月別 アーカイブ: 2月 2007

ブレイブ・ストーリー

画はキレイ
邦題:ブレイブ・ストーリー
原題:BRAVE STORY
監督:千明孝一
原作:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー (上・下)』 (角川書店)
声の出演:松たか子、大泉洋、常盤貴子、ウエンツ瑛士、今井美樹、田中好子
データ:2006年/日本/116分 [ワーナーブラザーズ]
鑑賞方法:レンタルDVD
評価:★★☆☆☆
ストーリー
 どこにでもいる平凡な小学5年生のワタルは、父親の家出と母親の自殺未遂を機に不幸のどん底に突き落とされてしまう。あまりにもつらい自分の運命を変えたい気持ちに駆られたワタルは、転校生のミツルに教えてもらった“運命を変える扉”を開け、ありとあらゆる冒険が待つ幻界へ飛び込むが・・・・・。 (シネマトゥデイ)
インプレッション
原作がSF小説の映画化ですか。なんというか、ターゲットがいまいちピンとこない映画です。子供に訴えかけたいのか大人へ向けたエンターテインメント大作なのか。プロモーションは「フジテレビ&ワーナーブラザーずのタッグ!」などと完全に大人向けのふれこみなのに、内容は勧善懲悪というか要するに「他人が迷惑することはいけないよ、運命は自分で切り開こう」という道徳の授業のような展開で終始。最後もそのまま貫き通し、開始30分で結末が読めるストーリーには恐れ入る。やりたいことが多すぎて、完全に原作の世界観を描き切れていない感がそこかしこに。
しかし、子供へ向けた作品としてはなかなかどうして、キャラクターは某ポッケトのモンスターのようにかわいいし、剣と魔法の世界で選ばれし”勇者”という設定は、某Ⅷまで続く竜探索の国民的RPGのような導入であり、多種多様な民族が暮らす世界観はまるで某最後のファンタジー。まぁ要するにいいとこ取り詰め合わせパックな映画である。その一つ一つのクオリティは決して悪くなくとても高いのだが、どうも焦点があいまいになる。詰め込みすぎてきれいにまとまってしまった、どこにも角がない、お手本のような作品だ。お子さんには是非。
ただし注意し置くべき点は、この主人公の少年の現実世界ではどこまでも過酷な現実(リアル)が突きつけられる。ある日突然父親が別の女と出て行き離婚し、母が倒れる→「こんな運命を変えるんだ」→不思議な世界へ→現実逃避。ネットゲームにハマる引きこもりの構図とまったく類似している。目的がそこかよ!! とあまりに短絡的な主人公の考え方に感情移入できるわけもなく、あっけに取られながらつっこみを入れる間もなくストーリーがどうどうと展開していく。まったく優雅な世界やのんびり楽しみながら旅をしている主人公を見ると少し不気味な印象さえ受ける。
まとめとしては、詰め込みすぎたビックリ箱があまりにうまくまとまりすぎてしまい、別に目新しいものでもないので結果として何の驚きもないという「可もなく不可もなく」状態。個人的には松たか子と大泉洋が意外すぎるほどマッチしていてビックリ。これが一番のサプライズでした。

