月別 アーカイブ: 11月 2008

オーシャンズ12

ポスター

邦題:オーシャンズ12
原題:OCEAN’S TWELVE
監督:スティーブン・ソダーバーグ
製作総指揮:ブルース・バーマン、スーザン・イーキンス、ジョン・ハーディ
製作:ジェリー・ワイントローブ
脚本:ジョージ・ノルフィ
音楽:デヴィッド・ホームズ
撮影:ピーター・アンドリュース
編集:スティーヴン・ミリオン
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ、ヴァンサン・カッセル
データ:2004年/アメリカ/125分 [ワーナー・ブラザーズ]
鑑賞方法:DVD
評価:★★★☆☆

[ストーリー]
3年前カジノから大金をまんまとせしめたオーシャン(ジョージ・クルーニー)とその仲間たちだったが、金を奪われたベネディクト(アンディ・ガルシア)の怒りはおさまっていなかった。「1億6,000万ドルに利子をつけて返済しなければ命はない」と迫り、オーシャンたちは金を準備するためにヨーロッパへ飛ぶ。
(シネマトゥデイ)

[インプレッション]
ようやく観ることができました。『オーシャンズ11』の続編にあたる今作も超豪華な顔ぶれはそのままに、ノリはさらに良くなっています。
スティーブン・ソダーバーグ監督らしい音楽と編集で見せる演出で、見ていてとてもテンポがいい。そしてやりとりがいちいちカッコイイ。手持ちのハンディカムで撮ったようなその場にいるような視点とやたらめったらしゃべりまくるまとまりのない面々。そしてそれをまとめるオーシャンは本当にクールです。

泥棒映画らしくひねりの利いたどんでん返しと、ストーリー展開は秀逸で、多少考えながら見ないと理解できないんですが、全然大丈夫です。細かいことは考えなくても何となくわかる作りにもなっているところはさすがエンターテインメント映画。
もうね、ポスターデザインとかBGMとか、この映画のセンス大好きです。
個人的には序盤のオーシャンズ達のやりとりが結構好きかな。あの個々全然まとまってないの最終的に同じところに落ち着く妙がたまりません。

そしてそれにちょっとついて行けてないライナス (マット・デイモン)も、ホントおいしい。マットは『ボーンシリーズ』を観ているから余計に役の落差に驚けます。
キャストの演技力がすごいのもう当たり前なんですが、ものすごい楽しんでいるのが伝わってくる芝居がいい。みんな、細かい目や表情の芝居がすごいです。
役者としてはそういう意味で見所だらけの映画でした。

レッドクリフ Part I

ポスター
邦題:レッドクリフ Part I
原題:赤壁
監督:ジョン・ウー
製作総指揮:ハン・サンピン、松浦勝人、ウー・ケボ、千葉龍平、チン・ウェン・ハン、キム・ウデク、ユ・ジョンフン、ジョン・ウー
製作:テレンス・チャン、ジョン・ウー
脚本:ジョン・ウー、カン・チャン、コー・ジェン、ジン・ハーユ
撮影:リュイ・ユエ、チェン・リー
音楽:岩代太郎
出演:トニー・レオン、金城 武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童、リン・チーリン
データ:2008年/アメリカ、中国、日本、台湾、韓国 /145分 [東宝東和、エイベックス・エンタテインメント]
鑑賞方法:新宿バルト9 (9番シアター)
評価:★★★★☆
[ストーリー]
 はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。
(シネマトゥデイ)
[インプレッション]
いやー、見やすいです。ボク、三国志についてはさわり程度しか知らないんですけども・・・非常にわかりやすかった。しかも見せ所もきちんとあってテンションが終始持続できるので、こういう時代ものに弱い方でも全然お勧めできます。
基本、中国でもっとも一般的な話しである『三国志演義』の中のもっとも有名なエピソード”赤壁の戦い”を基にしているんですが、この作品は中国向けというよりも三国志を知らない (もしくはこれから知る)世界に向けた作品と言えると思う。実際、作中には中国独特の漢字の多い人物名や地名がズラズラと出てくるんですが、わかりやすく訳してあったり、何度もクレジットで人物名を表示させたりと「わかってるがな!!」とつっこみたくなるくらい丁寧です。
冒頭ではわざわざ日本語でNHKの教育番組よろしく導入ナレーションが入っていたりと、まるで子供に絵本を読んで聞かせるくらいにやさしい。しかし、その効果は絶大で、とても導入しやすく物語に入っていけました。

