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原題:Mission: impossible III
監督:J.J.エイブラムズ
製作:トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー
原作:『スパイ大作戦』
出演:トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヴィング・レイムス、マギー・Q、ジョナサン・リス=マイヤーズ
データ:2006年/アメリカ/126分
鑑賞方法:ワーナーマイカルシネマズ新百合ヶ丘
評価:★★★☆☆
ストーリー
スパイを引退し、教官になったイーサン・ハントのもとに新たなミッションがやってきた。自らの教え子である<IMF>の女性エージェント、リンジーの危機に立ち上がることから今回のミッションは始まる。
しかし、国際的なブローカーのオーウェン・デイヴィアンの登場で、事態はイーサンの予想をはるかに超えるものになってゆく。イーサンは敵の罠に陥り、過去に経験のない衝撃の計画に翻弄されてしまう。オーウェンがその正体を知る謎めいた暗号名「ラビットフット」とは何なのか?
インプレッション
トム・クルーズ製作プロデュースのスパイ物第3弾です。1作目はブライアン・デ・パルマ監督の緻密な構成と大胆な展開に度肝抜かれ、2作目はジョン・ウー監督のド派手なアクションにもはやスパイの片鱗も感じなくなってきたところにこの3作目ですよ。イーサン・ハント(トム・クルーズ)は既に引退していて、事件に巻き込まれる事によってまた難解なミッションを遂行する。今作の監督にはアメリカの人気TVドラマシリーズ(『エイリアス』、『LOST』など)を数多く手がけるJ.J.エイブラムスを迎えての豪華布陣。アクションありロマンスありスパイのチーム戦や強大な悪、そしてどんでん返しの展開など3作目にふさわしい非の打ち所の無いエンターテインメントに仕上がってる感じです。
とはいえ、トム・クルーズのトム・クルーズによるトム・クルーズのための映画です。でもいいんです。万人に面白いからいいんです。きっと細かく見ると相当突っ込みどころは多いし役者視点から見るとわっかりやすい複線張りまくりだし、非常に丁寧なつくり。脚本のお手本にもなりそうなストーリー展開でスパイ物には欠かせないどんでん返しも用意されているし見せかたもホントくどいと思うくらい丁寧でわかりやすい。最後の"ラビットフット"の見せかたも、あえてあれでいいと思います。
それ以外にも特に思った事は、よく「走る」。走ってるトムがこれでもかってほど出てきます。そういう撮り方してるんだろうけど超人並みに早い。トム以外の周りの景色がぼやけて見える(アメリカのTVドラマでよく見る表現)。7月3日に44歳になったトムが「まだいけるんだぞ」と見せ付けるように体を張ったアクションを多用していたようにも見える演出がいっぱい。あんなにハイテクなスパイなのに潜入はビルから宙吊りで飛び降りたり、格闘シーンが多く「打てよ!」と感じた部分も事実。でもいいんです。トムのかっこつけ映画でも、彼だからできる映画なので。
奥さんの職業とか後づけ設定だなぁと感じる点も多々ありますが、「その描写を見せたいんだ!」というトムの意思がとてもよく伝わってきます。もうトムの自己満映画です!! でも実際かっこいいから成立するんです。さすがに1作目の『ミッション:インポッシブル』から観てると老けたなぁと思うので、次回作があるとしたら世代(主役)交代か頭脳戦しかないでしょう。ジャッキー・チェンやシュワちゃんじゃないんだから。
