月別 アーカイブ: 9月 2014

アナと雪の女王

アナと雪の女王

作品概要

邦題: アナと雪の女王
原題: Frozen
監督: クリス・バック、ジェニファー・リー
脚本: ジェニファー・リー、シェーン・モリス
原案: ハンス・クリスチャン・アンデルセン 『雪の女王』
製作: ピーター・デル・ヴェッチョ、ジョン・ラセター
音楽: クリストフ・ベック
主題歌: 英語版
イディナ・メンゼル/デミ・ロヴァート「レット・イット・ゴー」
日本語版
松たか子「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」 (日本語歌)
May J.「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜 (エンドソング)」
編集: ジェフ・ドラヘイム
製作会社: ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオズ
配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ
出演者: クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ
データ: 2013/アメリカ/102分
受賞: 第86回アカデミー賞 (長編アニメ映画賞、歌曲賞 「レット・イット・ゴー」)
第71回ゴールデングローブ賞 (アニメ映画賞、主題歌賞ノミネート 「レット・イット・ゴー」)
鑑賞方法: レンタル Blu-ray 吹き替え 2D版
評価: ★★★★☆ 75点

ストーリー

エルサとアナは美しき王家の姉妹。しかし、触ったものを凍らせてしまう秘められた力を持つ姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変化させてしまった。行方不明になったエルサと王国を何とかすべく、妹のアナは山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、夏に憧れる雪だるまのオラフと一緒に山の奥深くへと入っていく。

(シネマトゥデイ)

インプレッション

ピクサーではないディズニースタジオブランドでのCGアニメ映画。アカデミー賞などの賞を総なめにし、日本のみなならず世界で大ヒットを記録した映画。

素晴らしいミュージカルナンバー

ディズニーの真骨頂ともいうべきミュージカル調の見せ方はさすがで、活き活きとキャラクターの心理描写、背景を描いていく。
歌がところどころに挿入される”ミュージカル“の性質上、テンポよくストーリーを進められるメリットが非常に大きい。
通常の物語では30分はかけなくては見せきれないようなキャラクターの心情変化を4分間の歌で見せてしまうのだから。

内容自体は簡単に言ってしまえば、王室の姉妹の互いを想いやる”すれ違い”の話しで、お互いの愛に気づくということで解決できる点も含めて単純である。しかし、だからこそ今受け入れられているのだろう。

「アナ」と「マーニー」の共通点

日本では同じ時期にスタジオジブリの新作『思い出のマーニー』が公開されたが、記録的なヒットとなった『アナと雪の女王』とは興行的にもはっきりと明暗を分けた。Wヒロインで、少女が自分を信じ、立ち直っていくまでの課程を描くという共通点の多いこの2つの作品は、見せ方がまるで違う。
マーニーのように暗い雰囲気よりも歌い飛ばしながら、なんなら城でも作りながらありのままの自分でいることを決心してしまうエルサのほうが今の日本人にとっても見やすいのかもしれない。

もちろん、単純な比較はできないし根本や見せたい部分が全く違う作品ではあるのであしからず。

とにかく、ユーモアや描写、心情の描き方や話の進め方、悪い人物のキャラクター設定などはとにかくディズニーらしく、全年齢を対象に楽しめる作品である。

気になる点はあれど…

気になる点を挙げていけば、はっきりいって単純すぎる話であるし、そもそも親がもっとしっかりと理解して、部屋に閉じ込めておくというようなやり方ではなければエルサのような悲劇は産まなかっただろうし、あれだけしっかりと歌い魅せてくれ、感動的に愛を誓い合ったのに騙されていました、などは劇中で笑ってしまいそうになる展開ではある。
ちょこちょことストーリーラインでどんでん返しがあるのだが、そもそも「真の愛」というキーワードを、終盤で結果ああやってミスリードさせるのは個人的にはスマートとは思えない展開だった。

とまぁ細かい点は多々あれど、それでもわかりやすく、テンポを重視しているので納得はできる。
歴史に残る名作というほどではないにせよ、ミュージカルナンバーも含めて、心に残る作品です。

[空 -SORA-] 千秋楽カーテンコールでの瓦版屋キャスト紹介

劇団ZAPPAではそれぞれの組の千秋楽公演のカーテンコールでキャスト紹介を行います。
他の劇団でもこういったことはありますが、ZAPPAでは劇中に登場した”瓦版屋“役の矢ヶ崎さんが小気味いい口上と一緒に紹介をしてくれるのです。
もはや恒例ともなったこのキャスト紹介の口上は、それを見るために千秋楽公演を見に来るお客様もいるくらい人気です。
瓦版屋!
実は紹介される口上は全て矢ヶ崎さんがオリジナルで考え、当日お客様の前で紹介されるその瞬間までキャスト本人でも知りません
全役分どころか、ダブルキャストによって演じる人間によって違う口上を考えてくれているのです。

残念ながら最終日の公演に来れなかった方のために、声は届きませんが雰囲気だけでも堪能して頂ければと、今回もこのブログでキャスト写真とともに完全掲載させていただきます。

矢ヶ崎さんから頂いた全キャストの原文を、そのままテキストに起こしたので、漢字など、可能な限り原文のまま掲載させてもらいました。
ではどうぞ!