大軍勢
なんと言ってもジョン・ウー演出のかっこよさを全面に出した撮り方は見ていてため息が出ます。これでもかと言うほどの人数、そしてスケール。見応えは十分のエンターテイメント作品としてきっちり完成されているところが素晴らしい。中国らしい数のパワー。1000人を超えるエキストラと馬200頭は圧巻です。
VFXは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のスタッフが担当しただけあって、その描写は度肝抜かれます。こういうのは個人的にも大好きです。ジョン・ウーは制作費が足らず自分の資財約10億円を投じてこの作品に臨んでいるそうですが、途中のジョン・ウー監督おなじみの”白いハト”が空から80万の軍勢を俯瞰で見下ろすシーンなんかはそれだけで1億くらいかかっていそうな感じ。
戦闘シーンはアクションがとても秀逸で見やすく迫力があります。ガンバトルのないこの映画でも殺陣が小気味いいので爽快に見ることが出来ます。ハイスピードカメラを使いスローモーションで見せる演出は最近の映画ではありきたりになってきたなかで、やっぱりうまいと思える。
ただ、少し派手なアクションが世界観を壊しかねないのは気になりました。
もともとメインに孔明などの戦術の頭脳バトルを持ってきているので、そこで戦国無双のように1人で戦局をひっくり返しかねない強さはちょっと現実感がなくて萎えてしまわないかが心配。映画『HERO』を思い出しそうになりました。まぁ、いい意味でも悪い意味でもファンの多い伝統的な作品なので各人物の見せ所をきちんと画いた結果でしょう。

今回メインの2人
ストーリーでは、主に諸葛亮 (孔明)と周瑜という軍略家どうしの頭脳戦がメインになり、この金城武とトニー・レオン2人の掛け合いが非常にいいテンポで作品に移入させてくれる。登場する女性は無骨な人物の多いなかで浮いてしまうくらい現代風な美人でビックリした。確かに絶世の美しさだけども、なんだかアイドルのようなんだもの。
頭脳派でユーモラスな台詞の応酬と、全く台詞がないシーンがはっきりと分かれていて心理描写がとてもうまく伝わってくる。これが全体の緊張感をどんどんと高めていき、決戦直前にはもう目が離せないくらいになっている。そしてそのテンションを上手につないだまま『レッドクリフ part II』へ、となるわけで、これはとてもうまい引きだった。休憩にはちょうどいい・・・というか約2時間半なのでもう限界の集中力はうまく次回作に維持されるわけだ。
とにかく劉備を完全に悪として書いた潔さは作品の見やすさをより高めていると思うので評価できる。三国志が好きな人にはつっこみ所など多々あるんでしょうが、『三国志演義』が完全”原作”というわけではないので、純粋にエンターテインメント作品としてクオリティの高い映画ということで楽しめる。
『レッドクリフ partII (赤壁:決戦天下)』は2009年4月公開予定。是非劇場で見たいと思える楽しみな作品になりました。

吐いて、吸う

吸って。
吐いて。
入れて。
出して。
自分の中に経験を積み重ねるってことは、その事柄において息を吸って吐くように、当たり前にできるように余裕を持つことである。
みんなあたりまえのように息をしているけど、意識をして呼吸をしているヒトはいない。
時に、貯めすぎた経験の重たさから身動きがとりずらくなるならば、ボクはいつまでも吸収する姿勢を保っていたい。

