ボーン・スプレマシー

レビュー
この記事は約2分で読めます。

ポスター
邦題:ボーン・スプレマシー
原題:THE BOURNE SUPREMACY
監督:ポール・グリーングラス
製作総指揮:ダグ・リーマン、マット・ジャクソン、他
製作:パトリック・クローリー、フランク・マーシャル、ポール・L・サンドバーグ
脚本:トニー・ギルロイ、ブライアン・ヘルゲランド
音楽:ジョン・パウエル
撮影:オリヴァー・ウッド
編集:リチャード・ピアソン、クリストファー・ラウズ
出演者:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、ジョアン・アレン、カール・アーバン、クリス・クーパー、ブライアン・コックス
データ:2004年/アメリカ/108分 [UIP]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 あれから2年。ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は恋人のマリー(フランカ・ポテンテ)と共に、人目を避けてインドのゴアで暮らしていた。その頃、CIAのパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)はベルリンで、ある事件の調査を行っていたが、調査チームは何者かの襲撃を受ける。そして、ボーンたちにも危険が迫る。さらに、「トレッドストーン計画」に隠された真実が明らかになっていく。
(Wikipdia)
[インプレッション]
マット・デイモン主演の『ボーン』シリーズ2作目です。前作からの洗練されたカメラワークとクールな演出はそのままで非常にテンポよく進んでいくのでとても観やすい。
前作で驚いたスピーディーな戦闘アクションはそこまでなかったものの、スパイのような頭脳戦はきっちりと見せてくれて、下手な台詞での説明が入らない描写力に思わずうなってしまう。クオリティが前作と比べてもまったく遜色ないものになっていて、うまい具合に引きも見せて終わらせている。
3作目の『ボーン・アルティメイタム』への期待が大きくなったのもうなずける完成度だ。実際に、シリーズを重ねるごとに評価を上げ、興行的にも大成功しているので、シリーズ物の中では珍しい推移を見せている。
ストーリーは、ボーンの立場が前作とは全然違うのだが、きちんとどんでん返しと先の読めない展開があり、カタルシスも見せてくれる。エンターテインメント作品としても見れる土壌を持っていながら、ただの派手な見せ方でないスマートな演出が魅力だ。
ボーンに感情移入させるのではなく、仕事振りをきっちり見届けるという見せ方。この設定で映画にのめり込んだのならば、見終わった後、ボーンに惚れ込んでいることだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました