月別 アーカイブ: 1月 2009

やまびこ67号、応答せよ!

びゅうポスター
演劇集団キャラメルボックス 番外公演 キャラメルボックスと行くJR東日本シアターエクスプレス’96
『やまびこ67号、応答せよ!』
[Cast]
西川浩幸、福本伸一 (ラッパ屋)、近江谷太朗、坂口理恵、遠藤みき子、岡田達也、岡田さつき、津田匠子、今井義博、真柴あずき、細見大輔、石川寛美、明樹由佳、中村恵子、関根麻美、前田綾、菅野良一、粟根まこと (劇団新感線)、篠田剛、南塚康弘、大内厚雄、田尻茂一(アクションクラブ)
[Staff]
構成・演出:高橋いさを (劇団ショーマ)、成井豊
[Time table]
1996年
6月08日 – 09日
6月15日 – 16日
6月22日 – 23日
※ ビデオ (VHS)にて鑑賞
 [記録時間:約240分 (2本組)]
[Place]
JR新幹線車内
[劇団 公式サイト]
演劇集団キャラメルボックス 公式サイト
http://www.caramelbox.com/
[ストーリー]
世界初「新幹線車内公演」に挑戦。構成・演出は高橋いさを氏。高橋氏が目的地の盛岡まで取材に行ったり、客演の粟根まことさん(劇団☆新感線)が走る新幹線の中でこっそりレシーバーの実験をしたりと、気の遠くなるような下準備が行われた。
演歌歌手・西川浩二郎と行く「みちのく探検ツアー」の乗客を乗せた、上野発「やまびこ67号」が乗っ取られた!そして殺人事件が発生! 乗客600人を巻き込みながら芝居は展開する…。

(チラシ・公式サイトから引用)
 1994年5月、ショッキングな見出しが夕刊1面トップを飾った。それが、この世界初・新幹線車内演劇”シアターエクスプレス”の第一報だった。結局この第1回のツアーは1200席が完売、チケットが取れなかった人たちは、シアターエクスプレスを取り上げた数々のワイドショーでしか、その世紀の企画をうかがい知ることはできなかった。
 そして、今年・1996年。その記念すべき第1回を成功させた、通常の公演の前売り券でさえ入手困難という、超人気劇団・演劇集団キャラメルボックスの再登場が決定した。
 時速245kmで疾走する、長さ300mの新幹線の中で繰り広げられる、手に汗にぎる体感アクション演劇『やまびこ67号応答せよ!!』。そして、宮沢賢治の謎を追う、「岩手ミステリーツアー」。旅の緊張感を和らげる、温泉泊。翌日には盛岡市内で「謎解きエンディング・サスペンスシアター」。ひと味もふた味も違う、息付く暇もない1泊2日の東北大陸への旅に、あなたも「乗客役」として参加してみませんか?
(JR東日本パンフレット抜粋)
[インプレッション]
前代未聞の東北新幹線走行中の車内でのお芝居。実際にツアーに参加した乗客を”お客さん”役として巻き込んでしまうというもの。内容は走行中の新幹線で起こったハイジャックと謎の殺人事件というミステリーツアー的な作品。
ビデオでの鑑賞だったのですが、かなり臨場感があって全車両ごとに飽きさせないように添乗員を配置して何が起こっているのかを伝えさせる発想は非常に斬新で面白い。
ただ、さすがにその場にいるといないのでは全然体感する面白さが違うと思う。この作品はツアー形式ということもあり、2泊3日での作品なのでややテンポ感や緊張感は欠けてしまうが、この試みこそが最大の魅力なのではなかろうか。キャラクターの力技で展開する局面が多かったのも少し残念。
真面目なミステリー作品というよりは多少お祭り的な作品だということをお忘れなく・・・。
評価:★★★☆☆

デロデロデロデロ デンデロン 「残念ながら~」

年明けに買った『風来のシレンDS2 砂漠の魔城』。これすごく面白いっす。不思議のダンジョンシリーズ好きなら手放しでおすすめできるクオリティ。
んで、ちまちまやっていてようやく全てのダンジョン制覇したんですが、集まった最強武器を持ったまま「さぁてどれから合成してやろうかなぁ」と思案していたら、朝になってました・・・。
まさかの寝落ち。
画面が真っ暗なDS。完全にバッテリーが切れてます。
寝ぼけながらゲームを開始すると、見事に持っていた武器アイテム・・・全てが抹消されてました (ちゃんとセーブしないで電源を落とすと”冒険失敗”とみなされる仕様)。
あああああ。
久しぶりに味わっただよ、こんな気持ちは。小学生の頃のスーパーファミコン以来か。
手元に残ったのは合成候補の2軍武器ばかり。
今日からまたちまちまリハビリプレイの開始です。

