター久々の主演作。演技は圧巻で、さすがの一言に尽きます。話の内容もミステリー色の強い設定が面白く、飛行機という閉塞空間で展開される息迫る展開は、最後まで飽きることなく観ることができます。98分という時間もちょうどいい。というか狭い飛行機の中ではこれ以上こねくり回されても間延びしてしまうのだと思う。
しかしながら練られたストーリーにはつっこみも満載で、粗を探す見方も少々、設定とは別のところで見つかったら成立しないような危ないトリックを堂々とこなすし、力押しと感じる場面は多々ありました。娘がいなくなっただけでいきなり「誘拐よ」と騒ぎ出すジョディもいきなりすぎて観ていてすこし滑稽に見えてしまうし、そんなに走り回られると迷惑極まりないと別のところに意識がしってしまう。もう少し回りの乗客に気を使うハズだろと。
展開を早めるためにはしょうがないのだろうけど各キャラクターの性格付けと行動がいまいち一致せずに、観ていてどこに感情移入すれば良いのか分からないままただただ"傍観者"になってしまうのがもったいない。狙いだったらもう少し他の乗客を置き去りにせずにクローズアップできたはずだ。
カメラワーク、場面の見せ方が非常に上手く、飛行機という限られた空間でしかも大勢の客席越しのカメラから見る画面は、あたかもそこにいるような臨場感を与えてくれる。1対1の切り替えもスムーズに行われ、何をしているのか分からないというようなことはない。
あっと驚くラストという文句ですが、まあそんな感じかといったところ。結局娘は存在していたのかという謎はしっかりと見せてくれます。個人的に僕はどんでん返しのストーリーが好きで、映画というような非現実的な世界に入り込むエンターテインメントには"驚き"というのは重要な要素だと思っているので、そういう意味では好きなジャンルだといえます。
全体的に丁寧なつくり、普通に観てる分には可もなく不可もなくジョディの熱演もあってのめりこめるだろう。しかし、「名作」という壁を越えるには今一歩及ばずといったところ。
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2006年07月27日 (木)
ローレライ
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原題:ローレライ/LORELEI
監督:樋口真嗣
原作:『終戦のローレライ』福井晴敏
脚本:鈴木智
出演:役所広司、妻夫木聡、柳葉敏郎、香椎由宇、石黒賢
データ:2005年/日本/128分
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★☆☆☆
ストーリー
1945年8月、広島へ原爆が投下された直後の日本。"鋼鉄の魔女"と呼ばれた潜水艦が、最終兵器"ローレライ"を搭載して、ある任務のために港を出発した・・・・・。
インプレッション
敗戦国が作った戦争映画としての出来は、はっきり言ってしまうと限りなく駄作に近いと思う。もちろんこれはSFだしこんな兵器は歴史上存在しないのだが、それを現実の戦争というテーマにはめ込んでみているとなんとも薄っぺらく感じてしまう。
戦争の、しかも"第2次世界大戦"は実際にいろいろ作品化されてきたがどの作品にも共通していえるのが尊さを重んじていることだと思う。もちろん本作でもその"尊さ"は十分に考慮しているのだが(というかその価値観がストーリーの本筋)、その他の戦争作品を見てきている(実際に体験している人もいる)人たちにとってはどうしても説得力に欠ける描写が多く出てくる。誤解を恐れずに言うと、戦争物の醍醐味はその時代に生きた人たちの死に様だと思う。しかし、この作品ではいとも簡単に、それも段取りどおりにその命を落としていくので、まるで小さいころに見た劇場版『キン肉マン』を思い出した。『キン肉マン』では主人公を通すために仲間の正義超人達が次々にいなくなっていく(しかし、最後にはしっかりと生きていてハッピーエンドを迎える)のだがこれは子供アニメだから成立する話だ。
役者の演技がいい分やっていることがすべて「台本に書いてあるから」という、泣く泣く設定芝居をさせられているような画になっているのが非常にもったいない。戦争当時の"愛国主義"は本当に間違っていたのか、真の正義とは何なのか、逆説的に見せたいのだろうかという感覚に陥った。最終的には見所が分散してしまったのでこの映画は原作の主張を生かしきれていない中途半端な作品になっている。役者の魅力を十分描ききれていないのも、がっかりさせた原因か。ていうか期待しすぎました。
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2006年07月18日 (火)
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
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原題:Harry Potter and the Goblet of Fire
監督:マイク・ニューウェル
原作:J・K・ローリング
脚本:スティーブン・クローブス
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、トム・フェルトン、スターニスラフ・イワネフスキー
データ:2005年/アメリカ/157分
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
ストーリー
新学期初日、伝説の三大魔法学校対抗試合がホグワーツで再開されることになったと、ダンブルドア校長 (マイケル・ガンボン)が発表。選手は、立候補した生徒の中から、炎のゴブレットが各校の代表選手1名ずつを選び出す。ボーバトン校からは美少女フラー (クレマンス・ポエジー)。ダームストラング校からはスター的人気を誇るクラム (スタニスラフ・アイエネフスキー)。ホグワーツからは誰もが認める人気者のセドリック (ロバート・パティンソン)。ところが続いて、参加資格がないはずのハリー・ポッター (ダニエル・ラドクリフ)も選手に選ばれてしまった。
インプレッション
人気シリーズの4作目です。まず作品の出来よりもラドクリフ君達の成長に目が行ってしまう。おっきくなりましたねー、まるで『渡る世間は鬼ばかり』を観てるよう。もう原作のポッター(14歳)と実年齢(17歳)に差が出始めてきましたが、このまま力押しで次回も撮影するそうです。アメリカらしい。
『ハリー・ポッター』シリーズは一見すると子供向けと見られがちですがそうではなく、誰にでも楽しめる内容で僕は全作観てます。本当にいつも思うんですが、この映画はストーリーの構成、テンポが素晴らしいと思う。上映時間が『賢者の石』152分、『秘密の部屋』161分、『アズカバンの囚人』142分、『炎のゴブレット』157分と毎回2時間を超えるボリュームたっぷりな内容なんですが、スローなシーンでもまったく飽きることのない見せ方で、最後まで時間を忘れさせてくれます。近作も2時間37分という長さを感じさせないエンターテインメントに仕上がってました。これだけ原作のファンがついてくる厳しい作品だからこそ、制作側も手を抜けないんでしょう。
この話、僕は原作を読んでないんですがそれでもばっさりそぎ落としてる感は否めず。ストーリ的には前回のほうが良かったかな。今回はそれぞれの成長も垣間見れましたが、どこに焦点を当てていいのかが曖昧になり事件なのか人間関係なのかもう少しどちらかを掘り下げて欲しかったです。ハリーの恋物語も原作を読んでない僕としては三角関係などがあると思っていたので肩透かしを食らったようでした。この程度なら宣伝文句にしないで欲しかった。
ドラゴンとの戦闘シーンやハリー・ポッターが頭角をあらわしていくさまはワクワクしたし、こういう見せ方は非常にいい。基本少年漫画で育った僕や子供達には、すばりストライクゾーンの展開なわけです。
1作目には『シックスセンス』のM・ナイト・シャラマン監督にもオファーがあったようで、当時は『アンブレイカブル』の撮影でNGだったようです。しかし6作目、もしくは最終章の撮影に名乗りを上げているそうなので、今後の展開が楽しみです。
キャスティングに関してももはや変更など許されない作品になっているのだろう。しかし、全7作の折り返しであるはずの本作から『不死鳥の騎士団』、『謎のプリンス』、そして未だ題名未定の『最終章』と、この残り3作をどうやって年齢のギャップという壁を見せていくのかが見ものだ。もうこの際、最後まで原作は読まずに映画を制覇してやる! と変な決意を固めてみます。
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2006年07月17日 (月)
シン・シティ
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原題:SIN CITY
監督/脚本:フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス
特別監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバ、イライジャ・ウッド、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハートネット
データ:2005年/アメリカ/124分
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
ストーリー
犯罪以外は何もない"罪の街=シン・シティ"。救いなどなかったはずのシティで、その夜、3人の男が絶滅したはずの愛と出会う。屈強な肉体と醜い傷跡のせいで、誰もそばに近づこうとしない前科者マーヴ。過去を捨て、娼婦街の自警者となって夜をさまようドワイト。凶悪な幼女連続殺人犯を追って、引退の夜を迎えたシン・シティ最後の正義、ハーディガン刑事。それぞれにワケありの過去を抱えながらシティの片隅に生きてきた男たちは、自分に愛を与えてくれた女のために、邪悪な悪の権力との命懸けの戦いに身を投じてゆく。
インプレッション
原作がフランク・ミラーのアメコミらしいんですが、独特の世界観に酔いしれます。しかしめちゃくちゃバイオレンス。血も涙もないそして救いようがない内容です。しかしそんな街の中で唯一の人間臭い感情、"愛"について奔走する男達の物語。オムニバス式で物語が展開していくんですが、違う話でも同じ人物の名前が出てきたりと微妙に世界がつながってるのがわかります。
世界観は大好きなんですが、身もふたもなさ過ぎるストーリーは賛否両論あるところです。話としては一つ一つはまとまっているんですがオムニバスだからできたかなというような部分も。オムニバスは展開の速さと力押しできるところが強みですな。この映画の演出なんだろうけど、淡々と独り言のようなナレーションで話が進んでいくのがちょっと多すぎる感が。あと、主人公以外の人物の感情描写がほぼ皆無というのも気になります。そういう人がいてもいいけど、この街の住人ほとんどそうなのはいただけない。みんなやばいんじゃないかっていうくらい何考えてるかわからないです。
映像の表現手法はスタイリッシュ。この一言に尽きます。全編モノクロな画面の中で、赤など強調したい部分のみ色がついているという斬新的な映像です。映像というよりもデザイン。一見すると見難いけど、いいですカッコイイから。好みが分かれると思うけど僕はこれに一発でやられてしまいました。というか、この超豪華な出演陣よりも映像表現に惹かれて観たくらいです。しかしブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネットと、誰もが主役級のそうそうたる顔ぶれ。これでもかというくらいによく集めたなーと、いちいち変なところに感心しながら観てました。
