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[最近のレビュー] 2009年4月-6月

2009年4月-6月までのレビューまとめです。
4月は丸々一ヶ月間舞台があったので作品は何も見れない状態でした。
でも、後半は稽古がなかったのでわりと観れたかなぁ。
映画:1本
舞台:7本

どんどん映画鑑賞が減っております。観ようと思っている映画がありすぎる状態でいつの間にかレンタルされてて、いつの間にか旧作になってて、その間にも新作はどんどんどんどん・・・。ああ、がっつり観る時間がほしい・・・。
【映画】

『ターミネーター4』 – 2009年6月28日 (日)
データ:2009年/アメリカ/114分 [ワーナー・ブラザーズ、ソニー・ピクチャーズ]
鑑賞方法:MOVIX橋本 (5番シアター)
評価:★★★★☆

→ ファンの期待と予想をいい意味で裏切った正当な続編。
【舞台】

『CRYSTAL NIGHT!』 – 2009年5月21日(木)
ドラムスKO! 2009年5月公演
[2009年5月21日 – 5月24日] 公演時間:約100分
浅草橋 アドリブ小劇場
チケット:前売り、当日2,800円
評価:★★☆☆☆

→ あえて舞台でやる必要があったのか。良くも悪くも好みが分かれる舞台。

『ハックルベリーにさよならを』 – 2009年5月23日 (土)
演劇集団池の下 新入生歓迎公演
[1993年5月24日] 公演時間:約60分
東京アナウンス学院アトリエクマノ1K1
チケット:— (新入生歓迎公演)
評価:★★★☆☆

→ 脚本と演出が出来ているなら、あとは心をぐっとえぐるような”引き”。

『METAL御伽草紙 ~桃太郎~』 – 2009年6月12日 (金)
Aggressive Deth Metal Band Super Star 劇団Seven Stars 第4回公演
[6月12日(金) – 6月14日(日)] 公演時間:約105分

シアター風姿花伝
チケット:2,300円
評価:★★★☆☆

→ 何回か危うく突き放されそうになるお芝居。

『2.5次元の青春』 – 2009年6月19日 (金)
無理やり片思い
[6月19日(金) – 6月21日(日)] 公演時間:約90分
高田馬場プロトシアター
チケット:¥2,200
評価:★★☆☆☆

→ 丁寧でリアルすぎて面白みを見出しにくい。

『MOZU啼く城 -もずなくしろ-』 – 2009年6月25日 (木)
劇団キリン食堂 第5回公演
[6月24日(水) – 6月28日(日)] 公演時間:約130分
俳優座劇場
チケット:4,500円
評価:★★★☆☆

→ どんなに贅沢な演出でも、最後は役者の締めなんだなぁ。

『LIFE ~生命・ちっぽけで弱いのに、この世で一番大切な存在~』 – 2009年2月27日 (土)
劇団花鳥風月 番外公演
[6月27日(土) – 6月28日(日)] 公演時間:約65分
GEKIBA
チケット:2,500円
評価:★★★☆☆

→ 決してキャラクターに頼らない会話芝居。

『くすり(^^)フィンガー』 – 2009年2月29日 (月)
Cappa
[6月25日(木) – 6月29日(月)] 公演時間:約65分
駅前劇場
チケット:3,800円
評価:★★★★★

→ 役者として観るのを忘れてしまった舞台。
[まとめ]
4月に舞台をやってそのまとめ記事も書いていないまま7月になってしまいます。
早い。つまりやること後手後手になっているんですが、そう思っているうちは、たいてい改善しようとしていないわけで・・・。
来月からは早めに書きたい記事を更新していきたいと思います。
そうすればいろいろ作品も気兼ねなく観れるだろうと思うので。
ただ、舞台出演を決めるか微妙な状態なのでスケジュールがどうなるかは分からないなぁ。