瓦版屋キャスト紹介

勝 小吉

七原 靖 澤田正俊

狩るは天狗か 時代の闇か
音に聞こえた 海鳴・我鳴
裏辻千両 娑婆金剛
無道活殺 ”勝 小吉”

演ずるは
<七原 靖 (天)>

天覇ニ振 雷 地鳴
華厳眼力 構えて武神
司なで斬り 滅多斬り
鬼天頭目 ”勝 小吉”

演ずるは 劇団ZAPPAの大座長
<澤田正俊 (晴)>

勝 海舟

斧口智彦 北田拓朗

瞬時に懐 即座に彼方
抜かず制する 合わせずかわす
不技の剣豪 江戸鎮守
抜けば必殺 ”勝 海舟”

演ずるは
<斧口智彦 (天)>

刃突き立て 大地に楔
鬼の血統 獣の剣
今こそ全て 解き放つ
鬼斬り鬼天 ”勝 海舟”

演ずるは
<北田拓朗 (晴)>

島田虎之助

あやいち 大西 達之介

肩で挑発 目線で威嚇
敵と殺意と 刃の中で
荒ぶる二枚目 野獣系
乱斬り猛虎 ”島田虎之助”

演ずるは
<あやいち (天)>

馬鹿は罵れ 斬るが勝ち
動け風より 音より疾く
以上剣法 島田流
天の赤鬼 ”島田虎之助”

演ずるは
<大西 達之介 (晴)>

男谷精一郎

小菅達也 神山克己

無音 神速 刹那の光
朱に汚れず 濁らずサビず
故に剣聖 神鋼
自然妙才 ”男谷精一郎”

演ずるは
<小菅達也 (天)>

水に魚の 例えの如く
動き緩やか 落ち葉の如く
切っ先鮮やか 急所に届く
天の青鬼 ”男谷精一郎”

演ずるは
<神山克己 (晴)>

新門辰五郎

高島大幹 大河原 啓介

傷も重さも 屁でもねえ
ダチを夢ごと 空へと飛ばす
しんどいだけだ 無理じゃねえ
生傷仁王 ”新門辰五郎”

演ずるは
<高島大幹 (天)>

綱の重みは 生命の重み
痛み悲しみ 踏み砕き
空にガンつけ 漢立ち
江戸の荒くれ ”新門辰五郎”

演ずるは
<大河原 啓介 (晴)>

小栗上野介

松永直樹 松永直樹

分殊の冠 阿修羅の得物
胸の迷いは 消えずに残る
仇か真実か 理か
漂う軍神 ”小栗上野介”

演ずるは
<松永直樹 (天)>

無双の軍神 末期の夢は
異国と鉄道 常世の息子
現実の息子に 見取られて
巨星昇天 ”小栗上野介”

演ずるは
<松永直樹 (晴)>

山岡鉄太郎

谷 優貴 松橋太郎

智勇兼備の 慇懃無礼
抜かずの師の為 己が剣に
江戸の危機には 盾になる
自称・切り札 ”山岡鉄太郎”

演ずるは
<谷 優貴 (天)>

礼儀知りつつ 気遣い知らず
相手が誰でも 遠慮無し
刃抜手も ためらわず
剣技決め打ち ”山岡鉄太郎”

演ずるは
<松橋太郎 (晴)>

小栗又一・丸毛靭負

網切幸大 東城貴之

末期に巡る 走馬灯
死出の間際も 父の事
遺す言葉は 「幸せでした」
途上の武人 ”小栗又一”

近ば背負い太刃 逃げれば火筒
距離を選ばぬ 仇討ち戦技
賊を根絶やし 己ごと
二流一対 ”丸毛靭負”

以上二役 演ずるは
<網切幸大 (天)>

父と異国へ 未来の先へ
それを断ち切る 冷たい刃
黙 言の葉 戻らぬ時間
時の残像 ”小栗又一”

父の仇討ち 武器を取り
何処死に場所 求めた果てに
父の死に目に 二度会う戦士
長短自在 ”丸毛靭負”

以上二役 演ずるは
<東城貴之 (晴)>

天野八郎

小森谷 朋基 茂木 真之郎

全て足りない まだ足りない
反射 膨張 秒速 破裂
ビビりゃ負けるぜ 臆せば死ぬぜ
彰義赤心 ”天野八郎”

演ずるは
<小森谷 朋基 (天)>

汚れ菩薩 五万の賊を
俺の命で 斬り裂く全て
退くは論外 攻めるが運命
香車の若武者 ”天野八郎”

演ずるは
<茂木 真之郎 (晴)>

渋沢成一郎

榎本拓未 西田博威

葵の御紋に 誓いを立てて
自ら開いた 武士道に
幕を引くのも 俺自身
彰義青眼 ”渋沢成一郎”