ナマコの思考

“自称マイナス思考”の友人がいるんですが、いつも
「オレなんてナマコになっちまえばいいんだよ・・・」
なんていいながら、ひどく落ち込んでたりするので、
「お前、それはナマコさんに失礼だろ」
と言うと、
「そうかぁ・・・そうだよな、オレはオレだよな。なんか気が晴れてきた!!」
といって立ち直ったりします。
こういうポジティブさは見習いたいと思います。

WEBで日記を書き始めて7年目という事で、年間の記事更新回数をまとめてみた

axe.com 2009年画像

ボクはですね、”ブログ”というものが流行る前からサイトを持っておりまして、そこで”日記のようなもの”をせっせと書いておりました。その日記が2003年の1月15日からなので、かれこれ7年目に突入らしいです。わお、びっくり。
ブログというシステムに移行したのは2004年10月からなので、ブログ歴は約4年。その間たまりにたまった記事の更新回数を月別にまとめて見てみたいと思います。
どうぞ。

【axe.com】 月別更新回数
各月の更新回数を表とグラフにまとめました。
下には年間の合計記事数と、ひと月あたりの平均更新回数があります。

月別 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
1月 21 23 28 24
2月 28 17 26 18
3月 31 35 29 20
4月 34 35 32 11
5月 25 26 22 10
6月 21 33 23 7
7月 17 25 22 18
8月 28 28 21 20
9月 29 28 21 20
10月 37 26 29 23 36
11月 36 21 24 22 25
12月 33 17 25 28 32
年間合計 106 298 328 297 244
年間平均 35.3 24.8 27.3 24.8 20.3
月別更新回数グラフ

2008年中盤の更新頻度の落ち込みが顕著です・・・。まぁ、これは引越しの影響などで中盤の更新回数ががっつり減っていたのが原因ですね。しかし、後半の追い上げがすごくて、軒並み例年の平均以上となってます。
今までの全ての月間更新回数の平均値は25.0回。だいたい毎月25回くらい更新してるわけですねー。

今年はこれを目標にしてみようかと思います。よっぽど忙しくない限り。
とか何とか言って、今月からいきなりぎりぎりですけど。

おまけ – 「舞台」別更新回数
今まで出演した舞台ごとにカテゴリ分けしてるんですが、出演舞台ごとのそれぞれの記事数を表にしてみました。

公演時期 作品名 更新回数
2005年02月 愛するもののために歌う唄 19
2005年07月 てふてふ飛んだ。 9
2005年10月 日向食堂 25
2005年12月 ちょっとアウェーなX’mas 12
2006年03月 KIKI 7
2006年06月 (ココロのカタチ) 18
2006年07月 神の風にふれた子供達 11
2006年09月 空-SORA-2006 30
2006年10月 笑う女。笑われる男7 17
2007年01月 昭和家族 VS 平成家族 24
2007年04月 風-ふう- 28
2007年10月 風-ふう-2 41
2007年12月 Juliet 12
2008年07月 君に、桜の花の祝福を 15
2008年09月 花 hana 34
2008年11月 花散る海 ~途中の人 partII~ 27
舞台別更新回数グラフ

2005年2月の公演『愛するもののために歌う唄』から出演舞台の記事はずっとカテゴリ分けしてきてます。
更新回数の違いは稽古期間や公演規模など、様々な要因もありますが内容はどんどん濃くなってきてる気がします。こうやって自分の足跡を振り返るのもいいもんだなぁと思ったりもします。

書きも書いたり、改めてみるとものすごいテキスト量ですね。が、こういったデータという媒体は、蓄積していって始めて意味を成しますので、ボクが書くような内容があってないようなつまらないブログは、記事が蓄積されていってようやく存在意義があるともいえます。

ちなみに、舞台カテゴリのアーカイブはこのブログ内でもかなり人気のあるコンテンツです。
が、他にもいろいろやってるので時々このブログのテーマが良く分からなくなります。と個人ブログにありがちな問題が、どうせ見てもらえるならもっと有益なコンテンツを増やしていきたいなぁ。