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第79回アカデミー賞結果発表

アカデミー賞の結果が発表されました。各賞の受賞作品と予想を照らし合わせて見ていこう。例によって長いですが。
第79回アカデミー賞受賞結果 ([]内は予想結果)
作品賞
『ディパーテッド』
[×] スコセッシさん!! 6度目のノミネートで見事受賞です。自分の気の進まなかった作品でついに受賞!! どこまでもアカデミー賞に翻弄される方ですね。
監督賞
マーティン・スコセッシ (『ディパーテッド』)
[×] W受賞ですね。受賞理由の主なものはハリウッドらしい作品、さらに興行的にも成功したということらしいです。
主演男優賞
フォレスト・ウィテカー (『ラストキング・オブ・スコットランド』)
[×] ちょっと意外。観てないからなんともいえませんがw。
主演女優賞
ヘレン・ミレン (『クィーン』)
[○] 手堅く来ましたね。
助演男優賞
アラン・アーキン (『リトル・ミス・サンシャイン』)
[×] おおーっとサプライーズッ!! 最有力だったウィル・スミスは結果発表のあと、アカデミー賞授賞式途中で退席、帰ってしまったそうです。
助演女優賞
ジェニファー・ハドソン (『ドリームガールズ』)
[○] ここも大方の予想通りでした。ジェニファーのおかげで作品の完成度が上がっていると言わしめた『ドリームガールズ』。
オリジナル脚本賞
『リトル・ミス・サンシャイン』
[×] こっちか~。
脚色賞
『ディパーテッド』
[×] こっちね~。
外国語映画賞
『善き人のためのソナタ』 (ドイツ)
[-] ふーん。
美術賞
『パンズ・ラビリンス』
[×] はーん。
撮影賞
『パンズ・ラビリンス』
[×] おお、まぁそんな感じなのでしょう・・・。
衣裳デザイン賞
『マリー・アントワネット』
[×] まぁ、そうなるか・・・。
編集賞
『ディパーテッド』
[×] お、個人的にはちょっとサプライズ。
メイクアップ賞
『パンズ・ラビリンス』
[-] へー。
作曲賞
『バベル』
[×] なんと!! 『バベル』唯一の受賞です。
オリジナル歌曲賞
“I Need to Wake Up” (『不都合な真実』)
[-] あれ? 『ドリームガールズ』の立場が・・・。
音響賞
『ドリームガールズ』
[○] まぁ手堅く・・・。
音響編集賞
『硫黄島からの手紙』
[-] これはびっくり。
視覚効果賞
『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
[○] でしょうね、でしょうね。
長編ドキュメンタリー映画賞
『不都合な真実』
[-] ということです。
短編ドキュメンタリー映画賞
『The Blood of Yingzhou District』
[-] らしいです。
長編アニメーション映画賞
『ハッピーフィート』
[×] おー、ピクサー無念でしょう。
短編アニメーション映画賞
『The Danish Poet』
[-] ちょっと気になります。
短編実写映画賞
『West Bank Story』
[-] へー。

ふたを開けてみれば、『ディパーテッド』の4冠と圧倒的な強さを見せ付けたスコセッシ監督のスコセッシ監督によるアカデミー賞でしたね。おめでとうございます。『バベル』は少し内容が重すぎたのかな。今年の結果”アカデミー賞の毛色”が如実に現れたといっていいでしょう。

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『(ココロのカタチ)』、Yahoo!動画で無料配信中!

(ココロのカタチ)
ボクが去年の6月にやった舞台、東京P.R.O『ココロのカタチ』が本日2月25日からYahoo!動画で無料配信されてるみたいです。
PCであれば誰でも普通に見れるようなので、気軽にクリックしちゃうといいよ。
そして、本編開始前にちょっとCMもあるので見ちゃうといい (これのおかげで無料なんです)。

ココロのカタチ [東京P.R.O]
演劇表現専門CH テアトルプラトー
http://www.t-px.com/program.php?eid=00130&up=2&program-type=3
chapter1
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00104/v00230/v0023000000000341401/
chapter2
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00104/v00230/v0023000000000341403/
chapter3
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00104/v00230/v0023000000000341405/
chapter4
http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00104/v00230/v0023000000000341407/

こんなんやってました
“SFコメディ”というジャンルで、笑って感動できる内容になっていて、編集により一度観ている人でも楽しめることうけあいです。
チャプターが4つに分けられていて約2時間の完全ノーカット版、もちろん吹き替えナシです。
結構、音とかもちゃんと撮れてて、編集でカットが切り替わったりして力が入っててびっくり。

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新聞配達は一度もベルを鳴らさない。 ~勧誘は結構鳴らすけどね~