【関連記事】

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くすり(^^)フィンガー

オモテ
ウラ
Cappa
『くすり(^^)フィンガー』
[Cast]
川本裕之、久保木秀直 (大人の麦茶)、斉藤祐介、ザンヨウコ (危婦人)、白川直子 (ククルカン)、武田優子、田中完 (鈴舟)、夏川永聖、林修司 (ルドビコ☆)、前田剛 (BQMAP)、松菜美樹、村上寿子
[Staff]
脚本:塩田泰造 (大人の麦茶)
演出:堤泰之 (プラチナペーパーズ)
舞台美術:田中敏恵
音響:尾林真理
照明:池田圭子
演出助手:田村友佳
舞台監督:西廣奏
宣伝美術:川本裕之
宣伝写真:相川博昭
プロデューサー:久保木秀直
アシスタントプロデューサー:白川直子
[Time table] 青字=観にいった回
6月25日(木) 19:30
6月26日(金) 14:00/19:30
6月27日(土) 14:00/19:00
6月28日(日) 14:00/19:00
6月29日(月) 19:00
 [上映時間:約120分]
[Ticket]
前売:3,800円
当日:3,800円
(全席指定)
[Place]
駅前劇場
(→下北沢駅 徒歩1分)
[劇団 公式サイト]
『Cappa』 公式サイト
http://www.cappa.jp/
[ストーリー]
恋文酒場かっぱで働いていた料理人の晋平は、突如としてアラスカのお店に行くことになる。
仲間達による壮行会の翌朝、晋平はパスポートがないことに気がついて・・・
大人になりきれず、流されるように生きていた主人公が、様々な人間模様を垣間見て、立派な大人になっていく・・・
そんなお話

(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
いやー面白い。とことん純粋でいて生粋のコメディ芝居でした。しかもかなり完成度の高いシチュエーションコメディなのに、キャラクターが異様なまでに立っている。
通常シチュエーションコメディというものは「あるある」と思わせる見せ方のため、細部を非常にリアルに作るもの。なのに、実際いるのか分からないようなキャラクターだらけで、バランス破綻してしまうんじゃないかと思ったが、これがまったくうるさくない。
個々の役者のレベルでそう見せられるんだろうなぁ。なにより脚本の台詞回しが秀逸でおそらく本を読んでいるだけでも面白いものを役者の実力で見事に昇華させている。
無駄が無いので見ていてとても分かりやすいのも出演者それぞれのバランス感覚のなせる業だろう。
やるべきことをやりきりながら、そこにプラスアルファを付け足す職人たちの気持ちいい主張が綺麗に混ざり合った良質な空間でした。褒めすぎかもしれないけど、今のボクにはこの刺激はたまらなくて、考えながら観るのを途中で辞めてしまったくらい。
なぜかアラスカに行くことになった青年の壮行会の話し。これが全体的な主軸になっているんですが、人間関係には踏み込めないアイだの、分かり合えないアイだの、理解し合うアイだのがそこかしこの軸として出てきます。しかし、そのことには微塵も触れないまま主軸が展開していきます。
最後にまとめ上げる力は気持ちよさすら感じます。こういう様々な観点の話しをほぼ同じ場のみで魅せきってしまう巧みな運びかたが凄い。ぜんぜん力技になっていないので、綺麗に無理矢理な伏線だったものが消化されている。
久しぶりに役者としてではなく、”一般客”として観てしまった芝居でした。
評価:★★★★★

