日別 アーカイブ: 2008年12月2日(火)

用心棒

 

ポスター
DVDパッケージ

邦題:用心棒
監督:黒澤 明
製作:田中友幸、菊島隆三
脚本:黒澤 明、菊島隆三
音楽:佐藤勝
撮影:宮川一夫、斉藤孝雄
出演:三船敏郎、仲代達矢、山田五十鈴
データ:1961年/日本/110分 [東宝]
鑑賞方法:DVD
評価:★★★★☆

[ストーリー]
冬の青空に雪を戴く赤城山から乾いた空っ風が吹き降ろす、荒涼とした上州[1]の宿場町。2つのやくざ勢力が対立するこの町に、流離の浪人が現れた。桑畑三十郎(三船敏郎)と名乗る彼は、両方の勢力に用心棒として売り込みつつ、巧みに同士討ちを仕組んでいく。しかし、そこに伊達な雰囲気を漂わせた新田(しんでん)の卯之助(仲代達矢)が帰郷して…。
(Wikipedia)

[インプレッション]
自分も舞台で時代劇とかやっているのにちゃんと観たことがなかった黒澤明監督の時代劇。
モノクロでモノラルなんですが、迫力がすごい。さすがというか、少し見ていれば当時でこの演出がどれだけ斬新だったかがよくわかる。

とにかく、画と音楽、魅せ方といういわゆる演出の完成度がすごすぎて。いちいち見なおす描写が何回かあったりして、無駄なものを一切見せないシンプルな情報の画だけで十分に客を引き付けておける描写力こそが世界のクロサワなんだろうなぁと。

殺陣においても決して多くはないのにえらいリアルで、斬新ですらある。めちゃくちゃ早くてかなりあっさりと斬っているはずなのに見所がたくさん。
人物設定も非常にわかりやすく個性が強い人たちがきちんと描かれているので誰が見ても楽しめ、これが娯楽大作のアクション時代劇なんだなぁということがよくわかる。
ぜんぜん客が突き放される作品ではないし、小難しいことは一切考えなくて見れる土壌の深さが作品を押し上げていると思う。
時代劇が苦手な人にもぜんぜん進められる。
特にボクが今やっていることはこういうことなのだし。そういう意味でも、とても勉強になった。