演ずるは
<榎本拓未 (天)>

散るを望むは 無意味にあらず
生きた証を 刻む為
筋書き通り 狂い無し
戦術軍師 ”渋沢成一郎”

演ずるは
<西田博威 (晴)>

浮田幸吉

岩﨑一洋 田中正紀

今日も飛んでる 浮き羽男
空に描くは 綿雲色の
記憶に刻む 無限の絵
空に住むひと ”浮田幸吉”

演ずるは
<岩﨑一洋 (天)>

大地の理 切り離す
空にある筈 彼女の望み
夢の足跡 無くした全て
風追い職人 ”浮田幸吉”

演ずるは
<田中正紀 (晴)>

亀助

岡田昌也 山口温志

長屋に隠れた 光る玉
とぼけた笑顔に 一流細工
知っているのは 身内だけ
浮羽整備士 長屋の”亀助”

演ずるは
<岡田昌也 (天)>

こだわらないから かまわない
幸も不幸も 考え一つ
酒と仲間と 女房が全て
酒仙浮足 長屋の”亀助”

演ずるは
<山口温志 (晴)>

若頭

山口温志 岡田昌也

黒く目敏く 蛇蝎の如く
裏に回って 寝首を掻いて
弱い奴らは 喰い尽くす
姑息邪 黒門”若頭”

演ずるは
<山口温志 (天)>

牙を立てずに 飲み下す
じわりじわりと 生殺し
外道流儀の 闇錦
毒の煙突 黒門”若頭”

演ずるは
<岡田昌也 (晴)>

すずめ

らむ ひらはら ももゑ

朝にさえずる 小鳥の笑顔
彼女に好かれりゃ 長屋の家族
お江戸下町 羽毛の心地
ちゃんちゃん親鳥 長屋の”すずめ”

演ずるは
<らむ (天)>

鬼も懐いた 日向の香り
産まれる前から 甘える子供
おつむがおねむの 妹も
ひまわり姉さん 長屋の”すずめ”

演ずるは
<ひらはら ももゑ (晴)>

そら

冨山華園 三島 冨美子

人の罪・罰 世の汚れ
忘れ清める 運命の子
天の名を持つ 朧姫
鈴の呼び名 長屋の”そら”

演ずるは
<冨山華園 (天)>

見れば幻 聞けども空音
その手に触れれば 空にとける
何故だか遠い 笑い声
微笑む木霊 長屋の”そら”

演ずるは
<三島 冨美子 (晴)>

おかね

花園ヨーコ 降旗美萌

友の腹から 産まれた我が子
救う為なら 業火もくぐる
魔火よ退け 聖女が通る
下町母神 長屋の”おかね”

演ずるは
<花園ヨーコ (天)>

全てが灰に なる前に
自分が灰に なってでも
火の神 炎魔に逆らって
火渡り天女 長屋の”おかね”

演ずるは
<降旗美萌 (晴)>

おふく

池田 奈美子 五十里 直子

息子が跳ぶなら 地に足着けて
母は標に ならねばならぬ
迷わず帰って 来る様に
故郷の灯台 長屋の”おふく”

演ずるは
<池田 奈美子 (天)>

時に叩いて 呼び寄せて
いやし暖め 包みこむ
菩薩のゆりかご いやしの手
慈愛の手の平 長屋の”おふく”

演ずるは
<五十里 直子 (晴)>

ばば

五十里 直子 池田 奈美子

汚れ許さず 勝家の庭に
清く正しく 刃の如く
衰え知らずの 燕子花
不滅の門番 ”おばば様”

演ずるは
<五十里 直子 (天)>

武芸百般 家事全般
婿に仕置きを 勝家に明日を
貴女がやらねば 誰がやる
薙刀猛女 ”おばば様”

演ずるは
<池田 奈美子 (晴)>

おのぶ

田巻愛夢 木村江里子

絶花一輪 鬼の傍
歩む微笑む 慈しむ
木花之佐久夜が うるわしく
江戸の涼風 勝家の”おのぶ”

演ずるは
<田巻愛夢 (天)>

鬼に金棒 美人に白刃
色に惑えば 自州切り
舞うは勝家の 白拍子
帯刀美人 勝家の”おのぶ”

演ずるは
<木村江里子 (晴)>

瓦版屋 他

矢ヶ崎 昌也

どこからともなく やって来る
ZAPPAお馴染み ”瓦版屋”

演ずるは
<矢ヶ崎 昌也 (天・晴)>

見どころなど

まず注目したいのが、小栗又一。彼は劇中で2役演じているので口上も2役分となっております。
そして、小栗上野介役をシングルで演じた松永直樹くん。この役は演じる役者が全く同じでもの2個分をそれぞでの組で違う口上にして紹介してくれました。本人が感動しておりました。さすが矢ヶ崎さん!
矢ヶ崎さん!
こう見てみると同じ役でも役者の演じ方によって紹介文が変わっているんですねぇ。
矢ヶ崎さん、いつも本当にありがとうございます!