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ターミネーター4

ポスター
邦題:ターミネーター4
原題:TERMINATOR SALVATION
監督:McG (マックジー)
製作:デレク・アンダーソン、ヴィクター・キュビチェク、ジェフリー・シルヴァー、モリッツ・ボーマン
脚本:ジョン・D・ブランケート、マイケル・フェリス、デヴィッド・キャンベル・ウィルソン
音楽:ダニー・エルフマン
撮影:シェーン・ハールバット
編集:コンラッド・バフ
出演:クリスチャン・ベール、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ブライス・ダラス・ハワード、ムーン・ブラッドグッド、コモン、ヘレナ・ボナム=カーター、ローランド・キッキンガー、他
データ:2009年/アメリカ/114分 [ワーナー・ブラザーズ、ソニー・ピクチャーズ]
鑑賞方法:MOVIX橋本 (5番シアター)
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 “審判の日”から10年後の2018年。人類軍の指導者となり、機械軍と戦うことを幼いころから運命づけられてきたジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)。今や30代となった彼は、人類滅亡をもくろむスカイネットの猛攻が開始されようとする中、ついに人類軍のリーダーとして立ち上がることになる。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
『チャーリーズ・エンジェル』のMcG (マックジー)監督による、『ターミネーター』シリーズ最新作。これまでの作品ではシリーズを通して未来からの使者によるタイムトラベルとパラドックスの概念があったSF作品だが、近作からはずっと語られてきたスカイネットと人類との戦争が描かれている。
つまり、ようやく核戦争後の世界で生き残った人類達のリアルタイムな時間軸になったわけだ。しかし、タイムパラドックスの要素がないわけではなく、自分よりも年下である父親がキーマンだったりと、シリーズの内容を知っているととても楽しめる内容になっていて、それだけでも大作の続編を見ているという高揚感を得られる。
特に注目したいのがスカイネットが送り込む様々なタイプのターミネーターとの戦い。科学が発達した未来世界だが、すでに荒廃している世界では機械との戦力差は圧倒的でやはり追われる側になる主人公たち。しかし、この構図こそターミネーターである。
驚くくらいめまぐるしい戦闘シーンもとても分かりやすく、迫力あるバトルシーンの連続には思わず息を呑んでしまい全然飽きることなく見ることが出来た。
ストーリーもとてもよく練られていて、うまく複線を消化しつつラストへと持って行くので、展開がとてもキレイ。細かいところでちゃんと整合性が整えられていて、うなってしまう。
今までの作品と比べると荒廃した世界で華やかさやインパクトがなく一見地味と言われるかもしれないが、ファンにもきちんと意識した演出が所々見受けられるところにもニヤリとしてしまった。台詞にもこだわっているのがよく分かる。
今までのようなバリバリのSFではないが、十分にシリーズの遺伝子を感じられる出来だったと思う。少なくとも『ターミネーター3』よりは面白いと言い切れる出来だろう。映画館で観に来て良かった。
インタビューでもさんざん言われていたが、この監督はこのシリーズを全く再構築しようとしているわけではないということがよく分かった。作品への愛を感じる作りに安心と次回作の期待が高まる完成度でした。

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LIFE ~生命・ちっぽけで弱いのに、この世で一番大切な存在~

オモテ
ウラ
劇団花鳥風月 番外公演
『LIFE ~生命・ちっぽけで弱いのに、この世で一番大切な存在~』
[Cast]
市川典子、山口文康、植松りか、今井光信
[Staff]
脚本・演出:山内大典
舞台監督:山内大典
[Time table] 青字=観にいった回
6月27日(土) 14:00/19:00
6月28日(日) 14:00/18:00
 [上映時間:約65分]
[Ticket]
前売:2,500円
当日:2,800円
(全席自由)
[Place]
GEKIBA
(→池袋駅 徒歩8分)
[劇団 公式サイト]
劇団花鳥風月 公式サイト
http://www1.odn.ne.jp/kachofugetsu/
[ストーリー]
ある日の夜、公園で首吊り自殺をしようとしていた女性を止めてしまった男と、同じく通りがかった男女。たまたま居合わせてしまった3人で、女性の自殺をする理由を聞き出そうとするが・・・。
(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
4人芝居でいてとてもコンパクトにまとまった作品。いつもの劇団のノリよりも軽めで、わりと珍しい部類だったのではないだろうか。
ずっと公園での出来事なのだが、4人で展開していく完全な会話劇なのでテンポはとても大事。やや中だるみしそうな間はあったが、そこは約1時間という公演時間でカバーしているのでそういう問題は感じさせないのがうまい。
こういう芝居では脚本がまず大事なのだが、それを舞台として見せたときには、演出というよりも役者側のアクション・リアクションが一番重要なファクターを閉めると思う。そこに存在している人物として見せるのは台本に書いてある文章ではなくて、4人の登場人物なのだから。
4人がそれぞれ個性があって分かりやすかったのは良かったが、劇団の色的に、そこにいる4人の伏線が絡んでくると思っていただけに、全体的には少し肩透かしだったかも。意外とシンプルに終わってしまったが、この公演時間の短さならこれくらいがちょうど良かったのかも。
最後の終わり方は嫌いじゃないです。
というかこういうキレイに落とすことが出来る脚本こそが本当に魅力的だなぁと思う。それこそこの劇団の魅力なのだろう。
次回本公演は、少し間が空いての来年10月らしい。楽しみ。
評価:★★★☆☆