【関連記事】

「あの時の~は無駄じゃなかった」と言うために

結果が全てだよね。
その通りだと思います。
全ての結果には過程があるんだけど、その過程の程はハッキリいって (特に客観的には)どうでもいいって言う意味では、極めて肯定的に受け止められる言葉だと思う (これはあくまで主観的に)。
でもその言葉に拘りすぎるのはいかがなものかと、少し疑った方がいいと思った今日この頃。”この頃”じゃなくても大抵のことは疑ってかかる僕ですが、一辺倒の考え方で客観的な思考を狭めてしまうことが自分にとってどれだけ無益なことかを理解しているつもりなので、こうやって考えれば考えるほど始まりのぼやけたループが繰り広げられます。
答えなんてないんですけどね、結局。
ただこう考える要因は、やりたいことがやれればそれでいいんだけど、最近その結果に行くまでの過程がおざなりになっているかもなぁ、という考え。
望んだものにたどり着けなかったという結果を、自分の解釈に整えるだけの言い分けにも聞こえます。
ちなみに、言い方は同じでも”ギャンブル”のそれとはまったく正反対の考え方でもありますが、ひとりで考えアウトプットしている以上、言い訳という点ではどちらも同じともいえますね。
「頑張った」、「~した」って言葉は、結果がついてきてから言っても意味がないので。そのときにはすでに終わっているんですから。
まぁつまり、「成功した人は何とでも言えるよ」ってことですよ。
ああ、言ってみたい。ボクもいろいろ無駄じゃなかったって言ってみたい。

今年は個人的に見ていないので、東京の初雪観測日をまとめてみた

気づけばもう1月も終わりですね。東京はまったく雪の気配がしないんですが、今年の冬は降らないのかなぁなんて思ってたら、降ってたんですね、初雪。
観測上2009年1月9日(金)だったらしいんですが、ボクはまったく見た覚えがありません。
平年 (1月2日)よりも7日遅く、去年よりも7日早い初雪だったそうです。ちなみに平年値は、1971~2000年の30年間の観測値を平均したものだそうです。
例年、雪自体はスキー場で戯れてるんですが、最近の東京はどうなんだ、雪降ってんのか。というわけで、例年の東京都心で観測された初雪の日をまとめてみました。
どうぞ。
近年の初雪観測日の推移 (東京都心)

  • 2001年12月21日 (+9日)
  • 2002年12月09日 (-12日)
  • 2003年12月27日 (+22日)
  • 2004年12月29日 (+2日)
  • 2005年12月11日 (-18日)
  • 2007年03月16日 (+95日)
  • 2008年01月16日 (-59日)
  • 2009年01月09日 (-7日)

※ ()内の数字は去年との比較日数
最も早い初雪
1900年11月17日
最も遅い初雪
2007年03月16日
あーそういえば、2007年、思い出した。とんでもなく遅い観測で初雪が異常気象扱いされてた年だ (笑)。あの時驚いたのは良く覚えてます。
今年もなんだかんだいって暖冬なんですかね。あまり雪の気配がしません。寒いことは寒いんですが。
でもまぁ、目に見えて月々の電気代 (エアコン)が増加してますのでいろんな意味で”寒さ”は実感してます。

どんなに時間を費やしたような気がしても、生み出すのは一瞬

閃けば勝ち
山積するモノゴトには順番をつけて行動するのが吉なんでしょうが、そういうふうにシステマティックに事を進めるのはどうも性に合っていない気がします、ボクは。
端からはそういう感じに見られることが多いけれどやっぱり違う、気がします。ただ単に、”システマティック”って言葉が使いたいだけって気もします。
クオリティと時間と妥協。
ボクのやっているモノゴトにはこの三すくみがずうっとつきまとってきます。
そしてそれは、ボクにとっての”グリコのおまけ”みたいに大切な気がするのです。

あと2時間、オバマ大統領が誕生する前に言っとく

原文のほうがしっくりくるかも・・・

「ぼくオバマ イエス ウィ キャン アメリカン ウィ キャン チェンジ ザ アメリカン」
昨夜、テレビのニュースでアメリカ次期大統領のオバマ氏を見て、「アメリカ大統領も普通の一般人と同じように孤独なのではないかと感じた」そうで、その孤独感を表現したかったという。
オバマのイメージを文字で表すなら「Yes, we can」と「Change」だったので、そのふたつでまとめるようにした。
書き始めて30分ほどで完成したという。選者のaxeさんは「素手でつかんだ本音を歌っているユニークないい歌だ」と評価する。
【関連ニュースリンク】
「ぼくゴリラ」の短歌で市長賞 (asahi.com)
「ぼくゴリラ ウホホイウッホ ウホホホホ ウッホホウッホ ウホホホホーイ」…ゴリラの孤独を表現した短歌で17歳高校生、市長賞に輝く (痛いニュース(ノ∀`))