あと、映画の説明を聞けば聞くほど『バットマン』の"ゴッサム・シティ"を連想してしまうんですが・・・。
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2006年07月15日 (土)
「あなたが船に乗っていると、あなたの母親とあなたのガールフレンドが溺れているのを発見しました。船にはあと一人しか乗れません。さあ、あなたはどうしますか?」と彼女に聞かれたら
劇団お魚レモンパイ 旗揚げ公演
『「あなたが船に乗っていると、あなたの母親とあなたのガールフレンドが溺れているのを発見しました。船にはあと一人しか乗れません。さあ、あなたはどうしますか?」と彼女に聞かれたら』
(※ タイトルです!)
[Cast]
荒川浩平 (HELLO THERE & Co)、金子知未、社内俊介 (HELLO THERE & Co)、波平優希、平塚達郎、山縣力也、横田純 (東京P.R.O)
[Staff]
作・演出:平塚達郎、平本要
舞台監督:社内俊介、横田純
音響:加藤雅史
照明:南香織
制作:矢島佐智子、塩塚厚則
司会:しゅうま (立教大学プロレス愛好会)
[Time table] ★=観にいった回
7月14日(金) 19:00
7月15日(土) 14:00★/19:00
7月16日(日) 14:00
(上映時間:約120分)
[Ticket]
前売:¥1,500円
当日:¥2,000円
[Place]
新宿 Miracle
(新宿区歌舞伎町2-45-2ジャストビル4F)
→新宿歌舞伎町、コマ劇場から少し奥に行ったところ。徒歩10分。
インプレッション
まず言わせてもらいます。タイトル長げぇ!!
誘ってくれたというか出演している横田君曰く、「お笑いライブのような内容になりそう」とのことだったのでそのつもりで観にいったら、なかなかどうして旗揚げ公演という不安要素も気にせず見ることができ、割とちゃんとストーリラインも維持してるものに仕上がってました。ライブという一過性のものではなくちゃんとお芝居してました。
ただ、アドリブのところは見え見えでお客さんのスイッチが入りきらないうちに流れる流れる。面白いことやってるんだけどなー。自分達だけのテンポで楽しんでしまっている感じは否めなかったです。
個人個人のスキルというか、雰囲気芝居ではなくきちんと見せることができる人がここまでそろっているならアドリブなんてしなくてもきちんと作れたと思います。誤解を恐れずに言うのなら、この面子と内容でアドリブ芝居を多様するとギャップが激しすぎて客がついてきません。もったいない。
個人は立っているんですが、そんな人たちが同じところにいるとまるでつぶしあい。もっとお互いに周りを感じた芝居をするほうがグッと感情移入しやすくなると思います。
最後はいろいろやれたけど少々詰め込みすぎた感じ、でも僕は好きですよこういうの。
最後に。
「あなたが船に乗っていると、あなたの母親とあなたのガールフレンドが溺れているのを発見しました。船にはあと一人しか乗れません。さあ、あなたはどうしますか?」 |
多分、そのときに直面してから考えると思います。考えて考えて考えまくると思います。両方助かる方法を。そんなのあらかじめ備えて考えておくものではないし、決めてしまっていることのほうが怖いです。自分の考えを狭めてしまい柔軟な発想を制限してしまうから。いつでもフラットでいられることが理想です。
いろんな状況で分析しつつその場で一番だと思う行動をするんだろうなぁ。水温、岸までの距離、波の状況、自分の残り体力・・・。ちなみに僕の相方は、元競泳選手ですが。
評価:★★☆☆☆
【気になった役者さん】
・ ドラじい (横田純)
おもしろい役どころ。初めてちゃんとした笑いがおきたかもしれない。そのくらいつかみがしっかりとできてたかと。いいなぁこういう役やりたいよホントに。"ドラじい"っていうくらいだからもう少しじいさんっぽく色をつけても良かったかも。欲を言うともうちょっと出番欲しかったかな。
・ 竜 (山縣力也)
なんと、山縣さんとは同じ事務所で一緒にレッスンうけてました。名前を見てビックリ。相変わらずいい雰囲気でした。お客さんがたくさんいたんで話はしてないけど、すごい偶然だなぁ。
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2006年07月10日 (月)
M:i:III
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原題:Mission: impossible III
監督:J.J.エイブラムズ
製作:トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー
原作:『スパイ大作戦』
出演:トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヴィング・レイムス、マギー・Q、ジョナサン・リス=マイヤーズ
データ:2006年/アメリカ/126分
鑑賞方法:ワーナーマイカルシネマズ新百合ヶ丘
評価:★★★☆☆
ストーリー
スパイを引退し、教官になったイーサン・ハントのもとに新たなミッションがやってきた。自らの教え子である<IMF>の女性エージェント、リンジーの危機に立ち上がることから今回のミッションは始まる。
しかし、国際的なブローカーのオーウェン・デイヴィアンの登場で、事態はイーサンの予想をはるかに超えるものになってゆく。イーサンは敵の罠に陥り、過去に経験のない衝撃の計画に翻弄されてしまう。オーウェンがその正体を知る謎めいた暗号名「ラビットフット」とは何なのか?