街にいこうよ どうぶつの森 日記

『街にいこうよ どうぶつの森』を買って数日が過ぎたんですが、リアルタイムでプレイできるのが深夜なのでいつも釣った魚が売れないで、家の中が水族館状態になってます。
たぬきちの店は早く24時間営業にならないものか。
相方が海釣りにハマっていて、一人で博物館の目録を埋めちまいそうな勢いでちょっと焦ってます。
秋なので、虫だらけで前作までのノミのような動きをするコオロギがやたら気になりまする。

Wiiスピーク!!

Wiiをお持ちの方、うちの「あっくす村」来ませんか?

Wiiスピーク!! ポツンと
同梱版で付いてきたWiiスピークがすでにただの飾りになってます。

桜井一徹

今年最後であろう舞台、劇団花鳥風月『花散る海 ~途中の人 partII~』のまとめ記事です。海上自衛隊のお話でした。

桜井一徹
桜井一徹は、海上自衛隊の一等海尉で、イージス護衛あさひの艦航海長でした。
そしてなんとなんと、一児のパパです。妻子あるパパ。娘がいるんということですが、お客さんよりも驚いたのは何を隠そう、本人であるボクです。階級も結構偉いので幹部の白服でした。
劇団花鳥風月は配役前に本読みにじっくり時間をかけます。挙手制でその日の自分が読みたい役を決めるんですが、本読み当初、この役だけは無いと思って2週間くらいあった本読み期間、1度もこの役を読まなかったんですよボク。
しかし、配役発表でまさかの桜井一徹。まさにサプラーイズ。配役を予想していた劇団員も驚いてました。と、とにかく驚き、これは挑戦だなぁと思っていたのをよく覚えてます。
稽古に関しては、今回初舞台となる座長の娘、子役の”のどかちゃん”と絡みがあるんですが、この子すごいわ。初めての稽古までは少し不安で心配だったんですが、どこまで理解してるのかわからないけど、ちゃんと間をとって芝居が出来たり、こっちの言っていることがわかるんだねーある意味とてもやりやすい。
でもそれが仇になってくることもあり、娘が気になってばかりで妻への想いをもっと見せなくてはいけないという自体に (笑)。
役作りでも一番気にしていたのはやっぱり、歳。普段、ただでさえサワヤカな役ばっかりあてられるのに、妻子もちの父ですもの。
お父さんに見えるようにできるだけ落ち着いた芝居ばかりやってました。が、演出家から暗い暗いといわれ最終的には本番のような形に落ち着いたんですが、音や仕草を気にしているよりも、もっと全体で見せるべき感情は別にあったんですね。それに気づいたら尚子との関係もずっとやりやすくなりました。
妻の尚子とは、最初のシーンでしか顔を合わせられないんですよ。あとはずっと離ればなれ。舞台の前面と後ろとでの会話のみでのやりとりなんですが、その声や感情の揺らぐ間というのがボクの中でとても重要な演じ分けになりました。
回を追うごとに届いてくる声がズンと響いてきて、はっきり言ってお客さんを置いてけぼりにしてしまうくらい感情が高まった時も何回かあります。しかしダメ。泣いちゃダメ。今回はそう決めていました。
本番中の日記にも書きましたが、演出家に言われていたわけではないんですが、ボクの中では泣くというのタブーでした。
最期に聞かせる娘への言葉なんて泣いていてはだめだもの。自分を見せたいんじゃなくて何を残し、伝えるかを見せる芝居だったので、そこに重点をおいて組み立ててました。毎回窒息しそうなくらい我慢しながら台詞を搾り出してましたが。
今回は特にテンポを気にする作りだったので、個で見せるわけでなくものすごい量の台詞をやりとりしながらの緊張感と、全体で共有する空気のようなものを大切に演じてました。結果、心に残るものが伝わったみたいで、そんな時はそれを感じ取ってくれたお客さんが泣いているのが中盤からも分かりました。
すごいことだと思う。決して狙っている感動という類のものではない涙。「圧倒された」とまで言ってもらえることは、芝居をやっていてそうそう言われることではないので。
最近の芝居とはまったく違う体験をさせてもらったので非常に良かった。ボクにとってもいろんな意味でステップアップできた舞台でした。
7月に『君に、桜の花の祝福を』、9月に『花 hana』、そして11月に『花散る海』で役名も”桜井”だし、花づくしの今年の舞台、最後に相応しいものでした。
【まとめ】
花散る海 ~途中の人 partII~ – 2008年10月13日(月)
小屋入り、仕込み – 2008年11月11日(火)
仕込み、場当たり – 2008年11月12日(水)
初日 – 2008年11月13日(木)
2日目 (棗組初日) – 2008年11月14日(金)
3日目 – 2008年11月15日(土)
千秋楽 – 2008年11月16日(日)
キャスト表 – 2008年11月19日(水)
【おまけ】
桜井一家

