[(ココロのカタチ)] 楽日

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楽日ともなるとお客さんの入りが多いので、混雑が予想されるが、今回は思っていたよりも集中しないでうまくばらけたような感じである。そのほうが役者としても助かる。ごっそりお客さんがいなくいと動揺が隠せなくなってまう。良くない事だけどいないよりはいたほうがずっと良い。そのために芝居してるんだから。
マチネ (13:00~) [名]
昨日よりも完成度を上げようといつも考えているんですが、この回もまた然り。むしろ前回の色んな歯車を組み立てなおそうと静かに燃えてました。同じ舞台なのに本番に臨む気持ちはいつも違う。良いか悪いかは別としても舞台に出て役に入ってしまえばそんなの吹っ飛んでしまった。だから本番直前まであがき、もがくんだ。だから考えるのはいつも終わってから。
観に来てくれたお客さんの反応が非常に良い時はちょっとびびる。調子に乗ってリズムが変わってしまわないか怖いのだ。だから平常心で受け答えてるが、ホントはめちゃくちゃ嬉しいです。いやホント、マジで。ありがとうございます。
ソワレ (18:00~) [名]
最後の最後。千秋楽です。公演前は皆静かにストレッチをしながら最後の確認をしている。Yahoo!動画やWOWWOWのTVカメラの撮影があるので客席がややつぶれる。カメラが入っても今までどおり演じるだけなので、みんなの中に特別な緊張感は無いようだ。
開演。珍しいくらい何もトラブルが無く、特にラストのところですべての感情が今までで一番つながったと思います。”超自然治癒力”祈りながら舞台の終わりを見守る自分の役は、正直最後の台詞を聞きたくなかった。そのくらいこのままこの空間で感情を共有していたかったです。大楽独特の役者の空回りもなかったので完成度は文句無く、いままでで一番のところに持っていけたと思いました。防御反応の中では、タケルにやっと押されたと感じた回でもあります。
スタンド・バイ・カントリーロード
公演終了後一気にバラシです。みるみる舞台が消えていきます。少し寂しさを感じながら、その感情を吹き飛ばすようにバラシを進めていく。不思議と打ち上げまでは芝居の話はまったくしなかった。
怒涛のバラシのあと、雨の中、中野駅に移動して打ち上げ。いろんなことを話したり反省したり、朝の5時までお酒を飲みながらしゃべっていたら、公演中に守り抜いたのどは完全に枯れてました。”防御反応”卒業。いや、いかんいかん。次の公演のために早急に治さなくては、と用意されている次の一歩の置き場所にありがたさを感じながら、この東京P.R.Oという劇団に自分の足跡を残せたかどうかを見極める。
始発の電車で家路に着くが、地元の駅を1駅寝過ごしてしまった。売店で缶コーヒーを買い、反対ホームで次の電車を待つ。どうにかここまでこれました。

(ココロのカタチ)舞台
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