インプレッション
トム・クルーズ製作プロデュースのスパイ物第3弾です。1作目はブライアン・デ・パルマ監督の緻密な構成と大胆な展開に度肝抜かれ、2作目はジョン・ウー監督のド派手なアクションにもはやスパイの片鱗も感じなくなってきたところにこの3作目ですよ。イーサン・ハント(トム・クルーズ)は既に引退していて、事件に巻き込まれる事によってまた難解なミッションを遂行する。今作の監督にはアメリカの人気TVドラマシリーズ(『エイリアス』、『LOST』など)を数多く手がけるJ.J.エイブラムスを迎えての豪華布陣。アクションありロマンスありスパイのチーム戦や強大な悪、そしてどんでん返しの展開など3作目にふさわしい非の打ち所の無いエンターテインメントに仕上がってる感じです。
とはいえ、トム・クルーズのトム・クルーズによるトム・クルーズのための映画です。でもいいんです。万人に面白いからいいんです。きっと細かく見ると相当突っ込みどころは多いし役者視点から見るとわっかりやすい複線張りまくりだし、非常に丁寧なつくり。脚本のお手本にもなりそうなストーリー展開でスパイ物には欠かせないどんでん返しも用意されているし見せかたもホントくどいと思うくらい丁寧でわかりやすい。最後の"ラビットフット"の見せかたも、あえてあれでいいと思います。
それ以外にも特に思った事は、よく「走る」。走ってるトムがこれでもかってほど出てきます。そういう撮り方してるんだろうけど超人並みに早い。トム以外の周りの景色がぼやけて見える(アメリカのTVドラマでよく見る表現)。7月3日に44歳になったトムが「まだいけるんだぞ」と見せ付けるように体を張ったアクションを多用していたようにも見える演出がいっぱい。あんなにハイテクなスパイなのに潜入はビルから宙吊りで飛び降りたり、格闘シーンが多く「打てよ!」と感じた部分も事実。でもいいんです。トムのかっこつけ映画でも、彼だからできる映画なので。
奥さんの職業とか後づけ設定だなぁと感じる点も多々ありますが、「その描写を見せたいんだ!」というトムの意思がとてもよく伝わってきます。もうトムの自己満映画です!! でも実際かっこいいから成立するんです。さすがに1作目の『ミッション:インポッシブル』から観てると老けたなぁと思うので、次回作があるとしたら世代(主役)交代か頭脳戦しかないでしょう。ジャッキー・チェンやシュワちゃんじゃないんだから。
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2006年03月24日 (金)
CATS
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『CATS』
[Staff]
曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞:T.S.エリオット「Old Possum's Book of Practical Cats」より
日本語台本:浅利慶太
製作・演出:浅利慶太
振付:加藤敬二、山田卓
照明:沢田祐二
美術:土屋茂昭、劇団四季美術部
音楽進行:鎮守めぐみ
オリジナルクリエイティブ・チーム
演出:トレバー・ナン
振付:ジリアン・リン
美術デザイン:ジョン・ネイピア
照明デザイン:デビッド・ハーシー
[Time data]
観た回:2006年3月24日(木) 13:30開演
上演時間:約2時間30分 (休憩を含む)
[Ticket]
A席:¥9,450
[Place]
キャッツ・シアター
(JR山手線五反田駅から徒歩8分)
[劇団四季 CATS公式HP]
http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/
ストーリー
満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。たくさんのジェリクルキャッツたちが、年に一度開かれる“ジェリクル舞踏会”に参加するため集まってきます。
人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫それがジェリクルキャッツ。
そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。夜を徹して歌い踊る猫たち。
やがて夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、天上に上り、新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫の名前が、宣言されます。
その猫とは・・・。 (『CATS』公式ページから引用)
インプレッション
ついに観てきました、ミュージカルの最高峰と言われる作品、劇団四季の『CATS』です。
まず会場に入って驚く。なんだここは、異空間のような感覚で世界観に入り込めるエンターテインメント。最初に席に着くと見辛いところだったと思ったが、開演後にまたびっくり。舞台がいきなり大回転。めちゃくちゃ見やすい席でした。
猫のメイクがすごい。動きが、ダンスがすごい。・・・と言い出すとキリがないので内容の話を。
はっきり言ってよくわからないような話の流れ。でもなんとなく盛り上がってるのはわかります、そして圧倒されてる自分がいる。会場が広すぎるので役者が話すときに照明でスポットが、そして話す役のマイクボリュームが上がる、台詞しゃべる。全てのスタッフの演出で台詞や役者、舞台を魅せているんだなあと感じました。音響卓のでかいこと。
評価:★★★★☆
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2006年02月25日 (土)