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世界中の60人に1人は彼のアルバムを買っている

昨日の夜からつけっぱなしのテレビから、マイケル・ジャクソン急死のニュースを寝ボケながら認識して、改めて目を覚ました頃にもまだ垂れ流され続けている”スリラー”の映像を見て、完全に驚くタイミングを逃した。
毎日数え切れない人数が亡くなっている中で、取り上げられる影響力の大きさで命の重さが変わる事はないが、少なくともこのヒトの死は僕の数週間の生活が変わるレベル。
これからの数週間で、どれだけマイケルの曲を聞く事になるだろうか。

MOZU啼く城 -もずなくしろ-

オモテ
劇団キリン食堂 第5回公演
『MOZU啼く城 -もずなくしろ-』
[Cast]
根本正勝、汐崎アイル、戸島花、新井険史、藤浪靖子、松木威人、末崎千絵、大島つかさ、阿部朋矢、若林美保、町田光、結樺レイナ、中島俊介、小菅博之、和田光沙、戸田信太郎、みそ、加納和也、奥野雄太、田口いづみ、伊藤そうあ、斎藤祐理子、宮崎涼輔、森下和、久保田真由美、中山素世美、五十嵐三佳、遊佐沙緒里、山口幸志、菓子野大悟、成田満治、成澤富博、大久保悠依
[Staff]
脚本・演出:久保田誠二
パートナー:藤田宏、田代道也
プロデューサー:中村雅人
振付:結樺レイナ
殺陣:新井兼二
舞台監督:瀬田雅之
美術:松木威人
美術協力:浜野璋彦 (株式会社日本テレビアート)
照明:村山寛和 (MERCURY)
音響:山本音響
音楽:沙羅双樹 (古典空間)
衣装:東京衣装
宣伝美術:伊藤憲治
[Time table] 青字=観にいった回
6月24日(水) 19:00
6月25日(木) 19:00
6月26日(金) 14:00/19:00
6月27日(土) 14:00/19:00
6月28日(日) 13:00/17:00
 [上映時間:約130分]
[Ticket]
前売・当日:4,500円
(全席自由)
[Place]
俳優座劇場
(→六本木駅 徒歩2分)
[劇団 公式サイト]
劇団キリン食堂 公式HP
http://www.kirin-syokudou.com/
[ストーリー]
 戦国時代末期。虎尾長則が高山家を攻め滅ぼしてから五年、長則は広大な領土を支配したが深酒によって奇行を重ね、政治の実権は執政である蓮世(れんぜい)が握っている。過酷な年貢の取り立てへの百姓の声は聞き入れられず、無残に処刑される。領民は長則を百舌と呼んで忌み嫌う。虎尾城では統治能力を失った長則の跡目を巡り、権力闘争が繰り広げられている。長則の妻六条の方は蓮世と結託し長則を隠居させ嫡男是則に後を継がせようと企んでいる。旧高山家の重臣である三好九衛門は、是則の腹違いの妹豪姫に忠誠を尽くす。蓮世は密かに忍びの者達と通じ、下剋上の機会をも狙っている。
 村では長則に斬られた子供の傷が化膿し、生死の境にある。そこに南蛮衣装に身を包んだ真手有珠(まてうす)と名乗る若者が現れ、手当てを施す。子供が目覚ましく回復したことで村人たちは真手有珠を「奇跡の人」と讃え始める。真手有珠の「南蛮の高貴な血筋」は大嘘で、宣教師の元に住みこんでいたコソ泥に過ぎない。正体を見抜いた村長の甚兵衛は「出ていけ」と迫るが、真手有珠は更に様々な奇術を弄して村人たちを虜にしていく。やがて豪姫も心惹かれるようになっていく。しかしそれを知った蓮世は豪姫と真手有珠に過酷な罠を仕掛け、人々は歯車が狂った運命によって翻弄されていく…
(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
照明がバーンと動いたり、客演がアイドルだったり、セット・衣装が本格的でなにかと豪華なキリン食堂。今回の舞台でも見所は多々あるんですが・・・、一番肝心なストーリーがどうしても伝わってこないのはなぜだろう。どのキャラクターの役者もうまいので見ていて飽きないし、個性も出ているのに、どうしても感情移入できないのだ。
ストーリー上、多少の矛盾点や、やや強引な展開は2時間の内容ではしょうがないにしても、そんなものを感じさせないほど世界観に没頭させてくれればいいのに・・・、どうしても現実に引き戻される瞬間がある。
目を引くようなダンスや、台詞回し、豪華な照明がうまく機能していないのが非常に残念。はっきり言うとバランスが取れてないんだと思う。役者の実力もありテンポ良く面白いのに、時代劇に現代ギャクがバンバン出てきたりするとどうしても引っかかってしまうし、段取りや意思の統一感が感じられないので締めて欲しいところでシーンが締まらない。
最後の大立ち回りも非常に早くて派手、そして巧い殺陣なのだが、多すぎて長い。シーンの意味や展開的にも、もう意味や決着が見えている戦いなのに10人15人と斬り続けるところを見させられても後はボーっとアクションパートが終わるのを待つだけの時間になってしまう。本当にいい手なのに。5~7人くらい切ってれば十分に見せられたシーンだったはず。特にどんでん返しも無かったので、終わって見ればあの時間はなんだったのか、と引っかかってしまう。
総合的にレベルが高いのにもったいないが、魅力のある団体ではある。そんな魅力すらないような芝居はいっぱいあるんだから。
評価:★★★☆☆

