ピクサー、『レミー』後の次回作3作連続発表

by axe | 2007年6月15日(金) 10:55

■ ピクサー・アニメーションの今後3作品の全容が明らかに!
 現在発売中の米タイム誌最新号が、間もなく「レミーのおいしいレストラン」(7月28日日本公開)を世に放つピクサー・アニメーション・スタジオの今後3年間のラインナップを明らかにした。
 第1作目は「WALLE/ウォーリー」(08年7月27日全米公開)。チャールズ・チャップリン監督・主演の古典的名作「街の灯」(1931)を西暦2700年の地球に舞台を移したリメイク版で、毎日ゴミ処理に明け暮れる小さなロボット“ウォーリー”が、女性ロボットのイブと出会い、自分の使命を見つけるまでの悲恋を描く。「スター・ウォーズ」の音響デザイナーで、R2-D2の声を生み出したベン・バートがウォーリーの声を手掛ける。脚本・監督は「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン。
 第2作目は「アップ(原題)」(09年6月12日全米公開)。70歳の老人の“成長物語”で、若い森林警備員の女性を相棒に、怪物や悪者を退治する地球を股にかけた大冒険を描く。監督は「モンスターズ・インク」のピート・ドクターとボブ・ピーターセン。
 第3作目は「トイ・ストーリー3」(10年夏全米公開)。ご存じ、ウッディ(トム・ハンクス)とバズ・ライトイヤー(ティム・アレン)の大冒険を描く。「トイ・ストーリー2」「ファインディング・ニモ」の共同監督だったリー・アンクリッチが監督を務め、脚本執筆に入る段階らしい。

喋らないけど、ヒトの言葉は分かるらしい
『レミーのおいしいレストラン』で注目されるピクサーの今後の作品予定が一気に発表されました。今までだとピクサーはあまり先のことは話したがらなかったんですが (『トイ・ストーリー3』は除く)、これもディズニーとの完全提携の恩恵でしょう。クリエイター層が非常に厚く、開発力のある人材が多い証明です。何本もの開発ラインを同時に展開できるのはディズニーのバックアップの賜物でしょう。さらには評価の芳しくなかった『カーズ』では、アカデミー賞を『ハッピーフィート』に譲るという失態を演じたピクサーの意気込みを感じます。

ネズミの次はロボットが主人公ということです。ピクサーは毎回作品上のどこかにに次回作のキャラクターを登場させていると聞いていましたが、今回はどうなんでしょう??
個人的には次々回作の70歳の老人の物語が楽しみ。『トイストーリー3』は・・・大もめにもめてようやく執筆開始ですか。一時はピクサー抜きで最新作の計画まであったという難産作品 (実際、ストーリも決まり動く段階まで製作していた幻の作品)。中途半端な作品よりもじっくり時間をかけて作り上げてほしいものです。
ちなみに、歴代のピクサー主人公は
人形 – トイ・ストーリー (1995年)
– バグズ・ライフ (1998年)
人形 – トイ・ストーリー2 (1999年)
怪物 – モンスターズ・インク (2001年)
– ファインディング・ニモ (2003年)
ヒーロー – Mr.インクレディブル (2004年)
– カーズ (2006年)
ネズミ – レミーのおいしいレストラン (2007年)
意外とCGアニメの定番ともいえる動物主人公は『レミー』が初でした。しかも今回はヒトが主要キャラクターとして絡みます。この異文化交流も、実は初ではなかろうか (カーズはあくまで車の世界。登場人物も運転もすべて”車”がやっている)。
公開間近の『レミーのおいしいレストラン』は、『Mr.インクレディブル』でアカデミー賞を受賞したブラッド・バード監督による渾身の作品。ディズニーと合併 (仲直り)してから初の作品 (『カーズ』はディズニー最後のピクサー作品といわれていた)。しかも主人公は”ネズミ”!! 耳は丸くないけど”ネズミ”!! 犬とか飼ってないけど”ネズミ”!!! 否が応でも注目度が高まります。前評判は上々なようで、7月28日の公開が楽しみですね。

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