ダンスライブを観て
前に出演したミュージカル『りめいく』でダンスの振り付けでお世話になった上瀧緑先生のダンススタジオ"ZaSSO"のダンスライブ(定期公演)を観てきた。
スケジュールが合わなくて、急に頼んだチケットが何とか取れたようで、会場に着いてライブが始まるころには会場の後ろに、立ち見のお客さんでいっぱいでした。
久しぶりに見たダンスライブ。かなり面白かったです。振り付けが緑先生らしいなぁと、『りめいく』頃をチラチラと思い出しながら観てました(笑)。
大学の頃サークルでやったダンス公演が懐かしい。もうあんなん踊れないだろうな・・・。緑先生にはいつも声をかけられてるんですが、西荻窪じゃなぁ・・・。
物理的距離と精神的な距離なのだろうか。やってみたい気持ちはあるが、時間的に忙しかった最近はこのライブを観るまで"ダンス"は頭になかった。
じゃあやってみるかというわけにはいかないが、機会を見つけてまた向上心をもってダンスをやりたいなぁ。
ありがたいことに他の人から見て僕のダンスは、"趣味"というよりはうまいみたいなので。
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2006年01月14日 (土)
セルリアホテル
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『セルリアホテル』
[Cast]
沖島実子、金箱崇政 (ワイルドカシューナッツ)、草野智之 (MFビレッジ)、栗山和也、関位泰成、平田朋美 (The Out of devil project)、前田有生子、三川克久、和田郁 (ライオンパーマ)
[Staff]
脚本:小島久実
演出:三川克久
音響:日野大
照明:関塚千鶴 (ライオンパーマ)
舞台監督:杉本幸夫 (銀色模型)
[Time table] ★=観にいった回
1/13日(金) 19:00
1/14日(土) 14:30/19:00★
1/15日(日) 14:00/18:30
(上映時間:約120分)
[Ticket]
前売:¥1,500
当日:¥1,800
[Place]
江古田ストアーハウス
(都営地下鉄大江戸線 新江古田駅 A2出口徒歩10分)
[劇団 HP]
http://www5f.biglobe.ne.jp/~totsugeki/
インプレッション
独特の雰囲気を持ったストーリー。キャラクターそれぞれに目的があり魅力的な描かれ方をしているので見ていて飽きない。先にキャラクターからできたのかと思うくらい。話としては登場人物が自立していったり認められたりしていく成長を見せたいのだろう。
総合的に演出のバランスがいいと感じた。音、光、盛り上げどころもつぼを押さえてるし、しっかり作られてるなぁという印象。
強いて言うならば役者の演技の幅をもうちょっとそろえられると良かったかも。ちょっとそれぞれが飛びすぎててまとまりがないようにも見えてしまうのがもったいなかった。
評価:★★★☆☆
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2006年01月12日 (木)
宇宙戦争
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原題:WAR OF THE WORLDS
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:『宇宙戦争』 H・G・ウェルズ
脚本:デヴィッド・コープ、ジョシュ・フリードマン
出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ジャスティン・チャットウィン
データ:2005年/アメリカ/114分
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★☆☆
ストーリー
アメリカのある町である日のこと、突然、稲光が何度も地上にまで達するという異変が起きていた。レイ(トム・クルーズ)は、黙って外出した息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン)を探しにいくため、娘のレイチェル(ダコタ・ファニング)に留守番をするよういいつける・・・。
インプレッション
H・G・ウェルズの人気小説『宇宙戦争』をスティーヴン・スピルバーグ監督がリメイクした作品。制作費もスピルバーグ映画史上最高額の1億3300万ドル(約138億円)。おまけにキャストが主演トム・クルーズ、天才子役ダコタ・ファニング、演技派ティム・ロビンスと、そうそうたる顔ぶれ。制作費のほとんどは彼らに持っていかれてるでしょうが(笑)。しかし、文句なしの「SF超大作」。この作品にこそ、この言葉がふさわしいでしょう。
まず、リメイクといっても今までとの大きな違いは、"一市民"に焦点を当てて、パニックから逃げ惑う家族の視点から描かれているという点です。
突然地中から現れた敵(トライポッド)からの攻撃に恐怖し逃げ惑う描写はかなりリアルです。アクションでもなんでもなく、ただただリアルに人類がやられていくさまを描いていきます。アメリカでのレーティング(年齢規制)に対する対処として、直接的な表現は避けられているものの、想像力が豊かな人は、よっぽど怖いと感じるはずです。
世界観の見せ方がとても秀逸で、さすがは巨匠スピルバーグ。"とにかく世界がヤバイ"というのが、逃げ惑う人々からひしひしと伝わってきます。
日本のニュース放送が、なぜか外国人リポーターだったり、大阪ではトライポッドを倒したとか、奇妙な日本びいきには少々戸惑いましたが(笑)。
そして、おじさんトム・クルーズ。なぜトム・クルーズなんだろう??
彼は今回、凄腕の諜報員でもなく、特別な力を持っているわけでも、魅力的な人物でもなく、完全にただのおっちゃん。だめ親父です。プライベートでの彼を考えると、これほどお似合いなキャスティングはないがw。スピルバーグの高度なイヤミなのだろうか。
ダコタ・ファニングは演技上手すぎて、大人じみてて怖いです。
ストーリーは後半にかけて、一気に進んでしまった感が。
丁寧に世界観を作ったところで、ラスト15分はあまりにもさらっと流していきます。その部分をもう少し長く作って欲しかったような。人物に感情が移入してきたところで、バッサリと切った感じ。「感動はさせませんぞ」というスピルバーグの意思を感じました。最終的に"家族愛"なんてものじゃ片付けたくないという、意思のようにも思えます。やはり"世界観"に重点を置いたんでしょう。
ラストはつっこんじゃいけません。100年以上前に作られた話なんですから。いくらベタと言われようともその当時は何もかもが革新的なストーリだったんですから。それをスピルバーグが、かなり忠実にリメイクしているということでしょう。
その点を差し引いても、十分に見る価値はあるかと思います。
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2006年01月09日 (月)
キング・コング
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原題:KING KONG
監督:ピーター・ジャクソン
脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン
出演:ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、アンディー・サーキス
データ:2005年/ニュージーランド・アメリカ/188分
鑑賞方法:TOHOシネマズ南大沢(プレミアスクリーン)
評価:★★★★☆
ストーリー
冒険映画を撮影するために幻の孤島"スカルアイランド"にやってきた監督のカール(ジャック・ブラック)と脚本家のジャック(エイドリアン・ブロディ)、そして女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)は、島で巨大な生き物と遭遇する。
インプレッション
ようやく観てきました、しかもプレミアスクリーンで。
この映画、巨大なコングが暴れまわったり恐竜が生息する骸骨島(スカルアイランド)など、CGでの表現、迫力がものすごい。さすがは『ロード・オブ・ザ・リング』の監督といったところです。ニュージーランドでの撮影ということですが、ニュージーランドの壮大な自然が跡形もないくらい世間からは孤立した島になっています。それだけでも大画面で見る価値は十分にあるかと。
キングコングの動きはとても自然で、まるで本当のゴリラをそのまま大きくして合成したみたい・・・って、実は『ロード〜』の"ゴラム"のCGモーションを担当したアンディー・サーキスが演じてるんですね。よっぽど監督に気に入られたんでしょうか。
しかし、主役ともいわれるこの役(キングコング)をもらっても、生身では出してもらえない・・・(笑)。コングの癖など動物的な動きは、個性的で秀逸です。本当に彼女と打ち解けられるのか不安になるくらいバカな野性的な動きです。
骸骨島に出てきた原住民は、いかにもってくらいの描き方でした。凶暴的な儀式を好む今ではベタといわれるような原住民を完全に"リメイク"してくれてます。
物語としては、188分という約3時間超えの長丁場でも十分耐えられるくらいの勢いがありました。
ただ、前半部分が少々長い感じが。導入部分だからお客さんは見てくれるけど、コングの登場まで1時間半というのは、さすがに集中力を保つのが難しいかも。しかし、コング登場からは物凄いシーンの連続で、パニックあり、アクションありの、途中から観た人は『ジュラシックパーク』と勘違いしてしまいそうな贅沢な映像のてんこ盛りです。
恐竜からのありえない回避とか奇跡的な動きは、もはやアクションエンターテイメントとして良しとしましょう。観てて楽しいです。
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まず、コングはどうして生まれたのか。仲間もいないので、イキナリ突然変異的な生まれ方なんでしょうか。昔のリメイクなので無粋なことは考えなくていいんでしょうが、今のハリウッド映画なら、設定をこじつけでも入れてくるからw(DNAがどうのとかって・・・)。ある意味潔かったかも。
さらに、コングにつかまれてるときの彼女の首が折れてしまわないかドキドキしながら観ていたり。ありゃ危ない。
そして、野生の島といってもあまりにもファンタジーな生物のオンパレードなこととか。『風の谷のナウシカ』バリの昆虫には圧巻です(いろんな意味で)。
コングを捕獲した後も、どうやって島に運んだとか。そこら辺の描写がバッサリ抜かれています。いきなりNYなんですもん。コングが運ばれている時の彼女の心境とかもっと描いて欲しかったなーと。