親子です
桜井一家の写真。娘役ののどかちゃんは、8歳にして今回が初舞台でした。稽古中もみんなのアイドル。
東京芸術劇場 小ホール2

客席
小ホール2の客席写真。小ホール1と違って動かせません。さらにキャパも小ホール1よりも入るみたいです。
舞台セット

仕込み中 完成
仕込みからかなり大がかりで、こんなにしっかりと立込をしたのは久しぶりでした。イージス艦のCICを再現しています。
舞台の後ろはイージス艦。前面は首相官邸と完全に2舞台構成の芝居です。

CIC内部 CIC機械部
舞台では紗幕ごしにイージス艦のCICを表現していたんですが、みんなが座っていた機械はこうなってました。本番はここにPCのキーボードを置いて自分ルールで操作 (?)してました。稽古中は、初めの頃からなぜかずっと「秘密ボックス」と呼ばれてました。確か演出家が説明する際に口にした言葉だったはず。
紗幕に映るリアルタイムモニター

芝居中のモニター モニターに映る艦長
今回の芝居では、イージス艦から政府に連絡を取る際、モニターを通じてずっと艦長の姿が映し出されてました。わかりますかね? 右上の幽霊みたいなの。これは録画では、リアルタイムで写っているので、お客さんも驚いていたようで、なくなんだかすごくかっこいいです。メタルギアソリッドの無線シーンみたいな演出です。
途中、隊員のみんなも発言するために艦長席からモニターに映るんですがこの場面も好評だったようです。
海自チーム

楽屋での台詞合わせ 出撃!
戦闘シーンは息もつかせないテンポなので詰まるのだけはのNG。なので本番直前まで台詞合わせに余念がありません。
そして、主に政府チームと海上自衛隊チームで輪を囲みます。この両チームは基本的に本番中お互い顔をあわせませんからね。
桜井のお守り

お守り
本編に出てきた桜井が家族に残したお守り。
これ、とってもお洒落な勾玉で、9月の誕生石と横についてる小さいのが11月の誕生石です。
実は夫と妻、お互いの誕生石でした。

428 ~封鎖された渋谷で~ [体験版]