STAND BY ME ドラえもん

STAND BY ME ドラえもん

作品概要

邦題:STAND BY ME ドラえもん
監督: 八木竜一、山崎貴
脚本: 山崎貴
原作: 藤子・F・不二雄
音楽: 佐藤直紀
主題歌: 秦基博「ひまわりの約束」
製作会社: 2014「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会
配給: 東宝
出演者: 水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一
データ: 2014/日本/95分
鑑賞方法: 映画館 (3Dではない通常版)
評価: ★★★☆☆ 67点

ストーリー

東京の郊外に暮らす運動オンチで勉強もできない少年、のび太。ある日、22世紀から子孫であるセワシがドラえもんと一緒にタイムマシンでのび太を訪れる。のび太が作った借金が原因で、セワシのいる代まで迷惑をこうむっていた。そのためセワシは、のび太のために世話係のネコ型ロボット・ドラえもんを連れてきたのだ。こうして、のび太はドラえもんと暮らすことになり……。

(シネマトゥデイ)

インプレッション

ドラえもんが…CGだと…

昔から日本人の誰しもが知っている有名なアニメキャラクター「ドラえもん」の初となる3DCG作品。発表当初は悪い冗談かと散々ネタにされたりしたが、やがてビジュアルや予告が公開されていくと「あれ、悪くないかも…」という気持ちになり、一つの作品として受け入れる体制ができてしまうほど懐が広い題材。それはひとえに、ドラえもんの世界観やキャラクター、ストーリーラインの普遍的な面白さがビジュアルや動きではないという点にあるだろう。

そう、実際に映画を見ても「悪くないかも」なのだ。導入20分もすると自分の中でその物体がドラえもんとして受けいられている
立体に起こす作業は”“がつけないので、アニメだといつも尖っていたスネオの前髪や四次元ポケットから出てくる道具の置き場所、キャラクターとの大きさの対比などが個人的に注目していたが、しっかりと違和感なく落としこんでいる。
そればかりか、今までよく見てきていたのび太の家が立体になった際の間取りや、距離感、実際に存在するとこれだけ大きい物なのかと驚いたドラえもんの大きさ。はじめの感想は「でかいな」と思うほどちょっと異質な物体だった。
しかし悪くないかもと思え見続けられ、物語上でも違和感においては感情移入する際に全く妨げられなかった。

「いっしょに、ドラ泣きしません?」

ポスターにも掲げられている「いっしょに、ドラ泣きしません?」というキャッチコピーは何を思って付けたのか
当然映画の見所を伝えるためにストレートに表現したかったんだろうが、はじめから泣く映画だとハードルを上げてしまうのはいかがなものか。
初の3DCGによる美麗な映像美や、描写、その演出は売りではなくあえて「泣けます」という点をこうやってアピールするのはいささかもったいなく思う
今回抜粋したエピーソードは泣けるポイントばかりであり、それは通常のアニメ、原作漫画でもすでに達成しており周知の事実となっているほどの鉄板のストーリーなのだから。
もし内容以前に立体モデルに違和感を与えてしまったとしたら、CGにする意味やCGでなくともよかったんではないかという部分に直結してしまう危険すらある。

久しぶりに読み返すアルバムのような作品

ストーリーに関してはドラえもんの登場から主に際立ったエピソードを抜粋して総集編のような内容だが、ストーリー間をシームレスにつないでいるので違和感なく、映画独自の”のび太を幸せにするまで帰れないと電流が流れる強制プログラミングをされている”という設定も納得できる。
主だったエピソードも、すでにアニメ映画化されているほど有名な「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」、そしてファンにとってはあまりにも有名な「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」を抜粋しているあたり泣かないはずがない
いやらしいほどストレートに感動を誘ってくる演出には好みが分かれるが、少し退屈だった前半部の導入を見てこれたなら素直に感動できるだろう (かくいう自分もしっかりと泣いてしまった)。

あくまで子供の頃から慣れ親しんだ『ドラえもん』というアニメ、バックストーリーを知った上で見ている大人にとってはとても感慨深く見ることができるが、初めてこの猫型ロボットを見る者にとってはここまで感情移入できるかといったら少し疑問が残る。

そういう意味ではターゲットを絞った見せ方と言えるしそれでいいのかもしれない。この作品とは別に新作の劇場版アニメは現在も継続中なのだし。
大山のぶ代さんの『ドラえもん』で育ち、卒業していった僕らにとっては思い出のアルバムや同窓会のような、最高の作品とも言える。
思ったよりレギュラー陣の声が違和感なくてよかった (…と言っても、声優が一新されたのは9年前だが)。

最後に

最後に、気になったが”あえて”触れなかった部分を2点。

  • 未来の街などで「TOYOTA」の文字が多すぎて非常に気になる。
  • 大人ののび太の声の妻夫木は違和感なくいい感じだが、前述のスポンサーの件を考えてしまい違う意味でもやもやする