KiZuNa

オモテ
活劇集団東京幕府 スクラッチ 合同企画公演
『KiZuNa』
[Cast]
幸村宏行、夕貴麻緒、松村春美、遊 達人、大原瑞紀、大次郎、影山尚美、勝又悠里、玉井亜希子、青井大祐、里見 卓、小太郎、入倉ゆみ、SAAYA、美木煮イトウ、丹内英暢、道畑勇介、細川裕城、野村卍郎、日微貴
[Staff]
原作:幸村宏行
脚色・演出:見神一
音響:建部雅代
照明:村上隆次
舞台監督:青木かづき
殺陣:幸村宏行
衣裳:大原里加
宣伝美術:田村デザイン事務所
[Time table] 青字=観にいった回
2008年11月公演
11月30日(日) 18:30
12月01日(月) 18:30
2009年01月公演
01月15日(木) 18:30
01月16日(金) 18:30
01月17日(土) 14:00/18:30
01月18日(日) 13:00/17:30
 [上映時間:約180分 (休憩15分)]
[Ticket]
前売/当日:3,000
(全席自由)
[Place]
武蔵野芸術劇場
(→JR三鷹駅 徒歩3分)
[ストーリー]
時は戦国時代をすぎ徳川三代家光の治世。
未だ戦国の残り火が残る中、二人の男が旅をしていた。
村上佐之介と冬馬蘭吉と名乗る二人はある山中に入ると1人の女性と出会う。
一之瀬伊織と名乗るその女性は伊賀の忍びと反幕思想の時雨の一党ににそのみを狙われていた。
伊織は佐之介を目にした瞬間涙する。かつての恋人であると佐之介に告げるのだった。
しかし・・・その佐之介は過去の記憶がなかった。
絡まった糸が徐々にに解けていく数奇な運命の物語。
その結末とは・・・。

(チラシから引用)
[インプレッション]
非常にしっかりした時代劇。とはいってもまったく堅苦しくは無く、殺陣などのアクションの見所が多い飽きさせないエンターテインメントにも仕上がっていて完成度が高いと思える作品でした。
基本的に素舞台なんですが、小道具や衣装がとてもしっかりしているので非常に説得力があります。役者の所作も気になる人があまりいない (荒が少ない)ので集中力が切れることも無く3時間 (途中休憩15分)見続けることができます。
気になったことといえば、多少会話がのんびり感じて間延びしそうかなぁと思うシーンがいくつかあった程度。まぁでも役者のおかげで全体的にシーンが締まっていたのでそこまでダレなかったかな。
殺陣は竹光なのがどうしても軽めに見えてしまう部分があったけども、基本的にはとても完成度が高くてよかったと思います。アクロバティックな手が控えめで、嘘に見えなかったのも好感。女性もしっかりしていてすごかったです。
全体的にとてもソツなくまとまっている印象で、物語がとても観やすかったです。もっと盛り上がりがあるかとも思ったけど、あえてそういう演じ方にしたんだと思うし、それでも納得できるラストでしたし。
演じるキャラクターもみんな個性が出ていて、人数の多いカンパニーでもきっちり演じ分けができている。そして、どの役にもおいしい部分があるのに、そこまでうるさくないのがいい。
終始、”説得力”は大事だなぁと思った舞台でした。
評価:★★★★☆