ポスター画像
演劇プロデュースユニット セメント金魚 VOL.9
『新聞配達は一度もベルを鳴らさない。 ~勧誘は結構鳴らすけどね~』
[Cast]
にしやうち良、伊藤俊彦、齋賀正和、田中允貴、たむらもとこ、森下友香、天現寺竜、玉城太嗣、宇田川さや香、山本英美、中島芙美枝、水野貴以
[Staff]
作・演出:にしやうち良
[Time table] 青字=観にいった回
02月20日(火) 19:30
02月21日(火) 19:30
02月22日(火) 14:00/19:30
02月23日(金) 19:30
02月24日(土) 14:00/19:30
02月25日(日) 13:00/17:00
 [ 上映時間:約95分 ]
[Ticket]
前売:3,200円
当日:3,500円
[Place]
アイピット目白
(JR目白駅より徒歩7分)
[劇団 公式サイト]
http://www.cemekin.com/
あらすじ
 星の都として名高い駿東星明地方にある地元一般誌「星明日日新聞」(通称・セメ新)の販売店、セメ新北井販売所、販売店の店主・信文は3年前に妻を亡くし、東京大学入学を目指し三漬中の長女・帆詩と二人暮らしである。
 時流による新聞購読者の減少は避けられず、販売所の経営は思わしくない。しかもそこで働く従業員は遅配や誤記配、不配等クレームを繰り返す面々ばかり。
 唯一彼らの憎めない人柄だけが救いであった。
 そんな中迎えたこの日は帆詩にとって三度目の東大合格発表日。販売店関係者も皆、帆詩の朗報を待ちわびている。帆詩、さんどめの正直となるのか?彼女の運命はいかに!? (公式HP)
インプレッション
とても丁寧に笑いを見せてくれるお芝居でした。
ノリだけの内容ではなく、じっくりストーリーラインを作っていく見せ方は、芝居が出来る役者がそろっているからこそなんだなぁと痛感しながら観てました。ずっと同じ場面で展開されている芝居ですが、とても観やすいし、安定して面白いといえる内容。途中、多少テンポが悪く感じた部分もあったが、安定感からくるものでしょう。
キャラクターを立てるよりも、身近でリアルな役作りで見せる作品。簡単には出来ません。力技ではなく、技術で見せているので、圧倒的なパワーこそ感じませんが、満足度の高い舞台でした。
評価:★★★★☆

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トワイライト・ログ

今年に入ってから舞台のオファーを3件もらい、2件断ってます。1件は保留ね。
こんなボクの芝居をみて是非、ということ。ありがとうございます。人数合わせではなく名前で呼ばれるということは役者として大変嬉しいです。
去年はいろんな舞台に立たせてもらい、言うなれば挑戦の1年でした。どんな舞台、どんな役でも飛び込んで行く感じ。それはもう、若手の芸人のようにね、突っ走ってました。
現状、次回出演予定の舞台は、自身の動き出しが極めて曖昧だ。もちろん参加決定までいろいろなハードルがあって、正式に答えられなかった自分のせいなんだけど、もっと大事な部分から参加したかったというのが本音。いや、欲が出ていると言った方が正しいのか・・・。うーん悔しい。
そんなこと言っても、いざ本番が近づいてくれば、みんなにバンバン宣伝して、毎日が楽しくてテンション上がりっぱなしで、場当たりでわくわくしながら、出ハケの位置を確認して、のどの調子を整えながら公演が終わるごとにたまらない充実感でいっぱいになり達成感と共に寂しさを感じながら終わって行くんだろうきっと。
まぁ、スタンスがはっきりしていないんだよな、今。なんとも曖昧。
しかし、一度決めたのなら動くのは当たり前として、そこに伴うモチベーションをその場(稽古場)の楽しみに任せているだけ、という事実が稽古後のボクをアンニュイにさせる最もたる原因。声にもならず、ただうーん、うーんとうなってるだけ。
作品、団体、共演者は最高。参加できることに喜びも感じる。だけど、役者として浮かれているだけでは駄目なんだよ、と。最後に観て判断するのはお客さんだからなぁ。
それだけのモノを残せるために、今は、なんともアンニュイ。

待ってろ!!

