任天堂、新作ゲームダウンロードサービス「WiiWare」発表

by axe | 2007年6月28日(木) 15:58

■ 任天堂、「WiiWare」発表–独立系デベロッパー向けWii用ゲーム開発サービス
 任天堂は、独立系デベロッパー向けのWii用ソフトウェア開発サービス「WiiWare」を発表した。WiiWareを使えば、規模の小さいゲームベンダーでもダウンロードゲームを制作し、任天堂の「Wii Shop Channel」経由で配信や販売を行うことが可能になる。
http://review.japan.zdnet.com/news/c20351742.html

おおこれは・・・。どういうことかっていうと、規模の小さいメーカーなどがゲーム開発に大金を投じて発売せずとも、Wiiのダウンロード機能を用いてシンプルなゲームや挑戦的な新作ゲームを開発、販売できるということ。
Wiiには現在「バーチャルコンソール」というサービスがあり、これは旧作のファミコンやスーパーファミコン、メガドライブなどの名作ゲームをダウンロードしてWiiでプレイできるというものだ。今回重要なのは”オリジナル”の新作が開発されダウンロード販売できるという点で、Wii専用のゲームが気軽にできるということである。
このサービスによるメリットは多々あり、一つ目は新しいシステムを用いた革新的な内容のゲームや実験的なゲーム開発が容易にできる環境。開発費がパッケージ販売に比べて遥かに抑えられるので、ライトゲームでも簡単に発売できてしまう。
これによって、今まで手が出せなかった実験的な企画も通るので。ファミコンのようなシステムの秀逸なゲームも十分新作として発売できてしまう懐の深さを持っています。
さすがに通常の店頭パッケージ販売で1,000円以下のソフトはメーカー的にも元が取れないので、作るのであれば時間と人を使い、豪華な内容にして”売れる”ソフトを作ろうとします。しかし、そうなるとどうしても価格が上がってしまいます (4,000~7,000円)。
一方、ダウンロードコンテンツとして販売すれば現在だと商品として発売できないような非常にシンプルな作りでも、400円くらい (希望)の価格設定で発売でき、ユーザーも気軽に購入することができる。
損益分岐点を低く設定できるのでリスクを恐れることなく開発できるということだ。リスクを減らせると言うのはクリエイティブな業界にとって強い。
もう一つは開発環境の自由度が高いということ。敷居が低いので、どんどん新しいことに挑戦できる。膨大なリスクを負って最新のゲーム開発をするのは、もはや体力のある企業じゃないと成り立たなくなってしまった (PS3などは1本のゲーム開発に数億かかる)。この「WiiWare」がどれほどの範囲で開放されるのかは分からないが、できればいっそのことオープンソースにしてどんどん個人レベルでも参入させればいい。がんがんクレイジーなソフトができるぞ。ドット絵とかでも面白いものは面白い。
ファミコン時代のように気軽に開発できる環境は、いまのDSのように何が出てくるか分からない楽しさがあるので、Wiiでまだ見ぬものすごいアイデアのソフトが出てくるかもしれないと思うとわくわくしてしまう。
実はこういったシステムはPS3やXbox 360でも実際に始まっていて、Xboxについては泣かず飛ばずの国内と違いアメリカではダウンロード販売はすでに市民権を獲得し、インフラが整いつつある。これに対し、任天堂はどういったアプローチで差別化を図るのかが見ものだ。
間違ってもPS3のように”超美麗な表現の水に浮かんでいるアヒルさんを操作していくだけのゲーム”で、800円だなんて法外な値段をふっかけないでほしい。

『ぽちゃぽちゃあひるちゃん』 (SCE)

や。ところで「WiiWare」はなんて読むんだい?? “うぃーうぇあー”? “うぃーうぁー”・・・?
あーそんなことより、早くバーチャルコンソールで『スーパーストリートファイターII』出ないかしら (「ストIIターボ」でも可)。


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