パッケージ
タイトル:428 ~封鎖された渋谷で~ [体験版]
対応機種:Wii
ジャンル:サウンドノベル
開発元:チュンソフト
発売元:セガ
プレイ人数:1人
発売日:2008年12月4日
価格:7,140円 (税込)
対象年齢:CERO-C (15歳以上対象)
評価:★★★★☆ [体験版での評価]
[ゲーム概要]
 チュンソフトのサウンドノベルシリーズの最新作。渋谷の街を舞台に繰り広げられるサスペンスである。渋谷が舞台、実写を使用、複数主人公制など、『街 ~運命の交差点~』との共通点が多いのも特徴。
2つのボーナスシナリオが収録されることが発表されており、うち1つは『かまいたちの夜』シリーズのシナリオを手掛けた我孫子武丸が担当。もう1つはアニメ絵で構成されており、TYPE-MOONが制作を担当する。
タイトルの「428」は、そのまま「よんにいはち」と読むのが正しい読み方である。
(Wikipedia)
[ファーストインプレッション] – プレイ時間:約2時間
ブロガー限定の体験版モニターに当選しまして、さっそく一通りプレイ。制限ありの体験版のレビューになります。
『428』と書いて”よんにいはち”と読むそうです。
チュンソフトのサウンドノベル最新作は実写。渋谷で起こるある1日の事件を、同じ時間軸で展開し様々な主人公の視点から体験することができるサウンドノベルとなっております。
少し前にした行動が、他の主人公に影響を与えかなーり複雑に絡み合っていく頭がおかしくなりそうなストーリーを、とてもうまいザッピングシステムとタイムチャートで分かりやすく管理させてくれます。
まぁ、体験版ではなんとなく言われるままにやっていればシステムが経験できる仕組みだったんで、製品版はもっと複雑になるんでしょうが。
ストーリーの重要な分岐点では「KEEPOUT」されてしまい、先に進めなくなりますが、他の主人公の選択肢などにジャンプして改めてその「KEEPOUT」を解くことによって物語が進みます。そうやってバッドエンドを何回か見ながら前の時間の主人公に戻ってはザッピングしていき、ある程度のポイントまで読み進めるとひとまずクリア。
それぞれどの主人公の視点でも、1時間分のストーリで区切られているみたい。そうしないと、何人もいる主人公が他の時間帯でも絡み合ってしまいとんでもなく複雑になってしまうからだろう。
体験版では10:00-11:00の1時間分、2人の主人公しかプレイできませんでしたが、ストーリーは先の展開が気になるもので、もちろん脇道にそれていくようなギャグパートのようなものもしっかりと用意されているようです。シリアス展開でストーリーをトコトン追っていくもよし、変てこな主人公の1日を覗いていくもよし。
ここらへんがチュンソフトの、既存のシナリオドラマではなく、あくまで”ゲーム”ありきなんだという良さが出ていると思う。さらにそれが、このジャンルの強みであり面白みなのだろう。
コントローラーはWiiリモコンのみでプレイ。他のクラシックコントローラーなども対応しているが、Wiiリモコン1本でのプレイがとてもしっくり来る。ワイヤレスなのでボーっと腕をどこに置いておいてもいいので、主にテキストを読み進めていくサウンドノベルにはこのWiiリモコンは最適なコントローラだと思う。
操作性は非常に良く、レスポンスもいいのでサクサク物語が読み進められるのは好感。読み込みもぜんぜん気になりません。
個人的には作中のテキストに補足として挿入される「TIP」の、妙に味のある説明がツボでした。ワルノリしてるようなのもチラホラ。本文でも、呆れるほど細かい人物描写にはニヤニヤしてしまいます。
このノリが嫌いじゃなければ末永く楽しめるはず。
あと、舞台が渋谷の物語なんですが、「428」を反射的に四ツ谷と読んでしまうボク。4月28日の出来事だから「428」らしいですけどね・・・。

金原忠蔵

スパンが短い期間で、芝居をやっていたので、劇団ZAPPA『花 hana』の公演からもう2ヶ月が過ぎてしまいました。ようやく腰を落ち着けて書けるようになったので、『花 hana』のまとめ記事です。

金原忠蔵 金原忠蔵 2

2008年9月の公演した『花 hana』は、時代劇で赤報隊をテーマにした物語でボクの演じる金原忠蔵は、総裁相楽総三の側近であり、赤報隊の幹部でした。
とはいえ人物像は近く、若く素直でいてやんちゃな奴だったので、割と好きなようにできてあまり苦労した覚えはありませんでした。
むしろ苦労したのはどこにウェイトを置くかということ。やっぱり相楽さんとの関係かなぁ。

忠蔵は志半ばにして相楽さんを守るために自らの命を投じて死んでしまいます。そして、死に際のシーンでは相楽さんと出会ったときの回想があるんですが、このシーンのなんと大変なことか。
裏で全速力で走って叫んだ後、すぐに袴と足袋を脱いで気持ちを切り替えてそのシーンに出るわけです。後で書きますが怪我もあったので・・・。

稽古中はできるだけナチュラルに、ストレートに感情を作っていこうと心がけていたんですが、通し稽古の時に爆発することがあって、自分の演技プランぜんぜん関係ないところで涙が出てきて、止まらなくなりました。ここで新しい感情が発見できて、そのまま自分の中で最期のシーンが固まっていったんですが、これはハッキリ言って相楽さんに持ち上げられたものです。
そう断言できるほど、忠蔵はボクの中で生きていたみたい。
自分でも驚いたけど、純粋に嬉しかったです。
ストレートに感情を出す芝居なので楽しかったし気持ちもよかった。

そこが構築できると、あとの役作りや演技はさほど難しいことはなく、大きな物語をつづっていく舞台だけども、ボクの役割だけをトコトン突き詰めていけると思ってました。
アンケートや終演後の感想などでも「感動した」と声をかけていただいて、その反響に改めて驚いた役だったんですが、自分のなかでもこの忠蔵という役はお気に入りで、共感できる部分が多々あります。まぁ、自分に近づけて作ったから当たり前か。しかしながら数々のコメント、非常に嬉しかったです。

今回は本当に”役者”、というか”舞台に立つ”ということを考えさせられた舞台でした。
ボク、2日目「棗組」のゲネでがっつり靭帯を切ってしまいました。もうがっつり。束になっているうち結構切れてしまって、部分断裂というやつです。

最初の殺陣のシーンで舞台上から飛び降りる際に着地した右足首を、「ぐぎぃ!」と思いっきり内にくじいてしまい、そのまま倒れこんでしまいました。一瞬「折れたか」と頭をよぎりましたが、舞台を止めるわけにはいかないのでなんとか立ち上がり、生まれたての小鹿のように殺陣に参加してました。
本番中もずっと氷水で冷やしてましたけど。

パンパンにはれてます ずいぶんうまくなった

幸い、レントゲンでは骨に異常は無かったみたいですが、「絶対安静」という診断を受けてテーピングと仲良くなることを決心。怪我してから2日間は痛み止めでなんとかやってました。日常生活では片足引きずってたんですが。
とにかく本番中は怪我をしているのを悟られないように、体重移動をうまいこと左足に任せて立ち回っておりました。ただでさえ飛び回る奴なんで大変でしたが、殺陣だらけの前作と違い、戦いが少なかったのが不幸中の幸いでした。
観に来てくれた方も怪我をしていることはまったく気づかなかったようでよかったです。

今回のことでボクは相当の覚悟をしたし、考えまくりました。やりきれないような思いもいっぱい。どうにかなりそうなくらいひとりで考えてた。”怪我”なんてしないような、健康だけが取り得のような役者なのに、自分の羽を自らもいで、皆に迷惑をかけているのが堪えられませんでした。
ホントのところ、誰にも見せないようなところでは明日のジョーみたいになっていたのですけど、まぁそんなことは観に来るお客さんにはどうでもいいわけで。共演者にもどうでもいい言い訳なんか語っててもしょうがないわけです。おかげでボク、本番期間中はかなりハイコントラストな日々を過ごしましたよ。

しかし、無事に舞台に立てたのは支えてくれたすべての人のおかげ。
言葉では言い表せないくらいに助けられたことに、ものすごく感謝しています。
とてもとてもいい経験をさせてもらいました。

本番から約2ヶ月が過ぎ、アホみたいに摂取していたコラーゲンのおかげか右足首もじょじょに稼動範囲が広がってきまして、まだ若干の違和感を残してますが、だんだんと高価な可動式フィギュアに近づいてます。
もうだいぶ体重を乗せて走れるようになったので生活や動きに支障はないかと思います。あとは癖にならないように十分気をつけたいと思います。まだ居酒屋ではとり軟骨のから揚げを欠かさない方向で。

【まとめ】
花 hana – 2008年08月21日(木)
キャスト表 – 2008年08月22日(金)
小屋入り、仕込み – 2008年09月16日(火)
場当たり – 2008年09月17日(水)
初日 – 2008年09月18日(木)
2日目 (棗組初日) – 2008年09月19日(金)
3日目 – 2008年09月20日(土)
4日目 – 2008年09月21日(日)
5日目 – 2008年10月22日(月)
6日目 – 2008年09月23日(祝)
7日目 – 2008年09月24日(水)
8日目 – 2008年09月25日(木)
9日目 – 2008年09月26日(金)
10日目 – 2008年09月27日(土)
千秋楽 – 2008年09月28日(日)
千秋楽カーテンコールでの瓦版屋キャスト紹介 – 2008年10月05日(日)
『花 hana』が池袋演劇祭で賞をとったらしいでござるの巻 – 2008年10月15日(水)
劇団ZAPPA『花 hana』、第20回池袋演劇祭で優秀賞受賞!! – 2008年10月24日(金)

【おまけ】
チラシ写真別パターン (カラー)

赤報隊バージョン 農民バージョン

チラシ用の写真撮影の時に撮った別パターンの写真を何枚か。
赤報隊の服とただの着物バージョンの2パターン撮りました。ちょいと落ち着いてますね。なんだかね。

東京芸術劇場 小ホール1 舞台写真

舞台 客席

今回も芸術劇場小ホール1。ここはやっぱり落ち着きます。
10以上の公演となるとくつろいでくるので、よく舞台上でストレッチしながらのんびりしてました。

本番用照明付き舞台面

照明付き舞台1 照明付き舞台2
照明付き舞台3 照明付き舞台4
照明付き舞台5 照明付き舞台6

本番中、照明がつくとこうなります。とてもキレイ。本番中は出演してるのでよくわかりませんが、お客さんとして見てるとすごいですね。

四角だぁ!!

四角いにぎりめし1 四角いにぎりめし2

今回、やっぱり握り飯を食べるシーンがあるんですが、これがまた感動するシーンなんですよ。
そこで登場する”四角いにぎりめし”を実際に作ってきてくれたので何枚かパシャパシャ。実は四角くしようとすると、けっこう大変らしいです。

公開処刑ボックス

公開処刑 公開処刑置き場

小道具や細かい衣装が多々あったので忘れ物や紛失防止のために設置された”公開処刑ボックス”。所在不明のアイテムは自動的にここに置かれ、早く取らないと無くなってしまいます。
このボックスは楽屋裏の通路にかなりドーンと設置されてました。

殺陣写真

刀あり写真1 刀あり写真2
刀あり写真3 刀あり写真4

今回は前回の新撰組ほど殺陣がなかったので、金原忠蔵もそこまでがっつり殺陣はありませんでした。
それでも写真は結構撮ってたので掲載しときます。

鏡前

鏡前 差し入れ

非常に整理されているときの鏡前。まぁ、いつもこんなもんですけど。
それよりも今回怪我をしたということを聞きつけて差し入れをくれるお客様が多数。
コラーゲンがたっぷり届きました。ありがとうございました。
完全に1日の摂取量をオーバーする勢いでもらいましたが、このコラーゲンだけは他のキャストには一切分けないで、後ほどおいしくいただきました。

おまけ

おまけ1 おまけ2 おまけ3
おまけ4 おまけ5 おまけ6
おまけ7 おまけ8

最後に、今回のあるところで使われたある意味小道具なんですが。まぁいろんなワルノリで実現したおまけ写真です。
かなりパターンがあったんですが、撮りおさめられたのはこれだけ。残念。ていうか完全に内輪ネタだなこりゃ (笑)。