2次災害
待ってろ!!
わー!! ちょっ、待ってろ! 今先生呼んでくっから!!
なんかさわったら勝手に倒れてきて・・・って言って呼んでくっから!
(いやまて、それはダメだ! この位置関係では2階で女子が着替えているのを覗こうとしていたのがバレバレだ!! ここはあくまで、あくまで自然に切り出して、いかにも倒れてた・・・的な、そう! 今まさに通りすがりのボクの目の前に倒れてきた的なストーリーを先生に伝えてこの場をしのごう。いやでもそのためには真犯人が必要!!)
ちょ山田、すぐ行くからお前それ押さえてて!! 残りが倒れないように押さえてて!!!
バッ・・! 笑ってる場合じゃねーから!! オレがワイシャツにハーフパンツなんてどうでもいーことだから!! 着替えが間に合わなかったっていうか、この方が楽じゃん? みたいな。わーそんなことどうでもいいわマジで!!
とととにかく! 先生呼んでくっから!!
サンダルで走ってくっから!!

時速100キロで歩くような速さで

電車に乗っている間、心地いい雑音の中でただひたすら2インチほどの画面を食い入るように見ている人を眺めていると、自分の方の画面が相当小さく感じてくる。そんなとき、ボクの視点はだんだんとぼやけていき、たいてい定まってはいない。
流れる外の風景が背景になっていくように、焦点を合わせようともせずだんだん別なナニカに見えてきて、閉ざされた移動する四角い空間とともに意識を運ぶ40分。
ガコン。
電車を降りて、自転車の鍵を探しながら、たまに飲むブラックコーヒーで気持ちを切り替えて。
吐き出す白い息は近くで見ても、依然としてぼやけて見える。もう一度息を吐き出し、ダウンのチャックを上まで閉めて、空き缶入れを探しながら焦点を合わせる。

大人のラッシュ講座

移動時間に他人と縄張りを牽制しあって、乗り換えの距離を競争をするよりも、もっと大切なことがあるだろう!
これは、自分との戦いだ!!
足を使え! 定期はすぐ出せ! 自動改札の流れを止めるな! 停車駅の流れにのって後ろから降りてきたら速やかに降りろ! スペース (角)ができたら走りこめ! バッグを抱えろ! 携帯の着信音で周りをやきもきさせるな! でっかいヘッドホンでアニソンを垂れ流すな! つり革は両手で! ハートマークだらけのメールが丸見えでも気にするな! 中吊り広告は現代の芸術だ! ヒトを追い抜くときは小走りで! 電波を待ってる時はキョロキョロするな!
隣のニンテンドーDSの画面がめっちゃ気になる。

To be, or not to be…

やるべきか、やらないべきか・・・。
それが問題・・・、じゃないんだよな、今の状況は。
もっとも大切なのは、やることによる”意味”と方向性を明確にすること。
つまり目的か。
それはモチベーション維持には必要不可欠。
それが問題です。
「To be, or not to be: that is the question.」 (シェイクスピア 『ハムレット』)

携帯からはまったく気づきませんが

Movable Typeのバージョンを最新の3.34へ。いやいやいや、ようやくアップデートできました。
ちょうどいいのでサイトデザインもリニューアル。デフォルトベースでいじくってます。まだちょこちょこいじってますが、サイトデザインするたびによみがえるスタイルシートとの格闘の記憶・・・。ああ、そうだったそうだった。こんなんやってたわー、自由度たけぇなー。以前と同じ思いをしながら悩むこと小一時間。進歩したのは異常なまでのバックアップの用心さ。
新しい変化をむかえ入れるのが怖くて、保守的になるあまり頭でっかちにはなりたくないものです。
とにかくまだデザインが決まってないのでコンテンツががっつり抜けてます。カウンタもひとまず携帯サイトのみの表示。これから自分色に染めていきますか。
新しいバージョンでの一番の注目は、タグがつかえるようになったこと。カテゴリ分類に似たような感覚でエントリーを管理できるわけだ。いや、こういう管理法がこれからのディファクトスタンダードになるんだよ絶対、と思いつつこの機能が使いたいがために「vista」にしようとしているボク。タグの概念はWindowsのフォルダー管理に次ぐ次世代のファイル管理法だと思う。
何より、画像管理に使いたいのよ。
というわけで、テストもかねてペタペタと貼り付けてみよう、さぁレッツ・タグフィールド。