ま、ま、そんな細かいことは置いといていいと思います。
とにかく、かなり忠実に再現しきっています。ピータージャクソンは、『キング・コング』を観て映画監督になろうと決意したといい、元の映画をリスペクトしているので同じ描写がかなりでてきます。特にNYでのシーンはまんまです。
ラストも。忠実に再現しててまったく同じw。そこは覚悟して観ましょう。
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2005年11月23日 (水)
"歌バカ" Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 【初回生産限定盤】
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アーティスト:平井堅
レーベル:Def Star Records
発売日:2005年11月23日
データ:BESTアルバム/CD2枚+DVD1枚/¥4,200(税込)
評価:★★★★★
インプレッション
地元のHMVの店頭販売を見て、衝動買いしちゃいました。
卑怯ですよこの初回限定版は!!
全ミュージッククリップのDVD付きって、これでもかってほどの"BESTアルバム"じゃないですか。
平井堅好きならずとも買ってしまいます。
ダイスキですけどw。
平井堅デビューからの10年間、全てのシングルということで、初期のナンバーももちろん収録されています。
さすがに、「楽園」以前の曲はマイナーな感じは否めませんか・・・。
しかし、「Love Love Love」等はとても気に入っていて、特にPVがイイ!!
カラオケでも良く観ているので(歌えよ!)、このPVが収録されているだけでポイント高いです。
評価は文句なしの満点ですね。
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2005年11月17日 (木)
約三十の嘘
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監督:大谷健太郎
原作:土田英生
脚本:土田英生、大谷健太郎、渡辺あや
出演:椎名桔平、中谷美紀、妻夫木聡、田辺誠一、八嶋智人
音楽:クレイジーケンバンド
データ:2004年/日本/100分
鑑賞方法:レンタルビデオ(VHS)
評価:★★★★☆
ストーリー
豪華寝台特急トワイライト・エクスプレスに乗り込んだ志方大介(椎名桔平)ら6人の詐欺師たち。ある事件以来解散状態だった彼らは再び結集し、3年ぶりの大仕事を成功させるが、戦利品である大金が詰まったスーツケースを紛失してしまう。
インプレッション
劇中で、ある人物が言う台詞に、こういう言い回しがあります。
「一つの嘘のためには三十の別の嘘を用意しなさい」 |
もともとが舞台の芝居なので、ほとんどが台詞劇なんですが・・・、見事に映像化しているところがすごいと思う。しかも、ぜんぜん飽きずに緊張感を保ったままラストまで観ることができました。もちろんキャストの良さもあるんだろうけど。
もともとの脚本が土田英生さんという人。『その鉄塔に男たちはいるという』など、緊迫した状況下に置かれた普通の人たちのたたずまいや、認識のズレから生じる会話の可笑しさや哀しさを軽快なテンポで見せることで評価を得ているとても面白い本を書く方です。この人の本、大好きなんです。実際のお芝居も文学座の舞台で観ました。
実は僕、今回の『約三十の嘘』も、文学座の先生の演技レッスンで実際演ったんですよね。その時から、台詞の妙がとても楽しくて、演じているこっちが面白かったです。今回の映画化にあたって、共同脚本を書かれたのは『ジョゼと虎と魚たち』の脚本を手がけた渡辺あやさん。そして監督は『avec mon mari アベックモンマリ』の大谷健太郎という強力タッグです。作品の完成度はこの映画のクオリティの高さからもうかがい知れます。
大変だったのは、"列車の中"という設定。メインとなる部屋には窓からの背景がまったく写らないんですが、当初は列車をすべて本物でやるか、セットを使うかで相当悩んだそうです。それに伴い、列車なので窓から見える背景を、常にハメコミ合成で写すかどうか。全部合成でやるとなると大変なお金がかかるわけで、計算してみると合成カットが『ガメラ』以上の特撮映画になっちゃうらしい(笑)。
そして、豪華すぎるキャストも忘れちゃいけません。ホント、豪華すぎるよ。八嶋さんはまぁ、いい意味でいつも通りなんですが(オッ、というシーンはありますが)、椎名桔平がいい味出してる。さすがです、というかおいしい役というか・・・。妻夫木聡は、僕この映画で初めてかっこよく見えました。いや、今までかっこ悪いと思っていたとかじゃなくて(誤解しないように!!)、演技者としての雰囲気があってかっこいいなぁと。同じく音楽で参加のクレイジーケンバンドも、かっこよくていいノリでした。
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2005年11月06日 (日)