着信ランプの電気消費量は侮れない

夕方からのロケまでは久しぶりにまとまった時間ができたので、HPのまとめ記事作ってたり、ゲームしてたりで外出時に携帯を忘れたこと以外はまったくもって平和でした。
こういう日に限ってくるんだけどね、返信しなきゃいけないようなメールが。
いや、いやいやいや。しますよ。しますよ、ええ。返信しますよ、基本的には。返信しますってば。
ただね、すぐに打ったような1、2行のそっけないメールが嫌いなもんで。あの、タイトルとかね。ドコモデフォルトの「無題」とかボク無いからね、基本的には。例えどうしても”無題”ってタイトルにしたいときでも、わざわざ「Untitled」って打ち込む勢いですよ。
とはいえ、いつもは翌日とかにしれっと「返信遅れました」なんてタイトルで送ってる怠け者なボクなんですが、こういう忘れてしまったような日は帰ってきてからのレスポンスがやけに早いです。
しかし、打ちづらいんすよ、メールが。今使ってるドコモの「SO902i」も、発売してすぐに買ったので来年の3月で丸2年の付き合いになります。
そろそろ新しいのが・・・ていうかよく考えたら今の携帯にはこれといった不満点はないんですけど。
ただメールを打ち込めるキーボードが欲しいっていうね。PCで慣れちゃってるんで長文作成なんてやってられません。それでも新しい物好きなんで新携帯になったらそこそこレスポンス早くなると思います。
いっそのことQWERTY配列のスマートフォン買おうかしら、なんて思ってます。
もうソニー・エリクソンはドコモに積極的じゃないしなぁ。
ちなみにちょいと調べたら、携帯電話用の折りたたみキーボード出てました。いろいろと。
ただ、ほとんどがau携帯対応で、ドコモ携帯ではBluetoothが使えるSHの最新機種くらい。ああくそう。
端子が無いもんなぁ。

Wii『428 ~封鎖された渋谷で~』の体験版モニターに当選しました

SEGA
家に帰ってみるとセガから郵便が届いてました。
やや、なんじゃこれ? なんか頼んでたっけか??
と思いながら中身を開けてみると・・・

こんなんでました
Wiiのゲーム『428 ~封鎖された渋谷で~』の体験版モニターに当選してました。
あーあ! そういえば暇つぶしにブロガー限定の体験版モニター募集に応募してたわ。
今回は追加募集ということで50名限定だったんですが見事当たったようです。
わーい。昨日発売の『街へこうよどうぶつの森』 (Wii)と『クロノ・トリガー』 (DS)を買ったばかりだけどわーい。奇しくもゲーム三昧だーい。へいへーい。
なので、ちょっとの間バナーも貼らせてもらいまーす (サイドバー)。一応規約なので。

体験版には非売品の文字
『428 ~封鎖された渋谷で~』はWiiで発売するチュンソフトの新作サウンドノベルで、かつてセガサターンで発売した最高傑作のサウンドノベルと呼び声の高い『街 ~運命の交差点~』の続編的な実写サウンドノベル。
公式サイト
セガ・チュンソフトプロジェクト | 428 ~封鎖された渋谷で~
http://chun.sega.jp/428/
同じ時間軸で動く数々の主人公をいろいろな視点から体験できるサウンドノベル。
発売日は12月4日。
それまでにレビュー載せないと、ダメだよなぁ・・・。

なるべく30分以内に服用してください

薬ってのは、
ここぞっていうときに飲むから
バシッと効果を得られるんだよ。
だから
あれこれと
しょっちゅう飲んでる奴には
あまり効き目がない。
遅刻の言い訳のようにね。
車両点検で遅延とか。完全に自爆じゃないすか!!