[風-ふう-2] 千秋楽

by axe | 2007年10月21日(日) 23:33

Wキャストでの公演なので本日は両組とも千秋楽を迎えます。そういった意味でも昼夜の回はどちらにおいてもとてもいい緊張感。役者はどちらの回にもありったけのモノをつぎ込めます。
「泣いても笑っても最後」とはよく言いますが、どうせ終わるなら笑って終わりたい!! しかし、お客さんは泣かせたい!!!
これでもか!!! と、言うほどにっ。
[颶組] マチネ 12:30 [183名]
どうしても最期は特別な感情になりがちです。正真正銘三木三郎を演じるのはこれが最後ですもの。一言一言を大切に・・・とはよく言ったものだが今回の三木三郎については、特に”一挙手一投足”を舞台に置いてきました。現在ボクのできうる最高のモノというのが理想。
しかし、どんな形でもそこで生まれたのがボクの三木であって、それを判断するのは観に来てくれたお客様です。どう見えたのかはボクが2ヶ月付き合ってきた三木とはまったく違うかもしれません。だけどそれが劇団ZAPPA『風-ふう-2 (颶組)』の三木三郎として生き残るわけです。
カーテンコール後、キャスト紹介の口上にびびる。
[颪組] ソワレ 17:00 [164名]
最後の『風-ふう-2』。
テンションもテンポも非常に良かったかと。最後の桜のシーンでは裏でぐっと来るものを必死で堪えてたり、チョット大変でした。舞台終盤の殺陣で、総司に叫びながらかかっていく重要な役があるんですが、とても気持ちが入りました。
特別カーテンコールの瓦版は相変わらず圧巻でした。
最上段だけがちょっと高い
千秋楽の公演が終わるとすぐにバラシです。今まで駆け回った出ハケや舞台セット、大仕掛けが次々と分解され・・・というかぶっ壊されていきます。
その豪快なバラシっぷりには、やはりなんとも言えないモノを感じます。が、それでも22時までには劇場を完全撤収して打ち上げにいかなくてはいけないのですよ。
ボクはいつもそうなんですが、バラシは徹底的に動き回ってなにかを吹っ切るようにバラシます。
けれどもこの体は本当に正直で、10日間以上も毎日二刀流を振り回しつつ、ものすごい殺陣をこなしていた負担が一気にのしかかってきて、バラシ中何度もよく分からないテンションになってました。
舞台がキレイさっぱり片付くと、やっぱり変な感じ。どっかでホッとしてるんだけど、何かが抜けてしまったような感覚に陥ります。
多少そんな気持ちを引きずったまま、ボクは舞台に深く一礼して打ち上げに向かいました。
「ああ、打ち上げは楽しいなぁ~。馬鹿だなーオレ」と思いながら、さっきまで本気で大声出して刀振り回してたんだとふと思い出し、アンケートを眺めたりや氷で薄くなったウーロンハイを口に含みながらボーっと意識が飛ばないように打ちあがる。
いつも見づらい蓄光も、微妙に狭くて出ずらい出ハケ口も、高さが足らなくてかがまないと頭をぶつける舞台後ろの階段も、もうここにはない。
こんなときのビールはいつもよりもよりやけにおいしく感じる。


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