『ドラえもん』という作品が大嫌いでなければ、まあ平均上には楽しめますよ、と。

『空 -SORA-』公演中に勢力を伸ばした羊巻きの作り方解説

劇団ZAPPA『空 -SORA-』の公演中にかけて東京芸術劇場シアターウエストで急激に勢力を伸ばしてきた一派がおります。その名は「羊隊」。
羊隊!彼らはストイックにタオルの”羊巻き“を追求し続け、その勢力はFacebookや各種SNSを使い、お客様までをも巻き込むほどの反響となり、一部の間ではこのタオルの巻き方を知りたいと質問が殺到したとかしないとか。未だかつて、ZAPPAタオルがここまで出演者とお客様を繋げただろうか…。
勢力拡大中[空 -SORA-] 10日目の記事でも紹介している通り、羊隊に参加するメンバーは続々と増殖していき、その勢いが衰える気配はありません。

羊隊を増殖させようというわけで、この羊巻きの正しい作り方を画像付きで解説したいと思います。
さあ、この巻き方さえ覚えればあなたも羊隊!

羊巻きの作り方

解説してくれる講師は天チームの新門辰五郎を演じていた高島大幹氏と男谷精一郎を演じていた小菅達也氏。双方とも羊隊の筆頭メンバーです。
解説しますさあ君もタオルを用意して、レッツスタート!

1. 適当な長さのタオルを用意する (フェイスタオルくらい)

オリジナルZAPPAタオル家にあるスポーツタオルかフェイスタオルでいいので、適度な長さのタオルを用意します。
なんと、劇団ZAPPAの前売り特典でもらえるZAPPAタオルがちょうどいい長さ!

2. 三つ折りにする

細長くするために、タオルの上と下を折りたたむように三つ折りにします。
パタンパタン!

パタンと折りますパタンと!簡単ですね!

3. 端の方から左右均等に丸めていく

端から丸めて…ここ! ここがポイントなんですが、左右の端からワイシャツの袖や、靴下をまとめるようにクルクルっと丸めていきます。ここで丸めた大きさが完成した時の左右の出っ張りになりますので、左右均等にすることで美しい羊の形ができます。

4. 三つ折りを開き帽子のようにかぶる (乗せる)

真ん中をパカ!パカっと!三つ折にした真ん中を開いて、それを頭に合わせてかぶれば完成です。

あとは被るだけ!頭にタオルを”巻く”というと、縛るイメージなんですが、実はこの羊巻き、帽子のように乗せているだけなんです。
なのでこの巻き方は、あまりホールド力はありません

これであなたも羊隊に!はい完成!非常に簡単ですね!
モデルは天チーム島田虎之助を演じていたあやいち氏。

悪ノリではない! これは毛をかけた戦いだ!

参加者続々公演期間中、共演者のみんなも初めは気持ち悪がっていた人もいましたが、羊巻きの魅力には勝てずどんどんとその数を増やしていきました。
真剣です!殺陣稽古でも着用するものも出始め、本格的に羊隊の時代が。
とはいえ殺陣や稽古中、ふざけていると怪我をするのでみな全力で、真剣です
もう一度言います、ふざけていませんよ。真剣です!

オレたち、羊隊だ!最後は劇団ZAPPAの座長澤田さん (画像左端)や照明さん等スタッフまで巻き込み、新選組さながらのラストシーンまで再現させてもらえました。
え、作品が違うって? (これは前回公演『風 -ふう-』のラストシーン)

[空 -SORA-] 登場人物紹介まとめ 其弐

前回の記事: [空 -SORA-] 登場人物紹介まとめ 其壱

其壱に引き続きまして、Facebookで更新していた登場人物紹介のまとめ其弐になります。
場当たり中
『空 -SORA-』は登場人物が全部で20役あるんですが、前回10役、今回10役で丁度ですね。
其壱では主に武士の紹介でしたが、其弐では長屋の面々が中心となります。

浮田幸吉

日本で初めて空を飛んだとされる浮田幸吉は「空を飛ぶ」ということに対してなみなみならぬ思いがあります。
それはこの『空 -SORA-』という作品のひとつの主題とも言えるもの。
岩﨑一洋

田中正紀

浮田幸吉
浮田幸吉は、日本で初めて空を飛んだとされる人物。鳥人幸吉、表具師幸吉、表具屋幸吉、櫻屋幸吉、備前屋幸吉、備考斎とも呼ばれる。

亀助・若頭

今作のダブルキャストでもチームによって役が違う珍しいケース。
どちらの役も本役で、今作品でもとてもいい役になります。
あるときは亀助、そしてまたあるときはやくざの若頭と、奪われる側と奪う側をこの作品 (別チーム)で同時にこなしている稀有な存在です。

