そこんことは恥ずかしい

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昨日、電車で移動中に友人に言われて気づいた。公演まであと3週間なんだね。言葉にしてみるとびっくりするくらい早い期間に、自分で驚いた。「何だ、まだ思ったより余裕あるね」、友人がそう言っていたのが印象的だ。もっと切羽詰っているのかと思ってたのだろうか。今の僕はそんな感じに見えるのだろう。
事務所のレッスンのあとに自主稽古。新宿に向かう。稽古場がないので公園で練習だ。外でやるにはいい季節になってきた、と思ったら風が強く昼間調子に乗って半そで1枚で出てきた僕には少々堪える。
そろったからには気合でやらなきゃ。演出家がいないのでいつもと違うことができるのはいいことだろうけど、気が抜けているのも事実。「”ツッコミ”は”突っ込み”なんだよ」レッスンで先生に言われた言葉どおり、タイミングなのか気合なのか、何かが足りなくてしっくりこない。突っ込んでないのか。本を読むんじゃなくて空気なんだろうなこういうのは。きわめて伝えにくい。でもそれしかないのだ。やってて気持ち悪い”空気”だけが夜の公園に漂う。
今回はまったく面識がなかった劇団での客演なので、周りは他人だらけ。役者の人とは少しずつ距離を縮めていく。人付き合いは得意だと人からよく言われるが、そうでもない。多分人見知りだ。それを見せないだけで。人と付き合うのはお互いにさらけ出していかないと。この劇団はその部分があっという間に埋まる。みんなまじめでアツイ。同じものを作る仲間だから自然に動けるんだと思う。手を抜くのは失礼だから全力で主張しよう。そう思える劇団だ。
今日はそんな劇団の一人と一緒に帰る機会があった。今回の主人公の一人である。
年は僕より下。でもよく考えている。劇団内ではムードメーカーなので、本人もそれを良くわかっており期待通りに動いてくれるノリのいいやつ。でも、勢いだけの人間じゃないのは少し話していればすぐわかる。なんだか同じものを感じる彼に、僕はとても親近感が沸く。きっと向こうもそう感じているんだろう。
おそらく彼は、感受性が恐ろしく高い。そんな人間を容易にほめたり自分の気持ちを単純な言葉に表すのは、相手に対してなんとも陳腐で失礼な気がする。言葉にしなくてもわかるだろうから。だから言えなかった自分の感情をここに書いておく。
なんともつかみ所がないがおもしろい、なんだか刺激し合えると感じる奴だなぁと。
感覚が似てんのかな?(失礼な話かもしれないが勝手にそう思う)

(ココロのカタチ)舞台
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