飛龍伝 ~革命という名の愛のために~

by axe | 2014年6月11日(水) 08:08

飛龍伝 表飛龍伝 裏
南塾 第5回公演
飛龍伝 ~革命という名の愛のために~

Cast

【チームM】

神林: 花園ヨーコ
山崎: 岩﨑一洋
桂木: あやいち
木下: 伊藤夢樹
北島: 北崎秀和
樋渡: 高橋ヒロ
山本: 松橋太郎
清家: 原田 翼
岡元: 楠木多悶

【チームJ】

神林: 三國芙美子
山崎: 土方健太郎
桂木: あやいち
木下: 伊藤夢樹
北島: 北崎秀和
樋渡: 高橋ヒロ
山本: 松橋太郎
清家: 原田 翼
岡元: 楠木多悶

【チームK】

神林: 山陰智慧
山崎: 七原 靖
桂木: 高島大幹
木下: 小菅達也
北島: 松橋太郎
樋渡: 板谷美霞
山本: 北崎秀和
清家: 原田 翼
岡元: 楠木多悶

Staff

脚本: つかこうへい
演出: 南 利寛 (劇団ZAPPA)

Time table

6月3日(火) 19:00 [M]
6月4日(水) 19:00 [J]
6月5日(木) 19:00 [K]
6月6日(金) 14:00 [K]/19:00 [M]
6月7日(土) 14:00 [M]/19:00 [J]
6月8日(日) 12:30 [J]/17:00 [K]
青字=観にいった回
[上映時間: 約150分]

Ticket

前売: 2,500円
当日: 2,500円
(全席自由)

Place

阿佐ヶ谷 シアターシャイン
(→阿佐ヶ谷駅 徒歩10分)

リンク

公式ブログ: 魁★南塾 塾長・南さんと、愉快なひよこ達の珍道中!

ストーリー

日本中に革命の焔燃え上がる1970年…。

学生達の信望を集める作戦参謀“桂木順一郎”は全共闘4万人を束ねる新しい委員長に自らが愛する一人の女を指名した。
その名は、“神林美智子”。
そして彼女を愛した男がもう一人…その男こそ、日夜学生たちの弾圧に明け暮れる
警視庁第4機動隊隊長“山崎一平”だった。
70年安保を目前に控えた緊迫感の中山崎と美智子それぞれの、愛と革命の日々…。
やがて山崎の美智子への想いを知った桂木は、闘争勝利のため美智子にある作戦を授ける。
果たしてその作戦とは…

迫り来る11.26、国会前最終決戦。
耳をつんざく怒号と悲鳴の中、二人が共に見た、明日への希望とは…?

(公式サイトから引用)

インプレッション

あまりにも有名なつかこうへい作。の安保闘争を巡った学生運動の話だが、実は趣旨はそういった論争の是非ではなく、ただただ単純な「男と女の恋愛」の話である。
なので根底にあるのは、その環境でもがく男女の姿。
小難しい話抜きに人物に感情移入させられればこれほど見やすく感動できる舞台もないだろう。
その台本の性質上、とっかかりもなく感情移入させるのが非常に難しいのだが。

それぞれの環境、そして立場を客に必要以上に叩きつけた上で展開される台詞のやりとりは非常に惹きつけられ、一見本筋から外れる意味のない長ゼリフややり取りが「キャラクター形成」以上の「シーン形成」をしている。登場人物全員で同じ方向を向いていないと相当難しいであろう成立のさせ方を、あえて逃げ場のないところでやらせる。やりきらせるという脚本でした。

今回変則3チーム編成のうち2チーム (JとK)を観ることができたのだが、個人的には、2時間半思ったよりも十分に見ていられたなぁというのが感想。だが、知り合いだらけのこの環境での観劇だからだろうか、少し麻痺してしまっているのかもしれない(笑)。一般のお客さんがこれを見てどう感じるのかが逆にとても気になる変な感覚である。

何よりもメインである男と女がこの作品の軸と言っても過言ではないので、クオリティはとても繊細だと思う。
一方は感情の動きがわかりやすいが少し柔軟になり過ぎていてもったいなく、もう一方はキャラクターとしてはほぼ成立させられていながらも肝心の部分の起伏が少なくやはりもったいなく感じてしまった。

まぁ全体的にはどちらのチームもいいところが多々あり、発見する部分が多く、板の上で全力で発散している学生たちを見て自分の中にあるであろうチャンネルが、ムズムズしてました。こういう芝居好きなんです。

惜しくらむはもう1チーム、Mを観れなかったことか。

評価: ★★★☆☆

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