オールド・ボーイ
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原題:OLD BOY
監督:パク・チャヌク
原作:『オールド・ボーイ』土屋ガロン(作)、嶺岸信明(画)
出演:チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・ヘジョン、チ・デハン、キム・ビョンオク
データ:2003年/韓国/120分
受賞:2004年カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞作
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
ストーリー
ごく平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)はある日突然拉致され、気がつくと小さな監禁部屋にいた。理由も分からぬまま15年監禁され続け、突如解放される。復讐を誓うデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じるが・・・。
インプレッション
すごいです。圧倒的な映像を見せ付けてくれます。しかし、それは決してキレイな画ではなく、CGがすごいいとか、そういうレベルではない、見るものをひきつける迫力。そういった映像美です。
実際、かなり残酷なシーンや、表現が並べられますが(R-15指定)、その設定に飲み込まれているので、見入ってしまいました。飽きることなく最後まで見れる理由の一つに、その設定があげられるかと思います。
なぜ彼は15年も監禁されたのか?
なぜ突然開放されたのか?
この謎が作品全体の緊張感と集中力をキープしているので、多少無理な展開や、難解な部分があっても受け入れられてしまうんでしょう。とにかく斬新な演出と映像は圧巻です。これだけでも見る価値あり。
主人公のオ・デスの強さもアクション好きにはたまりません。結構リアルで、痛そうに殴ってるけど(笑)。体系が変わるくらいの説得力が確かにあります。演技の迫力も。多少、韓国人独特の感情的な演技が目立ちますが、それはお国柄抜きにしてもいいと思います。
展開に関しては、韓国映画にしてはかなり「・・・」なストーリーだと思うんですが。
というか大丈夫なのか、コレは??
基本的に復讐目的なんで、都合の良い大団円のハッピーエンドは無いとは思うんですが・・・、話の内容、特にラストは誰もが「おおぅ」と飲み込んでしまう展開でしょう。
カンヌ国際映画祭でのグランプリ受賞作ということですが・・・、タランティーノ好きそうだもんなぁ。ホント、めっちゃ好きそう・・・(笑)。
※ この下、ネタバレ注意!!
でもさぁ・・・、さすがに催眠術で忘れようっていう展開は無いと思う。近親相姦忘れましょー、ってオォーイ・・・みもふたもないよぅ。日本の昼ドラでもないッス、こんな展開。向こうでも相当、物議をかもしただろうて。もうちょい、(倫理的に)キレイな終わり方にすれば、こんなに評価が別れることもなかったろうに・・・。
僕は「良かった」とは言えないラストでした。
でも、「つまらない」とも言えない面白さがある作品です。
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2005年11月05日 (土)
CODE46
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原題:CODE46
監督:マイケル・ウィンターボトム
脚本:フランク・コットレル・ボイス
出演:ティム・ロビンス、サマンサ・モートン
データ:2003年/イギリス/93分
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★☆☆☆
ストーリー
近未来の上海で"パペル"と呼ばれる滞在許可証を偽造していたマリア(サマンサ・モートン)は、その調査に訪れた既婚のウィリアム(ティム・ロビンス)と恋に落ちる。だが2人は同じ遺伝子を持つ者同士で、その関係は"CODE 46"という法律で禁じられていた。
CODE46 |
インプレッション
こういう近未来の世界観大好きなんですよ。DNAレベルで、病気になりやすい国や地域があり、"パペル"という許可証がないとそこの地域にすらいけない。リアルで現実味があり、閉塞的な世界状況がよく描かれていました。
ただし、この点は多少説明不足で、よく読み取れていないとまったく分からなくなってしまうでしょう。そうなるとこの映画、ただ淡々と"男の不倫物語"と化してしまいます(笑)。"SFサスペンス"と題打ってますが、全然そんな話ではありません。もうちょい2転3転と、展開があればよかったかなーと思います。
個人的にはもうちょっと未来の世界観を期待してました。最後のオチも、身もふたもない・・・。そこに行き着くまでの2人の恋愛感情、絶望



