タイトル未定 ~NO TITLE, NO LIFE

オモテ
ウラ
東京P.R.O 15th Field Play
『タイトル未定 ~NO TITLE, NO LIFE』
[Cast]
石田小百合、イトーエミ、垣田正人 (元氣プロジェクト)、金魚、小林玉青、財原文平、ChangTejong、松尾俊志 (劇団カリヨン)、美川奈穂、山口勇二、横田 純、淀野正弘、山下りょーぞー
[Staff]
作:山下良造
演出:銃野
舞台監督・舞台美術:坂享宣 (ソマリ工房)
照明:田原聖子 (あかりとり)
音響:游也 (stray sound)
衣装:井形紗代子 (MiLKTea)
宣伝美術:山田デンキ
小道具:山口勇二
映像:ヨコタジュン (高円寺バーガーフリークス)
撮影:カウベルファンク
協力:有村優太、元氣プロジェクト、時速12キロ、すきがら沙智、鈴木茂樹、ソマリ工房
[Time table] 青字=観にいった回
1月15日(木) 19:30
1月16日(金) 19:30
1月17日(土) 14:00/19:00
1月18日(日) 14:00/19:00
1月19日(月) ☆14:00/19:30
1月20日(火) 18:00
 [上映時間:約105分]
※ ☆の回は平日昼割引 (前売・当日1,500円)
[Ticket]
前売:2,500円
当日:2,800円
(全席自由)
[Place]
シアターグリーン BASE THEATER
(→池袋駅 徒歩6分)
[劇団 公式サイト]
東京P.R.O official web
http://www.tokyopro.jp/
[ストーリー]
ねーヒロイン。僕の中のヒロイン。
僕は一体どうしたらいい?
ただ一つ、僕は君を幸せにするため、
ハッピーエンドを書き続けるよ。
ねーヒロイン。
僕はそのためにどうしたらいい?
小島龍之介、32歳。
作家として10年目。
ヒット作、いまだなし。
崖っぷちです。

(チラシ・公式サイトから引用)
[インプレッション]
『タイトル未定』というのがタイトルであって、決してタイトルが未定のまま本番にという意ではないんですよ、という『タイトル未定』の舞台を観てきました。わかりづらっ!!
内容は陽の目を見ない作家の物語に対する自己満足をぶつけたような作品なんですが、実際の作家の内心がこれでもかというほどに赤裸々に、そして堂々と展開されていきます。
ストーリー的には、多少無理な展開が見受けられるが、そこはあまり気にせずにキャラで巻き込んでいくパワープレイ。なので、普通はとっつきにくいはずの脚本ですが荒唐無稽な世界観が妙にマッチしていて最後まで飽きずに見続けられる力があります。
さらに、主人公の設定が、作家といっても舞台の脚本などを手がける劇作家なので小説などとは違う独特の心理描写を展開させていて非常に興味深い。
この作品の脚本家の本音のようなネタもばんばん出てくるのは内輪ネタ気味だが、”作家”という設定にしてしまえば、リアル描写として全然あり。
なによりキャストの演技に説得力があったので、随所に挿入される多少ふざけたギャグシーンもすんなり世界観を壊さずに見ることができた (絶対に必要かどうか、面白いかどうかは別問題)。
それにしても今回の作品は、シアターグリーンによる”グリーンフェスタ”という演劇祭に参加しているというのに、自虐ネタや内輪ネタまで包み隠さずやりきるあたり賞レースにはまったく向かない作品に仕上がっております (笑)。この潔さは逆に清々しい。
ラストのプロジェクターから映し出されるスタッフロールなんかもうね・・・、詳しくは書きませんが、いろんな意味でインパクトがありすぎて本編の余韻とか吹っ飛んでしまいそうになる映像はちょっと考えどころかも。
まぁこれは個人的な感想なんですが、今までまとまりきらないなぁと思ってたものをまとめて詰め合わせで見せてみました、みたいな、制作側としては少しどころか大胆に遊んでみた作品。しかし演じる側が本気で大まじめに取り組んでいるため、妙な説得力があるという不思議な作品。
いい意味でバランスがとれているのか、芝居の完成度は高い。嫌味なく見せきることが出来るキャラクター作りはとてもうまいと思う。役者として混ざりたいと思える劇団です。
評価:★★★☆☆

【追記】 – 2009/01/23
なお、今回の作品は本文でも触れたとおりシアターグリーン主催の演劇祭「グリーンフェスタ」の参加作品です。
実はこの「グリーンフェスタ」は、昨年募集していた一般審査員のほかにも、舞台紹介ポータルサイト「CoRich 舞台芸術!」での劇団への”クチコミ”で寄せられたコメントも審査対象になるそうなので、今作を観劇した方は「面白い!」「つまらん!」などの思いのたけをぶつけてみるのもいいんじゃないんでしょうか。
・ 舞台紹介ページはコチラ (要ログイン)
CoRich 舞台芸術!→ 『タイトル未定 ~NO TITLE, NO LIFE』 (舞台詳細ページ)
※ アカウントもっていない方は新規アカウントを作る必要があります。

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