レジ打ち店員には職人がいる

完全に無駄のない動きをするコンビニ店員が居ますが、そういった店員の客さばきはもはや職人芸である。この職人はリズムを崩されるのをとても嫌がる方なのです。
そんなコンビニ店員が会計の時、マニュアル通りに
ポイントカードお持ちですか?
て言うので、「あ、あります」とカードを出すんだけど、一瞬面倒くさそうな顔をのぞかせるのはやめて頂きたい。スイマセンとか言いながら1万円を出す時みたいな気持ちになってしまう。
ワンアクション増えちゃうからね。
時によっては完全にタイミングを逃して、面倒くさそうだから出さなくていいかと思い「あ、いいえ」と言ってしまうチキンなオレ。
POSのせいか! POSのせいかー!!

つまらない話ですかそうですか

なぜかネット (特に日本)の中では自分の事を自嘲気味に表現しているほうが支持を得やすい傾向がある。
すぐそうやって空気を読めるフリをする。
確かに、文章だけで判別している全体像も知らないネット上の人物が自信満々で自分の事を肯定ばかりしていてもあまりいい気はしない。というかそういう人物はネット上に山ほど存在しているのだが、支持を得ていないのも事実であり、これが、自虐を扱う一番の理由だろう。自虐史観も悪くないと思える。
たとえば、mixi日記のタイトルに自分で「今日面白かった事」と書いている物と「つまらない独り言・・・」と書いているものがあれば、「つまらない」と書かれた日記の方がクリックしたくなるはず。
この場合、「付き合いました」とか「フラれました」、「告白しました」など、いわゆる圧倒的に興味を引くことができる踏まれやすいタイトルで釣るのとはまったく意味が違うのであしからず。
手っ取り早く他者を共感させるためには自虐を使えばいいということになる。
つまりこれは、とりあえず下手に出ておけば間違いないという日本文化に即した考え方だといえる。
所詮、支持を得て形成されるコミュニティ上では味方を付けてしまったほうが圧倒的に有利だからだ。
数の持つチカラは絶対的な尺度であり、ネット上でもこれは当てはまるんだと思う。
こうして垂れ流す生産性の無いような独り言も、見られなければそれこそ意味が無いんだから。
いい意味で”媚びる”事が出来るヒトは強い。

梅雨に付けたエアコン

ある条件下においてのみ、梅雨に降る雨は嫌いじゃない。
雨の日の静かな部屋。
見上げる天井。感触。温度。変な緊張と安堵が入り交じった不思議な感覚。妥協ではなく、雨を懐柔している時間。
雨音だけが聞こえる部屋の中で、外の世界から取り残される空間がたまらなく好きだ。
あっという間に時間が経ってしまって、”今日”という単位があっという間に終わってしまう。
ちなみにボクのこの感覚を知っているヒトは本当にごく一部。
今日一日、とても贅沢な時間の使い方をしたんだよね。
自分の行為を正当化するつもりはないし、後悔してはいないけど、そういう自分本意の考え方が本気でずるいと思う。ただ、それだけ本気だったからか、嘘がないのが救いかな。
そのことをずっと独りで考えて、1日終わっちゃったみたいな。
でも、こういう時間が大好きだったんだよなあ、”昔の自分”は。
ああ、やっぱりこういう日はいつも雨だった気がする。
忘れられないからよほど印象に残っているんだな。
結局飲み過ぎたアルコールのおかげで朝からポーッとしていたけれど、今日の天気は絶対に忘れないんだろうな。

