本番1週間前に劇団員でしかできない芝居を作る

1周間前! Theatre劇団子
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1周間前!最後まで渡された台本で自主的な練習を繰り返すたびに主宰石山さんの劇団愛を感じる台詞がいっぱい。
それはシリアスなシーンのみならずおちゃらけたシーンまでも。
一見するとパーツがバラバラのような不器用な人間達が、これ以外ないって部分にハマっていく。
「劇団子作品」の中で生きるってのはそういうことなのかと、稽古を眺めながら噛み締めておりました。

劇団員でしかできない芝居を作るという言葉が、「客演さんを呼ばない」という制約などではなく「これ以上のキャスティングはないでしょう」と誰が見ても思える作品しかできない作り方に直結しているんだと思う。
これを劇団子の強さにしていかないと、ただ枷をつけているだけの言葉になってまうので、与えられた役を独り占めして存分に楽しみたいと思うし、思える。

前作『ジェットコースターが終われば』のテンポよく進む音楽劇とは違い、今作は内容がよりシリアスな…群像劇をしっかり見せていく部分が多いので、より役にストレスがかかる部分が多いと思う。
このストレス(緊張)が緩和される部分があるので人間として笑えるものになる。ある意味、滑稽な部分でさえも本人は大真面目に馬鹿にすることなくド直球にやっているからこそ面白いし、時には悲しくなる。
バカを本気でやるのです。その役の生き様がにじみ出てくるまで。

7日前残り7日、1週間後には初日の幕が開きます。できることは限られているけど思った以上に多いはず。
まだまだやりたいことが沢山あります。

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