両役者とも変化に飛んだ芝居をし、どちらの意味でも先が読めません
特に両チームの色が変わってくるポイントなので必見です。
岡田昌也

山口温志

亀助
みんなとともに長屋に住む住人。妻のおかねと2人で暮らす。

若頭
黒門一家というやくざのカシラ。長屋の家賃取り立てなどを取り仕切る。

すずめ

この作品でのすずめの役割というのはとても大きく、見に来てくれたお客様が感情移入するであろう部分が非常に多く出てまいります。
貧しさにより虐げられる長屋の住人として、姉として、そしてこの時代のあり方について。
強く大きく、ひとつ芯を持っているすずめを演じるのは両チームともバランスのとれた役者さん。
彼女の生き様をぜひ見ていただきたい。
らむ

ひらはら ももゑ

すずめ
そらの姉。貧しいながらもそらと2人で長屋に暮らす。

そら

史実の人物ではないんですが、この作品のタイトルにある通り「そら」はキーマンの一人になります。
彼女の思いや行動、周りとの関係が作品にどうリンクしていくのがご期待ください。
演じる役者さんも華があり、仕草や行動がいちいちかわいい、この作品のヒロインです。
冨山華園

三島冨美子

そら
天真爛漫でとても素直な性格。姉とともに長屋で暮らす。

おかね

この作品は女性が強いと感じるんですが、この人物もその中の一人に挙げられると思います。
常に明るく亀助の妻として切り盛りし、時には亀助を叱り、長屋の住人のを見せてくれる人物。
自分がダメなやつだなぁと自信のない男性はこういう女性をパートナーに選ぶといいかもしれませんね。
劇中に彼女の起こす行動は、その背景に気づくとそれまで見せてくれていた表情がとても深く感じられ目が離せなくなるでしょう。ぜひ劇場で

両チームとも明朗で華がある役者さんで、長屋と稽古場に彩りを添えてくれております。
花園ヨーコ

降旗美萌

おかね
長屋の住人。亀助の妻として2人で暮らす。

おふく・ばば

この役もダブルキャストともに本役である珍しいケースですね。
長屋の住人武家の祖母として、それぞれのシーンをもり立てます。
幸吉の母であるおふくは、息子のことや長屋のことを一番に考えてくれるとても優しい心の持ち主。
そしてばばは、小吉やおのぶ、勝家のことを常に考えている芯の通った人物。
演じる役者さんもとても自然な芝居をする器用な方。引き出しの多さを見せつけてくれます。両プロ見た人はきっと驚くはず
池田 奈美子

五十里 直子

おふく
幸吉の母。長屋の常識人としてそら、すずめの姉妹を見守っている縁の下の力持ち。

ばば
小吉の妻であるおのぶの祖母。小吉とは仲が悪いが意気投合することもしばしば。勝毛のことを第一に考えている厳しくも優しい人。

おのぶ

勝小吉の妻、そしてボク勝海舟の母として舞台上に立つおのぶ。小吉を支え、誰よりも家族のことを考えてくれる人物です。
演じる役者も器用な方なので、本当にいろいろな顔が見れます。
田巻愛夢

木村 江里子

おのぶ
勝小吉の妻であり、勝海舟の母。
いつも穏やかだが強い心を持っている。

瓦版屋

永遠のシングルキャストと言っても過言ではない。
劇団ZAPPAの公演といえばこの人、と言われるほどの役でもあります。
この方の、千秋楽公演だけに聞くことができるキャスト紹介の口上は本当に素晴らしく、役者一同楽しみにしております
このキャスト紹介の口上を聞くために千秋楽公演に来るお客様も。
矢ヶ崎 昌也

瓦版屋
どこからともなく現れる瓦版や。
軽快な口調でシーンを作る劇団ZAPPAの立役者。

登場人物紹介が公演後になってしまいましたが、まぁ”まとめ記事“なのでいいでしょう。
Facebookでは公演直前にやっていたんだよ!

それはそうと、最後に紹介した瓦版屋こと矢ヶ崎さんの千秋楽カーテンコールでのキャスト紹介の素敵な口上を別記事で全キャスト分まとめようと思います。
紙ベースでもらっているものを一旦テキストに打ち出すのでちょっと時間かかりそうだけども…ご興味ある方は気長にお待ちください。

[空 -SORA-] 登場人物紹介まとめ 其壱

劇団ZAPPA『空 -SORA-』の公演直前にFacebookで更新していた登場人物の写真付き紹介がとても反響が良かったので2回に分けてまとめてみようと思います。
楽屋でも更新できます
ちなみに共演者のコスコスこと小菅達也くんのブログ「小菅達也の、コスゲのスゲは『管』ではなく『菅』なんだよ。」でも『空 -SORA-』本番に向けてキャスト紹介をしていますが、そちらほうが一人ずつ演じる役者事に紹介していてとても細かいです。
役者紹介というタイトルの記事で、全33記事に分けて書いております。ちなみにこのボクの紹介は1回目「『空』役者紹介な~~んだよ。」でした。

キャストの写真は稽古から撮影に入ってくださったカメラマン、宮本さんの画像を多く使わせてもらっております。各キャストの稽古中の顔などが見れるので面白いかと思います。