2.5次元の青春

オモテ
無理やり片思い
『2.5次元の青春』
[Cast]
横田純、橋本我矛威 (劇団ビタミン大使「ABC」)、金魚、平山理沙、相川雅史、小柳健次郎
[Staff]
作・演出:ようだたかゆき
舞台監督:和希
音響:美川奈穂
宣伝美術:クロミヒデアキ (高円寺バーガーフリークス)
制作協力:ちゃんてじょん
[Time table] 青字=観にいった回
6月19日(金) 14:00/19:30
6月20日(土) 14:00/19:00
6月21日(日) 13:00/18:00
 [上映時間:約90分]
[Ticket]
前売:2,200円
当日:2,500円
(全席自由)
[Place]
高田馬場プロトシアター
(→高田馬場駅 徒歩15分)
[劇団 公式サイト]
無理やり片思い
http://kataomoi.is-mine.net/
[ストーリー]
マンガ研究会。
ややもすればオタクと敬遠される彼ら。
地味で、華やかさとは無縁そうな彼らの織り成す、
非熱血系青春系ストーリー!
漫画研究会とは名ばかりの部員たち。
ひょんなことから、ちゃんとした漫画を書くことになった彼らだが、
当然まともに書いたコトなどあるはずもなく・・・

(公式サイトから引用)
[インプレッション]
高校の漫画研究会での話。終始同じ場面で話が展開するシチュエーションコメディにとても類似した作りだが、はっきり言うと全然シチュエーションコメディではない。ジャンル的には恐らくコメディなのだが。残念ながらこの設定がもったいないくらいにリアルに展開されていくので、言い換えるとどこまでも普通な芝居になっている。
キャラクターや漫画研究部という設定がとても面白そうなのに、そういったところはあまり意味を持たない作りになっている。それぞれの心理描写は必要ないくらいにわかりやすい (ひねられていない、重要では無い役になっている)し、芝居も決して下手ではないのにとことんリアルなので舞台で見る分で伝わりずらいぎりぎりのところ。つまり地味になってしまう。
実際スパイス的な役回りもいたが、物語的にはいなくても成立してしまうし、もともとそこまでに時間をかけるほどの展開も山場もなく終わってしまうので、少し肩透かしを食らってしまう。これはそこまでの空気を作れなかった役者のせいではなく、どうしても感情移入できないまま話が進んでいくのが問題かと。
もう一度言うが、決して個々の芝居は悪くない。むしろしっかりと抑えた芝居が出来ていてある意味まとまっていた。しかし、みんな抑えられすぎていて、見応えが無いという・・・これはもう演出的な問題なんだと思う。
いわゆる”片思い”がテーマの話なのに、根本的に、なぜヒロインに片思いするのかの描写が薄すぎて (あるにはある)、客がそのヒトを好きになる理由が全然理解出来ないのが致命的。
これがリアルな日常であるならば「好きになるのに理由なんて無い」のは至極当たり前で良くあることだし、演じている人物にはしっかりと”リアル”な感情は作れているのはわかるんだけど、それが客に伝わる見せ方をしないと作品として意味が無い。
ヒロインがただただ可愛い美少女とか、どうしても好きにならなければいけない理由とか、とにかく主人公が好きになってしまった気持ちを見せてくれたりすればそれだけで全部成立するのに。
主人公が自分の気持ちに戸惑っている描写だけで、結局本当に好きなのかはっきり見せなかったのも残念。そこがはっきりしないと周りが盛り上がっている (描写を見せる)のが無意味になってしまう。
演出家の考え方に誰も異を唱えずに最後までその通りに作り、まとまり過ぎてしまった印象。
評価:★★☆☆☆