演劇集団池田塾 若手公演2009

レビュー
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演劇集団池田塾
『若手公演2009』 ウェディング・イヴ/くじらの町

オモテ

[Cast]
中山達也、下山裕子、片岡奈保子、野村明貴子、田村智浩、渋谷真理子、坂井優貴子、若林里枝、吉田 俊、石居優典
[Staff]
演出:池田定幸
脚本:佐藤万里 『ウェディング・イヴ』、尾崎知紀 『くじらの町』
照明:北内隆志 (PAC)
音響:吾犀尚子 (staff-team 猫ノ手)
演出助手:もろいくや
舞台監督:田中貴裕
小道具:石居優典
衣裳:若林里枝
似顔絵:トモマネー似顔絵製作所
チラシイラスト:ひで (kamekichi)
制作:西田十知子、演劇集団池田塾
[Time table] 青字=観にいった回
11月20日(金) 19:00
11月21日(土) 14:00/19:00
11月22日(日) 13:00/18:00
 [上映時間:約120分 (休憩10分)]
[Ticket]
前売:2,800円
当日:3,000円
(全席自由)
[Place]
テルプシコール
(→中野駅 徒歩7分)
[劇団 公式サイト]
演劇集団池田塾オフィシャルホームページ
http://www.ikedajuku.com/
[ストーリー]
ウェディング・イヴ
「ただいまっ、今帰ったぞ!」
「お、お兄ちゃん?」
「そう、お兄ちゃんだ!」
 
迫り来る30歳の誕生日を目前に、
美智子は
お嫁に、行きます。
 
6歳年下の新郎は、
新婚旅行にグアムを選ぶくらい、堅実な勤め人。
30を前にした女の、あんな事情やこんな事情、
すべてを呑み込んで、行くのです。
 
…12年待った、あの男の事も。
 
「どうして? 一体なんで今日帰ってくるのよ!」
 
東京から少しだけ離れたこの町で、
一生に一度の、華やかで幸せな、
当たり前の儀式が行われる前夜。
 
花嫁は歓びと不安を抱えて、
賑やかな夜を過ごすのです。
くじらの町
「初めまして。
兄さん姉さん、わたし、妹です!」
 
ここは高知の黒潮町。
目の前には黒潮の恵み豊かな土佐湾が広がる。
…そう、田舎町。
一家離散し互いの消息さえ知らずに育った兄弟たちが、何の因果か今さら遺産分配のため、町役場の働きにより、奇跡的に呼び集められた。
なんと、20年ぶりに!
 
「兄さん!」「違うぜよ!」「姉さん!」「あんたの勘違いや」「逃げたろ、おれを施設において」「いっそ血も繋がってない方が…」「三日月だ」「やめましょうよ、湿っぽいの」
「このはちきんが!!」
 
溜まりに溜まった想い、20年分。
この出会いは間違っていたのか、長兄・太一は現れるのか、そして、最後まで隠しきらなければならない秘密とは…?
 
くじらの歌うこの町で、
兄弟は運命の再会を果たす。
(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
休憩ありの2本立て構成。ちょっとした人情ストーリーでなかなかほのぼのとさせてもらいました。
どちらも台詞や設定は奇をてらってはいないが、きちんと観ることが出来る内容。
キーとなる人物を中心に展開していくのだが、しっかりと感情移入できるということはとても重要だと気づかされる芝居だった。笑わせるような掛け合いやシーンもあったが、どっかんどっかん来るわけではないが心地いい空間だったので滑って寒くなるような場面はなかった。
つまり観やすかったということだが、すんなりと「観やすい」ということは、どの作品でも重要なファクターになりえるんだなぁと思う。
しかし、「若手公演」と堂々打ち出しているのはどうだろうか。「若手」=未熟ということではないが、十分に観れる内容と演技だったので特にそう思ってしまう。
実際、ある程度のお金を取って見せる芝居なのだし、タイトルに「若手」とつけてしまうとそれだけでいささか残念な気がする。
評価:★★★☆☆

レビュー観劇
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俳優活動をしています。
主に日記が中心のブログサイト。日々思ったことを、思ったままに書いております。ゲームやデジタルガジェット、映画などのレビューも。
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