勝 小吉

勝海舟と並び、もう一人の主役でもある破天荒で無頼漢な勝海舟の父、勝小吉
この物語は親と子の物語でもあるので、芝居上でも海舟と小吉は描かれ方が非常に面白いです。
キャストは2人ともある意味まったく違う小吉なので別のチームを見てみる楽しみが増えるかも。
七原 靖
澤田正俊

勝 小吉
江戸時代後期の旗本。左衛門太郎惟寅(これとら)と称し、勝家に養子に入ったのちは小吉。
腕っぷしも剣の腕も優れ、道場破りをして回り、不良旗本として恐れられた。長男は勝海舟。剣客・男谷信友は甥。また、島田虎之助とは、海舟が柔道の兄弟弟子だった縁から親交があった。著書『夢酔独言』で自分の奔放な人生を語り、現在も読まれている。いくつかの小説のモデルにもなっている。

勝 海舟

江戸無血開城のお話なので、今作の主役の一人です。ダブルキャストなのでだいたい同じ役が2人います。
別の組に同じ芝居をする人間がいるということなんですよね。
自分と同じシーンを演じているのを見るのはとても刺激的で参考になります。
斧口智彦

北田拓朗

勝 海舟
江戸城の無血開城を実現させ、江戸を戦禍から救った幕臣。江戸時代末期から明治時代初期の武士、政治家。位階勲等は正二位勲一等伯爵。山岡鉄舟、高橋泥舟と共に「幕末の三舟」と呼ばれる。

島田虎之助

今作、海舟から”師匠“と呼ばれる虎之助は、男谷と並び小吉の相方としても活躍するシーンが数多くあります。
剣の腕に長けているのはもちろん、その佇まいがなんとも頼もしい師匠です。

演じる役者さんも非常に頼もしい顔が並びます。テクニック、感情ともに一緒に演じていて楽しい楽しい
逆の組でもまったく違う顔を見せてくれる虎、ぜひ注目してください。
あやいち

大西 達之介

島田虎之助
島田虎之助は、江戸時代後期の剣客。男谷信友、大石進とならび幕末の三剣士といわれた。直心影流島田派を名乗った。虎之助は剣術以外に儒教や禅を好んで学び、「其れ剣は心なり。心正しからざれば、剣又正しからず。

男谷精一郎

史実でも勝海舟とは従兄弟の間柄にある男谷精一郎剣聖と呼ばれ「その強さは底が知れない。」とまで言わしめた人物でとてもお強い方です。
舞台上でも海舟のことを気にかけてくれる頼れるじっちゃんとして大きな存在となります。
実際の役者も気心が知れている以上にやりやすく、両チームともに様々な「」を持っている頼もしい面子となりました。
小菅達也

神山克己

男谷精一郎
男谷 信友は、幕末の幕臣、剣術家。直心影流男谷派を名乗った。その実力の高さと温厚な人格から、「幕末の剣聖」と呼ばれることもある。官位は従五位下下総守。通称は精一郎。号は静斎、蘭斎。幼名は新太郎。門下から島田虎之助、榊原鍵吉などの名剣士が輩出した。

新門辰五郎

みなさんも名前くらいは聞いたことがあるでしょうか?
江戸火消しを束ねるとってもスゴイ人、火消しの頂点に立つカシラです。
江戸っ子の代表のような性格であります。
演じる2人の役者も気風が良くて台詞を聞いているだけで気持ちが良いです。
高島大幹

大河原 啓介

新門辰五郎
新門辰五郎は、江戸時代後期の町火消、鳶頭、香具師、侠客、浅草浅草寺門番である。

小栗上野介

今作のシングルキャストでもある小栗上野介を演じる役者はたった一人
芝居上、チームによって全く違う息子や海舟、そして自らが背負う運命を演じます。
そうです、彼もまた父なのです。
松永直樹

小栗上野介
徳川家の旗本小栗家に生まれ、34歳の時、日米修好通商条約批准の遣米使節として、米艦ポウハタン号で渡米、さらに二隻の船を乗り継いで地球一周して帰国。その後の八年間幕政をささえ、日本の近代化を押し進めた。

山岡鉄太郎

山岡鉄太郎は今作での海舟の頼れる右腕になります。
史実でも剣・禅・書の達人とされ、非常に優秀で隙のない人物だということが伺えますが、『空 -SORA-』でもそんな山岡の様々な顔が垣間見れます。
芝居上でも常に頼れる相棒として海舟の隣にいてくれ、どちらのチームの山岡も、非常に頼もしい役者さんです。
谷 優貴

松橋太郎

山岡 鉄太郎
山岡 鉄舟は、幕末の幕臣、明治時代の政治家、思想家。剣・禅・書の達人としても知られる。 鉄舟は号、他に一楽斎。通称は鉄太郎。諱は高歩。一刀正伝無刀流の開祖。「幕末の三舟」のひとり。栄典は従三位勲二等子爵。

小栗又一

小栗の息子、又一です。
8年前の公演ではボクが演じた役でもあり、この作品の中で非常に大きな役割を担っている「父と息子」であります。
網切幸大

東城貴之

小栗又一
小栗上野介の息子。将来は日本の行末を自分の目で確かめたいと考えている。

天野八郎

天野は今作、彰義隊の好戦派として熱い意志を持った人物として描かれており、その芝居もとにかく熱い!
海舟にとっては非常に厄介な存在になる彰義隊として、とても存在感が強い役者さんが演じます。
彰義隊の面子はみんな、自身が貫き通すべき”信念“を強く持って舞台に立っており、表情一つから注目していると、両組ともそれが垣間見れるはずです。
小森谷 朋基

茂木 真之郎

天野八郎
天野八郎は、江戸時代後期、幕末期の幕臣である。幼名は林太郎。八郎は再起を目指す幕府急進派の一員となり、渋沢成一郎が結成した彰義隊の副頭取となる。その後渋沢が脱退したため事実上の頭取となり実権を持つ。

彰義隊
彰義隊は、1868年 (慶応4年)に江戸幕府の征夷大将軍であった徳川慶喜の警護などを目的として渋沢成一郎や天野八郎らによって結成された部隊。幕府より江戸市中取締の任を受け江戸の治安維持を行った。

渋沢成一郎

渋沢は天野とともに彰義隊を結成した武士で、劇中でも信念とともに自分を動かしている男です。
役者も個性的な面子が揃い、天野とともに今作での彰義隊を率いている非常に存在感のあるキャストとなりました。
彼らの生き様を、ぜひ舞台上で観ていただきたい!
榎本拓未

西田博威

渋沢 成一郎
渋沢 成一郎は、江戸時代の武士、明治時代の実業家。戊辰戦争が起こると、鳥羽・伏見の戦いに参戦。江戸帰還後、将軍警護を主張し、自分と志を同じくする幕臣等を集め、彰義隊を結成し、頭取に就任する。

其弐に続きます。
続いては主に長屋の面々。

[追記] 次回の記事: [空 -SORA-] 登場人物紹介まとめ 其弐

[空 -SORA-] 千秋楽

千秋楽。最後最後と言っても、観ていただくお客様にとっては初めての1回。ぶつける思いを間違えないようにしようと臨んだ最後の日。
泣いても笑ってもこれが最後の1回づつなんです。今日これから発する台詞はすべて最後、これから生きていてそうそう言えるもんじゃあありません。大切に捨てていこう!
カーテンコール今回も千秋楽の公演は瓦版屋の矢ヶ崎さんが口上とともにキャスト紹介をしてくれて、カーテンコールは非常に盛り上がっておりました。

天 9回目、晴 9回目

[天] マチネ 11:30

集大成。全部出し切った。絞り切るくらい気持ちよく出せた回でした。
お客様の反応もとても良く、しっかりと笑ってくれ、そして感動して頂けたようです。
全体に押し上げてもらった感じもあり、個人的にもとても気持ちいい千秋楽になったんじゃないかと。
本当に、しっかりと飛べました

[晴] ソワレ 16:30

裏役も最後となるのでみなものすごいテンションかかりに行っていました(笑)。
やはりとてもいいテンポで、盛り上がった回でした。
悔いは残っていないはず!

始まってしまえば

勝海舟!ドドン!今回の勝海舟は大役ですが実はあまり気負うことはなくて、周りのみんなに飛ばしてもらう役なので始まってしまえばドンとそこにいるだけで物語が進んでいきます。
なので共演者のみんなが非常に頼もしかった
しっかりと、自分の芯を持って立っているだけでいいくらい。

光と音

少し機会があって、調光室にお邪魔したので画像を少し。
この方たちがいないと僕らがどれだけ素晴らしい芝居をしても作品として完成しません
照明に至っては舞台上で見ることすらできません!

照明卓照明卓です。ここで素晴らしい明かりが創りだされます。
今回も照明に携わってくれた河上賢一さんは、いままで数多くのZAPPA作品でぼくらを照らしてくれました。
劇団ZAPPAは通常の舞台に比べきっかけの数がものすごく多いので想像以上に大変です。
しかし、アンケートでも多く書かれる好評の照明は河上賢一さんが作り上げてくれております。

音響卓音響卓。いろいろなフェーダーがあります。
ZAPPAの音響でいつも関わってくれるのが志水れいこさん。いつもどこかの舞台で音響に携わっているので目にした方も多いんじゃないでしょうか。
今回は志水さんは劇場にはつかず、音響操作を太田智子さんが、そして殺陣などの効果音(SE)を工藤尚輝さんがやってくれました。

ここからSEを出してます工藤さんが主に操作していたSEを出すツール。「切る」とか「キメ」って書いてあります。
この鍵盤に効果音を割り当てタイミングよく切る音や殴る音を出していきます。
お二方とも、ダブルキャストで組ごとによく変わる役者のきっかけに、いつも柔軟に対応していただき非常に頼もしい!
ここで謝っておきます。すいませんでした!

そして、素晴らしい明かりと音をありがとうございました!